UNISON SQUARE GARDEN 鈴木貴雄の現在の機材を見てみる Part1
私の愛してやまないロックバンド、UNISON SQUARE GARDENのドラム・コーラスを担当している鈴木貴雄氏の現在(2023年3月)のドラムセットや周辺機材についてできる限りまとめてみます!(語り多め
※最新の機材情報はこちらの記事で!
https://note.com/ryo48972864/n/n8347baf9c146
ドラムセット
DW Collector's Series Maple (Natural to Regal Blue Fade)
4thアルバム頃からライブのメインキットとして活躍するDW コレクターズ・メイプル。
ピッチはバスドラムがC、タムがE、フロアタムがF# にチューニングしているそうです。
打面ヘッドにはDW/レモのコーテッドクリアを使用していて、クロスをクリップで留めてミュートしています。(あのイカしたクリップはどこに売ってるのか教えてくれ!)
そして何より注目したいのは、ダブルタムスタンドを用いて12“タムをフロアの位置にセットしている点です。
鈴木氏曰くお客さんに視覚でも音を楽しんでもらいたい、ということでTOUR 2015-2016「プログラムcontinued」まではスネアの前にスネアと同じ高さでタムを置いていましたが、それの究極系がこのスタイルです。
最高です。かっこいいです。
この並びでないと叩けないフレーズやニュアンスもあって唯一無二な感じがたまんねえです。
スネア
DW スネアドラム Collector’s Metal Snares BELL BRASS 14”x4”
「Bee-side Sea-side U-side」から使用しているこの浅胴のブラススネアは、以前使用していたGOSTRAY EVO メイプル 14"×6.5"と比べて、硬くてクリーンでドライなサウンドに聴こえます。
鈴木氏がこのスネアを使用し始めてから、
各楽器の音域の干渉からくる荒さみたいなのが、極端に減った気がします。
個人的にはあの荒さが好きだったりするんですけどね。
また個人的な意見なんですけど、スナッピーのスイッチは、よくあるレバー型のやつじゃなくて、このDW特有の上下にカチャカチャやるやつの方が好きです。(本当にどうでもいい情報)
ハイハットシンバル
MEINL Byzance Traditional Medium HIHATS 14"
スネアや他のシンバルに比べてハイハットはまだ色々試されている感じで結構コロコロ変わっています。
このマイネルのハイハットも以前使用していた時期があって、それからいくつか鞍替えして、2021年頃にこのハイハットに戻ってから現在まで使用を続けています。
個人的にこの軽やかでサラッとした音色は好みなので、このまま継続して使用していって欲しいですね。
マイネルのシンバルは基本的に他メーカーよりも薄くて軽くて力を目一杯込めなくても気持ちよく鳴ってくれるので、とんでもない手数のユニゾンの楽曲にもピッタリだと思います。
ペダル
DW 9002PC
2019年頃まではこれの下位機種である5000シリーズを使用していました。5000は愛用しているドラマーがとても多く、カムの形からパワーが出やすいことで有名です。
この9000という機種は私も踏んだことが何回かあるのですが5000とは全くの別物で、調整する箇所がとても多く、ちゃんと使いこなさないとパワーは出にくいし、速いのはモタつくしで宝の持ち腐れになってしまいます。(実際私もそうなりました^^)
こんな大クセペダルを使いながらある速いリズムパターンやバキッとしたパワーのあるバスを踏めている鈴木氏はやはり凄まじいですね。
そういえばパワーのあるバスといえば、Patrick Vegee ツアーの「夜が揺れている」は半端なかったですね…
あの曲は生で初めて聴いたので、あんなにライブ映えする曲だとは思っていなかったです。
原曲とは全然違った聴こえ方するじゃないですか
原曲と全然違うといえばカレイドツアーの「5分後のスターダスト」ですよ、あんなに暴れてるのになんで違和感ないんですか?
このままだと止まらなそうなのでまた今度。
次回はシンバル達の紹介になると思います^^