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HSPを卒論テーマにした大学生に聞いてみた
茨城県のHSP第一人者のりょうたです。
茨城大学人文学部の大学生で、HSPを卒論で扱った学生がいたので先日インタビュー記事を書きました。
>>【インタビュー】社会学から考えたHSPの卒業論文を作りました
全国的にもまだそこまで多くないHSPを卒論にした例。
インタビューの模様をまとめています。
(下記のYouTube動画でも解説しています)
https://youtu.be/6CPmHisb8gs?si=Mvd0q769z1UNmlO9
卒論の研究内容
インタビューがメインの研究で、
インタビューした方の感情や行動がHSPを知ったことによってどう変わったか?
HSPを知る前と知った後での自己認識がどう変わったか?
HSPに対する向き合い方
あたりを僕ふくめ数人の方にインタビューをして、まとめるという形でした。
HSPを卒論テーマにすると言ったときのゼミ・教授の反応
茨城大学の人文学部は元々HSPを専門に研究されてたわけでなく、教授もHSPを元々は知らなかったらしいです。
(ゼミ内の学生はテレビでなどで知っていた方はいたそう)
教授については『対話的自己エスノグラフィー』という手法を用いてHSPの理解をしてもらったそうです。
HSPの関連情報
ネット上にHSPの上はたくさんありますが、ほとんどは卒論などを作るにあたっては参考にするには質が低いです。
現状はHSPの研究者が運営する『Japan Sensitivity Research』経由で情報を得るのが一番ですね。
市販の書籍も同じくで、そもそもエビデンスに基づかないものや著者の主観が多すぎることが多く、論文等を作るには質が低いです。
どうしても本を使う場合は、HSPの本というよりは『心理学』の専門書の方が信用できます。
これからHSPを卒論でやりたい大学生へ
まだ研究途中で、HSPの定義が決まってないので難しさはあると思いますけど、その中で私は心理的というより社会学的にHSPにアプローチしました。
HSPはちょっと見方を変えれば、珍しい・面白い研究ができる分野です。
でも、真っ向から立ち向かうと打ちのめされるので、見方を変えたり、焦点狭めていくとやりやすいとは思います。
HSPは元来心理学の分野ですが今回の人文学部のように他の系統の学部での卒論もあるようです。
また日本での研究例もそう多くないので、見方を変えれば様々な角度からの研究が可能という点では面白そうですね。
まとめ。HSPを明らかにしていこう
HSPが日本で本格的に研究が始まったのは、2015年くらいからだそうでまだ歴史は浅いです。
加えて日本で『HSPの研究者』として活動されてる方も、数名程度とまだまだ少ないです。
これから大学院、研究職と進む方が出てくるのはもちろん、まずは大学生が卒論を通じてHSPを様々な角度から研究するのが増えると、よりHSPが解明されていくかと思います。
>>【インタビュー】社会学から考えたHSPの卒業論文を作りました
PS
実は去年もTwitter経由でHSPの卒論について相談に乗っていました。
大学生でHSPを卒論で扱う方。僕で良ければ相談に乗ります。
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