物理療法

物理療法と言うのは理学療法の一部で
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理学療法とは身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせ、及び電気療法、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

理学療法の中には、大きく分けて、運動療法と物理療法、動作訓練がある。

~~~~~~~~~~~~~~byウィキペディア

┏━━━━━━━【理学療法】━━━━━━━┓
┃                    ┃
┃ 『物理療法』『運動療法』『動作訓練』 ┃
┃                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
こんなイメージ。
#大枠から捉えないと話が理解出来ないタイプ
#物理療法はカラダを良くする手段のひとつ
#1on1もオフェンスの選択肢のひとつ
#それが分からねぇうちは
#おめーに負ける気がしねぇ

で、自分が柔道整復師の資格取ったばかりの頃、
物療を全くと言って良い程勉強してなくて
「物療なんて徒手や運動療法やるまでの時間稼ぎでしょ?」程度にしか思っていませんでした。
#ごめんなさい

ただこれが本当に本当に勿体なくて
冷凍食品を電子レンジ(物療)使わずに人肌(徒手)で温めるくらいの差が出ちゃうんです😱

だからちゃんと勉強して、ちゃんと理解すれば治療効果は爆上げだし、患者さんも早く治る。
本当良いことしかないんです(^^)

あ、でもちゃんと診断学学んで理解した上で症状判断しないと治らないよ(・∀・)
魔法じゃないんで…



それでは本題に入ります💡

まず細かく物理療法をみていくと

結構たくさん種類があって

牽引、按摩マッサージ指圧、電気、水、温熱、温泉、寒冷、光線、衝撃波などなど…


うちの院では上記のうち『電気』『温熱』『衝撃波』を3大エネルギーとして崇め奉り取り扱っています
┏━━━━━━━【物理療法】━━━━━━━┓
┃                    ┃
┃  『電気(低周波刺激)』『温熱』『衝撃波』   ┃
┃                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
これ。

牽引だったり(効果が疑問視されてる)
光線だったり(整骨院で扱えるレザーなんて…)
は扱ったことがないので、、、
全く分かりません😣
詳しい方解説お願いします



三大エネルギーその1『電気』について



『電気』の中にも大きく2つあって
①治療的電気刺激療法(TES)

②機能的電気刺激療法(FES)

こんな感じのイメージ。。

まずは①の治療的電気刺激療法(TES)について。

TESの種類(多ッ💧)
・EMS
・TENS
・HV
・IF
・MCR
・Biofeedback
等々

色々とあるわけなんですが、
今回はなんと3つの基本設定を覚えるだけで、TESの全てが網羅出来ちゃいます!!
#周波数の話

まずTESで出来ることをおさらいします
代表的なのは下記の3つの効果


a.鎮痛効果

b.機能改善・向上効果

c.組織修復効果


 

これらをそれぞれの目的に合わせてエネルギーを選択することで最良の効果を引き出せるんですね~



で、
その大事な大事なエネルギーのこと
を、ちゃんと理解してもらわないとなので
(ここ踏ん張りどこです!)
エネルギー

神経線維に反応を起こす刺激条件
を、覚えてください。
(たった4つです!)

Ⅰ パルス幅(μsec マイクロセック)
Ⅱ 周波数(Hz ヘルツ)
Ⅲ 強度
Ⅳ 波形



なんか面倒臭そうなフレーズが出てきましたが
騙されたと思って続きを読んでください。。
超絶分かりやすく例えてましたので!

まず


パルス幅


はシッペのイメージで
例えば10μsは指1本でシッペされる感じ。
50μsは指5本でシッペされる感じ。
急性期の炎症ガンガン出てる時に50μsでやったら炎症助長してるの分かります?
まさに火に油です。
だから急性期の強い痛みには10とか20μsを使います。


周波数

は1秒間に何回シッペをするか、です。
1Hzは1秒間に1回シッペ
2Hzは1秒間に2回シッペ
100Hzは1秒間に100回シッペ
イメージ出来ました?

と、もう1つ
周波数は
・1,000Hz以下を[低周波]
・1,001~10,000Hz以下を[中周波]
・10,001以上を[高周波]
って呼んで分類します。

ここで重要なのは
人の神経が反応するのは低周波領域だけ!
ってことです。

で、この周波数を3種類マスターするだけでこの電流についての基本はもうOKなんです🆗✌️


強度

は強度の法則=アルント・シュルツの法則
ってのがあって





この図が全て。


弱刺激(MCR) → 生理的作用を起こす
ーーーーーーー【感覚閾値】ーーーーーーー
中刺激(TENS/IF/HV) → 生理的作用を促進
 ーーーーーーー【反応閾値】ーーーーーーー
強刺激(EMS) → 生理的作用を抑制
 ーーー【最強刺激(生理的作用を停止)】ーーー

これは電気当てる時に
【どのくらいの強さが良いの?】
とか聞かれたら
弱刺激→ピリピリしないくらいで~感じなくても電気入ってるよ~

中刺激→筋肉がピクピク動くくらいで~

強刺激→我慢できる限界まで~

って分かりやすく言えたら
程度に思ってます。



波形
は…
ごめんなさい。良く分かりません…


さて話は3つの効果に戻ります。

まずは、




a.鎮痛効果


これには
一次痛(急性の強い痛み)と
二次痛(慢性の鈍い痛み)の
二種類があって、それぞれ狙う神経線維が違うため、使う周波数が異なります。

 

一次痛には
100~200Hzで、パルス幅は10~20μs
刺激時間は5分以内で十分で、
刺激強度は筋肉がピクピクするかしないかくらいがベスト
1本指でのシッペを1秒間に100~200回するってことになります。
そうすると、交感神経が興奮します🎵
て、ことは毛細血管を収縮させて発痛物質を来にくくするんです!
敢えて難しく言うと(極太神経線維の)Aβ線維に作用して、Aδ線維からの痛みの伝達ゲートを遮断します【ゲートコントロール】

二次痛には
1~10Hz/15~30Hzでパルス幅は50~100μs
刺激時間は10分くらい
(※20分以上通電すると内因性除痛物質なるものが出て◎✨🙆✨
&
超リラックス出来ちゃいます🍵)
刺激強度は弱めがオススメ(だって気持ち良いんだもん)
交感神経は抑制します。
→不眠症なんかの自律神経系に効きます‼
5本指のシッペを1秒間に1~10回または15~30回するってことになります。
(1~10だと叩かてる感覚で、
15~30だと揉まれてる感覚になります
※じゃいっそ1~30にしちゃえば?って思うんですが、それは🆖です🙅)
難しく言うと、
低い周波数の電流刺激はC線維からの伝達ゲートを遮断するのと、
神経の興奮を抑制して内因性除痛物質(オピオプペチンなど)を増加させて疼痛を軽減します。


 

続いて




b.機能改善・向上効果


これは筋肉を動かして動かして、動かして動かして。
ってことです。

語弊を恐れずチョー簡単に言っちゃえば『EMS』です。
つまり、筋肉を強化💪または弛めますよ~🐼ってことになります。

強化する方だと
・筋力低下の予防、神経筋の機能維持
・肥満解消、筋肉機能低下の予防
・神経筋肉強化、パフォーマンスの向上
などがあって、障害のある方や高齢の方~トップアスリートまで幅広く需要があるんです。
#筋肉スゴい

 

で!
この筋肉に対して1番良い周波数が
30Hz~80Hz‼
なんです。

ついでに言うと
30Hzは太ももとかの大きな筋肉に対するアプローチが得意で、
80Hzは腕とかの細めな筋肉が得意です。
(人にもよりますが、腹筋EMSは周波数50Hzでやってます。結構凹みます。)


以上の3つ
100~200Hz
1~10,15~30Hz
30~80Hz
が周波数の基本設定になります。
#テストに出ます


c.組織修復効果


これはMCR(マイクロカレント)

微弱電流で刺激はありません。
パルス幅もμs(マイクロセカンド)ではなくms(ミリセカンド)を用います。・・・自分でもなに言ってるか分かりませんw

細胞レベルで組織修復してくれます
創傷や急性・慢性疾患など、多岐にわたり疼痛治療に使えます
また、時間をかければかけるほど鎮痛効果が多く望めます

が、刺激がないのでやった感がないと言われるとかけた時間が無駄になる気もするので要注意かもw

ひとまずこの辺で、、
何卒。



 

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