佐藤信介監督『いぬやしき』
『GANTZ』の奥浩哉原作の同名小説を、同じく映画『GANTZ』を監督した佐藤信介が映画化した本作。原作を読んでいないので比較はできないが、単独の作品としてそこそこにまとまっていて、頭を空っぽにして見るにはいいエンタメ映画だった。
頭をからっぽとは言ったが、獅子神(佐藤健)が全てを失い、最後に残ったものすら失い、大切にすべきものがなくなったぶつけどころのない気持ちには不覚にも心が動いた。
しかし、基本的にはVFXバキバキ(このクオリティが結構高い)のエンタメ振り切り映画。特にストレスを感じずに楽しい2時間を過ごすことができた。