虚淵玄脚本『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』
「ただ愉快だという一点にのみ尽きる」
「ああそんな目で見ないでくれたまえ。嘘でも戯言でもなく、興が乗るか否かというのは私にとって何よりも重要なのだ。人生の全てと言ってもいい」
相変わらずバッキバキに尖っている凜雪鴉が楽しい同無印の続編。どうやら殤不患が鬼歿之地を通った道程に突破の難易度は下がり、いよいよ西幽から様々な狂人(褒め言葉)が現れる。
「お前は殤の為にならん!」
特に、殤不患の元相棒・浪巫謠(CV,西川貴教)がまたいい。喋る琵琶をつま弾いて感情を表現する。その琵琶がまたやかましく喋ること喋ること。さらに変形して剣にもなる「がっしゃーん!」やりたい放題だ。
「理屈じゃ説明つかねえことを俺は一体どうやって納得すりゃいいんだ」
「あんたが納得するわけないと分かっているから助太刀も頼まないし、邪魔されたって文句も言わねえんだろうよ、こいつは」
映画第2弾、3期も楽しみだ。