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ryme@妄ツイ
2024年10月18日 15:56
的野美青は、窓際の席でぼんやりと教科書を見つめていた。教科書の内容は全く頭に入ってこない。彼女の頭の中は、ただひとつのこと――いや、ただひとりの人物でいっぱいだった。小林由依。美青の憧れであり、校内でもファッションモデルとしても人気を誇る彼女だ。由依の姿はいつも完璧で、誰もが目を引かれる存在。美青は彼女のすべてに夢中になっていた。歩く姿、笑顔、そしてそのファッションセンス――どれもが美青に
2024年10月10日 17:53
この物語は「君がいる風景」の続編です。よければ先にそちらからご覧下さい。-------------------------あの冬の日、〇〇の告白を受けた小林由依の心は揺れたが、次第にその心は彼への思いで満たされ、二人は自然と恋人同士になった。二人の交際は穏やかで、互いに無理をすることなく、日常の中にゆっくりと愛を育んでいった。大学を卒業した二人は、それぞれが新しい道を歩み始めた。〇〇は
2024年10月10日 10:38
的野美青は、ずっと自分に自信が持てないまま、毎日を過ごしていた。高校の教室にいると、周りの笑顔や声がどんどん遠くに感じられ、自分だけがその輪の外にいる気がしてしまう。そんなある日、彼女の視線はふと廊下の向こうにいる一人の先輩に引き寄せられた。先輩の名前は小林由依。クラスや部活でも頼られる存在で、笑顔が誰よりも輝いていた。美青は、いつもその背中を遠くから見つめていた。「私もあんなふうになれた