模倣は「しょせん真似事」と侮るなかれ
最近ビジネスの現場でもキーワードになっている「自分らしさ」
自分らしさ・・・わかっているようでわかっていないのかもしれません。
自分らしさを見つけたいときに有効な手段として「模倣」があります。
模倣は「しょせん真似事」と侮るなかれです。
数々の著名人がこんな名言を残しているのをご存知でしょうか。
"何もまねしたくないなんて言っている人間は、何も作れない" サルバドール・ダリ
"私たちから取ってほしい。まずは盗んでみてほしいんだ。
なぜなら、結局は盗みきれないからだ。盗めるのは、私たちが与えたものだけだ。
君はそれを自分のスタイルに取り入れ、自分のスタイルを見つけていく。
誰だって最初はそうだ。そしていつか、誰かが君から盗む日が来る"フランシス・フォード・コッポラ
"商工業の世界では誰もが盗む。わたしもずいぶん盗んだものだ。肝心なのは、いかに盗むかである。"トマス・エジソン
例えば、何かに(誰かに)憧れて始めた趣味があって、憧れのもの(人)を模倣して道具を揃えて、何度も何度も練習して、技術は身に付いたのに、どうやっても同じにはならないという経験はないでしょうか。
ピカソが何度ゴッホを模倣しても、まったく同じ絵にはならないように。
(ものすごい技術はあるのに!)
模倣をすると「なぜ同じにならないんだ。この違いは何だ。」と思い知らされる。
その「違い」の中に「自分」がある。「自分」の輪郭がくっきりしてきて、オリジナルになる。
ポイントは「徹底的に」すること。ただやり方や行動を模倣するのではなく、その人が何をどう考えてそうなったのか、自分に置き換えたときにどうアレンジするのかまで徹底的に考えて模倣する。
それがつまり、コッポラ監督やエジソンが言うところの「盗む」です。
自分らしさがよくわからない...という時は、恐れずに憧れの人を真似するところから始めればいいのだと思います。
真似したいところはどんどん真似すればいい。
「真似してる」と見られることって何だか恥ずかしい気がするけれど、
大丈夫です。実はとてもクリエイティブなのです。
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