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美しすぎて

時間が止まる。

朝、珈琲を淹れようとお湯を沸かしながら「そういえば、あそこの箱に絹糸があったよなぁ」と何故か思い出して、ひっぱりだしてみた。

元々頂き物で以前はもっとあったのだが、私が持っていても活かしてあげられないからと、洋服を作っている方に譲ることにしたのだ。今あるのは少しだけでも手元にあって欲しいと感じたので残したその一部。

箱を開けて、ハッとする。

珈琲を飲みながら、ニヤニヤしながら眺める。気づけば一時間ばかり過ぎていた。     予定では絵を描く時間だったのだけれど、同じくらい楽しく満ちたりた時間を過ごした。

波動の高いものは、そこにあるだけで何かを与えてくれる。

丁寧に繰られた絹糸の艶やかな様に、自分を丁寧に扱うことを想う。

丁寧に作られたものを纏うとき、それに見合うように在りたいものです。また同時に、そうなったから「それ」がやって来るのだろうとも。

絹はね、毒を吸いとってくれる。守ってくれるのですよ。繭の中のこどもを守るように。で、同時に生き物だから自浄作用があるのです。 ヒトも同じ。ちゃんと守れるし、浄化もできる。だから、大丈夫なのです。

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