パッと思い出せる、2018年のスゴWEB記事10選
ライター・編集者でもある私、長谷川リョーが完全に独断と偏見と好みで、2019年のいま、昨年のWEB記事でパッと思い出せるくらい印象的だったコンテンツを10個選びました!
自分も一作り手であり、コンテンツ消費のフロー速度が極めて高いことに常々、刹那性を感じていますが、ここで良質すぎるコンテンツの数々を振り返り、ご共有できればと思います。
インタビューや分析記事からエッセイ、イベントレポートまで、テーマやフォーマットや媒体はバラバラですが、どれも必読の素晴らしい内容です。
1. 凡人が天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?(『週報』)
『転職の思考法』が10万部を突破し、作家としても絶好調なワンキャリア・北野さんのブログ記事。
天才は「創造性」という軸で、ものごとを評価する。対して、秀才は「再現性(≒ロジック)」、凡人は「共感性」で評価する。
より具体的にいうと、天才は「世界を良くするという意味で、創造的か」で評価をとる。一方で、凡人は「その人や考えが、共感できるか」で評価をとる。
したがって、天才と凡人は「軸」が根本的に異なる。本来であればこの「軸」に優劣はない。
だが、問題は「人数の差」である。人間の数は、凡人>>>>>>>天才である、数百万倍近い差がある。したがって、凡人がその気になれば、天才を殺すことは極めて簡単なのである。
「天才」「秀才」「凡人」を見事な言語化、新しいフレームワークで呈示し、「なるほどー!たしかにー!」が止まらない記事。
組織力学にも働くパレートの法則よろしく、さらにそれを世界の人間力学にまで掘り下げて考えると、ここまで行き着く。
いまこの記事を読み返すと、最近落合さんが自身で書かれていた、こちらのnoteにも思いを巡らしたくなる。
なお、本記事がベースとなった書籍『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』が今月17日に発売されるそうです!たのしみ。
2. バイアスを壊せば、イノベーションは一発で生まれる(『HILLS LIFE』)
予防医学研究者の石川善樹さんが聞き手となり、ビジネスデザイナーの濱口秀司さんに思考法や独自のフレームワークに至った背景を掘り下げていった、対談記事。
記事は、石川さんのこんな発言から始まります。
僕なりの解釈ですが、この400年間、考える形態はデカルトの「演繹法」、そしてベーコンの「帰納法」しかありませんでした。そこに、濱口の「ストラクチャード・ケイオス」が登場するわけですよ。これは言うならば、人類に400年ぶりに訪れた「思考のイノベーション」なわけです。
そこから、イノベーションを創造するための濱口さんの思考法が惜しげもなく、次々と披瀝されていきます。そのどれもが反直観的なのが、知的想像力をビンビンに掻き立てていくのです。
横軸は、左からC(=Concept/コンセプト)、S(=Strategy/戦略)、D(=Decision Making/意志決定)、E(=Execution/実行)。縦軸は、DoF(=Degree of Freedom/自由度)。コンセプト(C)を作る際の自由度は無限大にあり、S→D→Eと進むに従って、その値は下がっていく。
R/A(=リソースアロケーション/人材、資金、時間といったリソースの割り当て)は、戦略的自由度とトレードオフ構造になっている。
思考法系のコンテンツは大好物なので、石川さんの記事も好んで読むことが多いです。
3. 本人への取材一切せず傑作記事を仕立てる。現実を演出する文豪ゲイ・タリーズの「ニュージャーナリズムの巧み」(『HEAPS』)
NYに編集部の拠点を置く『HEAPS』はいつも、日本のメディアが見せてくれない、世界のエッジーで生かした、日常や人物を見せてくれる。(とにかく、写真もかっこいいんすよね...)
「1対1の取材はせず、ハングアウトする。一緒に散歩して、一緒にバスに乗って、歯医者に行く用事があるなら歯の治療までついて行きたい。食事に一緒に行き彼らがどうやってレストランに入ってウェイターに挨拶するのかを見てみたい。俳優ならリハーサルについて行きたい。彼らの頭の中に潜りこんで、その視点で彼らのストーリーを書く。取材は“遭遇”とも言える」
“本人への取材を一切せずにフランク・シナトラの人物像を如実に浮き彫りにした”ジャーナリストへの取材記事。
記事の構成の仕方に唸る。本人の述懐と取材の本質的な方法論、取材現場の空気感、立体的かつスタイリッシュな仕上がりに脱帽。
4. 「5億円稼いだら辞めると決めていた」カカクコムを創業し、28歳でリタイアした男の今(『新R25』)
今年は次から次へとヒット記事を量産していた印象の『新R25』からは、この記事がもっともインパクトがありました。
もちろん大人気企画『マネ凸』も毎回読むくらいにはファンですが、この記事がすごいのは、メディアでこすられまくっている(PVが取りやすい)インフルエンサーではないこと。つまり、ゼロイチにも似たオリジナリティがある。
リードを全文引用しますが、これ読んで、後続の文章読みたくない人いないですよね。内容も抜群に面白かったです。
『価格.com』や『食べログ』を運営し、13期連続増益、営業利益率は50%弱を誇る超優良企業『カカクコム』。
同社の創業者であり、『価格.com』の立ち上げ人でもある槙野光昭さんは、会社も自身も伸び盛りの28歳のときに会社を売却し、突如ビジネスの第一線から退く決断をします。
引退後はメディアに一切姿を現さず、ネットでは「悠々自適の生活を送っている」という噂も飛び交っていましたが、十数年の時を経て、槙野さんはまたビジネスの世界に戻ってきました。
その舞台は、なんと美容室。
あれから一体どんな生活を送り、なぜ起業家として復活し、美容室を始めようと思ったのか。“20代でアガった男”の人生を追体験できる超貴重なインタビューです。
5. 五体満足なのに、不自由な身体(佐々木ののか)
友人でもある文筆家の佐々木ののかちゃんの文章。
これは去年の年明け早々、脳天をぶん殴られた衝撃がありました。
気安い感想は述べずらいのですが、これまで読んだnoteのなかで一番衝撃的で、身体的で、熱を帯びた物語でした。
発狂するか気絶するかの狭間で、意識が朦朧する中、本能だけが脳の内壁を殴った。
あああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああ
脳が破裂寸前だという折、わたしの視界にサッと何かが挟み込まれた。
ほとんど何も聞こえない。身体を触れられても感覚がない。
まるで、ガラスケースの中に入っているようだった。
そういえば昨日、嘉島唯さんが『エッセイとコラムのちがい』という素晴らしいnoteで、「コラムは批評を書く人による批評未満のもの。事実やロジックの組み立てが重要。エッセイはフィクションを書く人による文学未満のもの。情報よりも追憶を誘うことが魅力」と整理されていました。
ののかちゃんの文章には作家性が横溢していて、カテゴライズすらできないような、鬼気迫るものがある。そんな彼女の文章が僕は好きだ。
6. 「お金を払えばアクセスできるところに、素晴らしい情報はあるのでしょうか」 #わたしのサブスク BRUTUS編集長 西田善太(『Owlly』)
この連載『#わたしのサブスク』が始まったのと同時に、歓喜したのをありありと覚えています。
なにを隠そう、僕もサブスク人間だからです。
こんなnoteも書きました。
この連載には経営者、編集者、アート・ディレクター、映像作家など、コンテンツには一家言ありそうな豪華な識者が登場します。
企画取材でありがちな、インタビュイーにとって喋り疲れた食傷気味なテーマが題材ではなく、あくまで一生活者としてどんなコンテンツやエンタメに触れているのかが核になるので、皆さんが嬉々として喋っているのが記事から伝わってきます。
たとえば、西田さんの回ではさらりと「若いうちは、Amazonで本を買わない方がいい」なんて言葉が出てきたり。「サブスク」の切り口から嗜好や視点、生き方が浮かび上がってくるの画期的です。
この3つがないと効率が悪いんですよ。それぞれ、そこでしか観られない作品があるでしょう。Amazonプライムでは『MR.ROBOT』。Huluでは『ウエストワールド』がそうですね。Netflixも、オリジナルドラマが面白いので観ています。『ブレイキング・バッド』も、今は他でも観られますけど、最初はHuluのみでしたし。
上記は超共感ですし、いずれも僕が大好きな作品。とりわけ、シーズン2まで含めて『ウェスト・ワールド』は出色でした。(Netflixまとめは、別途note書きます!)
また上記の記事は、僕の大先輩の編集者であるツドイの今井さんが制作されているのですが、別企画の「神保町編集交差点」も大ファンなコンテンツです。
どの記事も重厚でかつ、編集のプロフェッショナルの方々の真髄に触れることができます。
もう一個、テーマが編集にまつわるもので紹介しておきたいのがコチラ。
「こうですよね」といった問いかけに、ことごとく、「いや、それは違う」の連続。芯を食った逆説思考に、編集者としての鈴木さんの真髄がうかがい知れます。
『電ファミニコゲーマー』はゲーマーならずとも、読みふけってしまう粒揃いな良記事がたくさん。作り手としては、超長文をいかに読ませるのかの構成方法がめちゃ勉強になります。
と、コンテンツは溢れまくり、可処分時間の投下先はますます広がる一方、ひとりの人間が物理的に持っている時間は変わりない。つぎは「可処分精神」の奪い合いになる、と論を展開するSHOWROOM前田さんの議論は今年以降はより意識したいところです。
僕の見方では、この後に、可処分“精神”を奪い合う時代がやってくると考えています。ここからがポイントなのですが、アップルもグーグルもまだ、可処分"所得"や"時間"のところで止まっていて、"精神"を奪える主体にはなりえていない。GAFAの弱点は、まさにここにある。
可処分精神を奪う、とは何か。一言でいうと、「つい、そのことばかり考えてしまう」状態にするということです。より具体的にイメージするためにわかりやすい例を挙げるとすると、恋愛や宗教があります。たとえば恋愛なら、好きな人ができると、その人のことばかり考えて仕事に本腰が入らなくなったり、学校にいても授業が頭に入らなくなってしまったりします。好きな人に可処分精神を奪われているのです。宗教もよく似ています。教義が行動原理として身体に染み込んでいるので、いつ何時も、そこに立脚して意思決定をすることになります。多大に精神が割かれている状態ですね。
7. 加速する世界の“サブスク”化——20個の月額制サービスから最先端トレンドを掴む(『AMP』)
こちら、自分が編集した記事なので恐縮ですが、ちょっとサブスクの話を続けます。
所有からサブスクへ、現代人の消費観の根底が大きく変わるなかで、今押さえておくべき海外の最先端サービスをまとめたもので、広く読まれました。
おもちゃ版Netflix、ミレニアルズを狙った瞑想コンテンツ、月額でホテルの部屋に住める、香水サブスクリプション、女子大生向け経済・政治メルマガ、などなど
「あ、これがあったか!」と膝打つアイデア目白押しです。
サブスクリプション・オブ・ライフは一大テーマとして押さえていきたいです。
数日前にNewsPicksからも出てましたね。
8. 【明石ガクト】動画のサードウェーブがやってきた(『NewsPicks』)
ウェブでも紙でも、テレビでもいい。なんらかの”クリエイション”に携わるすべての人が必読の濃い記事。
内容ももちろん面白いのですが、それよりも『NewsPicks』の佐々木さんや幻冬舎の箕輪さんが、起業家とタッグを組みながらムーブメントを作り出していく過程がある意味で去年のハイライトだったのかもしれないと思っています。
まさにコンテンツのサブスクリプション、アカデミア、ブートキャンプ、動画、雑誌、そして書籍。あらゆるフォーマットを有機的に駆使しながら、新時代の著者や論客を巻き込んでいくさまは、圧巻でした。
9. 上司に「自分で子育てしたい」と言ったら驚かれた。退職後、とことん本音をぶつけてみたら(『BuzzFeed』)
インタビュアーとインタビュイー、嘘なしの本音でポジティブにぶつかり合う感じ。関係性があってこそ成り立つ、時代を超えたインタビュー。緊張感さえ、紙背から伝わってくる。
世代に関係なく、管理職を目指していないという女性でも、この仕事だけは人に渡したくないという欲とか野心って、あると思うんですよね。いざという時に、自信がないからとそれを手放すのは悔しいですよ。だから若いうちから、負荷が高い仕事の経験を積んでおいたほうがいいんです。
そして、浜田さんの新著を読み始めました。
10. ZOZO前澤社長の1日に密着「恋愛は?」「年収35億円、使い道は?」(『withnews』)
ヨッピーさんの記事はLINE@に登録しているくらいには好きなのですが、この記事はなかでもスペシャル。時宜性を考えても。
前澤社長にヨッピーさんがリプライで取材を申し込むところからみていたので、記事公開までが一連のエンタメ様式になっていたのも記憶に強く残った要因だと思います。
と、言いつつ、内容はあり得ないくらいに面白い。
これが....Webで...無料で....読めてしまうのか....というレベルで。
ヨッピーさんのまとめ方もさすがですね。
+αで7選
収まりきらないので、ちょっと延長戦やらせてください!(笑)
経営者の孤独/わざわざ・平田はる香「寂しさはそこにあるもの。哀しみはいつか癒えるもの。孤独は逃れられないもの」(『BAMP』)
大好きな連載コンテンツはいくつかあるのですが、とりわけ新記事の公開を楽しみにしているのが『経営者の孤独』。
インタビュイーの話は当然面白いのですが、書き手である土門蘭さんの作家性が行間から溢れ出しているのも、シリーズにオリジナリティを与えいている。
たったひとりでリスクをとり、責任をとり、決断をし続ける人々、「経営者」。
彼らを見ているうちにふと気づいたことがある。
それは、わたしの中にも小さな「経営者」がいるということだ。わたしたちはみんな多かれ少なかれ、自分自身の経営者であり、自分の人生という事業を営んでいる。
世の経営者が会社から逃げられないように、わたしたちもまた、自分の人生からは逃げられない。鎧をかぶってこの平坦な戦場を生きぬかないといけない。わたしが経営者に惹かれるのは、きっとそれが拡大化・社会化された存在だからなのだと思う。
若林恵とドミニク・チェン、読んでいない本について語る(『AMU』)
行きそびれたイベントのレポ記事。終始、芳醇な知の薫りが漂う。
全3回あるのですが、終わったときに「あと10回読みたい、いや書籍化してほしい」と思ったイベントは珍しい。
『さよなら未来』はもちろん最高でした。
20代、私は生き急いでなかったか?—— READYFOR米良はるかさんががん闘病で気づいた立ち止まることの大切さ(『BUSINESS INSIDER 』)
読み応えあるし、構成が参考になる。立ち止まることも、また強さ。
分岐と再帰――テクノロジーは無限を超えるか(K・ケリー『テクニウム』書評)(『Unleash』)
たった一つの書評も、アイデアと技術次第でどうにでも実験することができる。ライティングそのものの奥深さを教えてくれる記事。
☆Taku Takahashiが語る、『ウエストワールド』シーズン2への期待 「何かを発明できることこそが、人間の進化」(『Real Sound』)
すでに『ウェスト・ワールド』の話は出てきましたが...(笑)
面白いインタビュー記事が生まれるパターンの一つに、識者の専門を微妙にズラしたテーマで取材するものがあります。この記事はまさにその好例。
「ブレードランナー」な暗黒未来を迎えるのか、豊かな「風の谷」を創るのか(『Future Society 22』)
「未来は「課題(夢)」×「技術」×「デザイン」の掛け合わせで現実になるからです」ーー。
筆者の安宅さんは、昨日1/8に発売した『日本進化論』の序章部分でも、上記の議論を引き継いだお話をされております。
「新しい価値をつくる」のは、もう終わりにしよう。哲学者・千葉雅也氏が語る、グローバル資本主義“以後”を切り拓く「勉強」論(『THINK ABOUT』)
手前味噌ながら、弊社小池による哲学者・千葉雅也さんのインタビュー記事が、渾身の仕上がりとなっております。
個人的に与沢翼さんへの言及箇所は、かなりグッとくるものがありました(笑)。
そのアイロニカルな例として面白いと思っているのが、実業家の与沢翼さん。僕の解釈では、彼は徹底して下部構造で遊んでいて、「もはや、全力で純粋に資本主義を楽しむことにしか、楽しみはない」ことを体現していると思います。それにより、グローバル資本主義がいかにどうしようもない馬鹿げたものかということを、全身全霊でおちょくっている。軽々とドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」を購入し、実際に生活する様子をTwitterで発信することで、それがいかにどうでもいいことかを自ら示している。さらにこの間日本に帰ってきたときは、肩に札束を乗せてスクワットをする様子をTwitterに投稿していて、そのことについて誰かがコメントしていたのですが、「もはやお金は重さでしかない」ことを体現しているわけです(笑)。
次から次へ溢れるコンテンツ。心に残る条件とは?
(偉そうになってたら、大変申し訳ないのですが)ここまで、僕の完全なる好みと主観で、去年、僕の心に残ったコンテンツを紹介してきました。
最後に、それらのコンテンツに共通する条件やエッセンスを抽象化しつつ、さっくりですが考えてみたいと思います。(やや作り手目線も入っているかもしれません)
【構成・内容】
・新しいフレームワーク(モノの見方)を呈示している
・削りに削っているのが分かるが、それでも長い。でもスラスラ読ませる構成の妙
・ライティング方法が紋切り型ではなく、実験的
・ライターが黒子ではなく、作家性を出してハマる
・鬼気迫る独白調の一人語
・あえて分かりやすくしない、読者にレベルを合わさない、行き来った原稿
【企画】
・一次情報に限りなく近い。インタビュイーがこすられていない。ネタや取材先のオリジナリティ
・インタビュイーの専門を絶妙の塩梅でズラした企画設定
【取材】
・インタビュアーがぶっ込み姿勢、インタビュイーが腹を割っている
・インタビュイーとインタビュアーの積年の関係性があってこそ生まれる濃い対話
いずれにしても共通しているのは、「ウェブ記事なのに」の“執念”かもしれません。
2019年もどんな記事に出会えるか楽しみです。
次回は「2018年に読んだ本のベスト10」をやろうと思います!
(↓昨年のやつ)
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