初稿を叩き込んで、山口へ 【#96】
初稿の完成
たった一度の人生の中、いくつの“人生”を織り込んでいけるか。あり得たかもしれない未来のパターン=分岐点を自律的に手中に収める。他者の常識や社会のムードに流されず、自由意志で人生の針路をデザインし、そこに向かってみる。折れずそれを繰り返すことで、たどりつく終着地が変わるのではないか。
金曜日。この1週間、NP社で使用させてもらっていたものと全く同じ型のディスプレーを購入。今朝届いたのだが、まさかのHDMIケーブルが付属しておらず。変換アダプターは買っていただけに悔しい。今日は自宅作業しようと思っていたものの、電器店にケーブルを買うついでに、今日もNP社に出社することにする。昨日、残した残尿を回収し切る日にする。
GGがWSOPを買収と。5億ドルが高いのか、安いのか、わからない。
この一週間強、NewsPicksパブリックス社にて、編集者の的場さんに見守られながら、ひたすら原稿と向き合い、なんとか初稿をまとめ上げた。結果として、フィリピンに行ってたら、間違いなくこのスピード感では終わっていなかったはずなので、時には缶詰も重要。
おくらばせながらWSOP祝勝会
土曜日。午前中は、昨日完成させた初稿をプリントアウトしてもらったので、自宅にて通読。細かな点の修正と合わせて、週明けにある最終取材に向けて質問を洗い出す。その作業を終え、夕方まではNetflix鑑賞して過ごす。
新宿で大学の同級生らと焼肉。黒5。話題はなぜかアニメの話ばかり。二次会でカラオケ行って解散。
時代の濁流が早く、テクノロジー様式が日進月歩で変わるからこそ、トレンドに流されることなく、読書という古典的かつ原初的な基本動作に立ち戻る。
自分の基礎体力と視座をを上げてくれる最強の基礎運動は、中学生の頃から、きっと死ぬまであいも変わらず、読書に行き着くんだろう、という希望的観測と確信。
7日に山口、そのまま14日まで福岡に行くことにしたのでホテルを調べる。あまりの高さに絶句。エアビーも軒並みインフレが火を噴いている。結局、コートホテル天神福岡を抑える。安くはないが、会場への距離などを考えると最適解な気がする。
『ルックバック』→岩国
ちょうど投資の本の初稿を書き上げたタイミングでこの状況。歴史は常に更新される、を目の当たりにし、なんとも言えない。これが本物の阿鼻叫喚か。
美容室で髪を切り、昔から大のお気に入りのラーメン屋、銀座やまちゃんで長浜ラーメン食べて、日比谷のTOHO CINEMASへ。
良すぎた。天才・藤本タツキによる天才と凡人の運命の物語。凡人は天才に憧れ、天才は凡人に憧れる。小学校のクラスルームにはいくつもの運命の分岐がある。努力も、夢中も、運命には勝てない。クリエイターの端くれとして、もっと命燃やさなきゃって思えるお話。
真夜中にかつて経験したことないレベルの、刺す系の腹痛で目覚める。
翌日、AM11頃に羽田空港へ。
『ちはやふる』三部作を一気観。
岩国空港で市原えつこさんと奇跡の遭遇。タクシーで岩国駅に移動し、そこから徳山へ。今日のイベントのオーナーに迎えに来てもらい、飯を食べたりカフェで話したりしてオープンまでの時間を過ごす。
ごくまれに自分が書いた本が誰かの人生の決断を後押ししていることがある。不思議だけど、ありがたいこと。猛烈にやりがいを感じる。
PM11頃に終電に乗り込んで博多に向かう。40分ほどで到着し、タクシーでホテルに移動、チェックイン。また再集合して、とりあえず飲みに繰り出す。
茹だる博多in
昼前に起床。家からコンタクトを持ってくるのを忘れていて絶望。自宅から速達で郵送してもらう。
炎天下の街を歩き、博多ラーメンShinShinに。
福岡ナンバーワンとされるだけあって、しっかり美味しかった。がしかし、三重の波平にはまだまだ及ばず。食後、サウナを探すも、どこも予約制で諦め。
トナメ開始までホテルで過ごす。トナメ直前に『戦略論』の取材。その最中に、日向灘で地震が発生し、部屋がめちゃ揺れて焦る。
終えて、近くの評価が高い居酒屋FISH MANで反省会。
2時間後くらいにJさんも飛んで合流。一蘭系の人気ラーメン店「我ガ」に。ちょうど一蘭から一歩だけ上をいく味だった。そうなると、日本全国であの規模のチェーン展開をして、味が一切ぶれない一蘭は驚異的だ。
韓国のチング達と朝まで
AM11頃に出版社の編集者からの電話で目覚める。著者確認に回す前の、初稿の調整の段取りを確認。いい時間なので、歩いて吉塚うなぎ屋に。去年訪れて完全に気に入ってしまった。
午後からDeep Stack。ちょい粘るも飛び。韓国から来てたパラダイスシティご一行のチングらと共にもつ鍋屋に。
いつも韓国でお世話になってるので、逆に今回は日本で迎える。ワイワイ楽しく飲んで、二次会は近くのアミューズに。
ここから先は
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。