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“読む”と“書く”の螺旋 【#62】
『バガボンド』でお杉おばばのこんなセリフがある。
又八…この世に強い人なんておらん 強くあろうとする人 おるのはそれだけじゃ
たくさん本を読んで、たくさん本を書く。この螺旋の渦の中。思い出すのは、やはり同作で辻風黄平がこぼすこんな言葉だ。
剣すら握れなくなった・・・これで・・・これでもう・・・戦わなくて済む
殺し合いの螺旋から俺は降りる
本をたくさん読むと、もっとたくさん読みたくなる。本を書くと、本の執筆依頼が届く。
自らが置かれた環境や状況、その螺旋を闘争のアナロジーで捉えるか、それとも、ただそうして自然にあるものと穏やかな感情で包み込むかの選択権は自分にある。一度退陣に追い込まれ、自らの人生そして使命を反芻したのちに政権にカムバックした安倍元首相の感慨に想像を傾けてみたい。僕も20代の終わりにバーンアウトしたからこそ、歩み寄る影を相対化できるし、その防御法も少なからず知っているはずだ。不要に恐れる必要もない。
「あの瞬間に戻りたい」と切望している10年後が、おぼろげにでも思い浮かぶのであれば、今日を懸命に生きることは当たり前になる。
テルマー湯がオフィスと化す
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テルマー湯がオフィスと化している。平日であれば開店から夕方まで、ほとんど混んでいないし、ゆったりと過ごすことができる。入店してからまずはジムで身体を軽く動かし、そのままサウナで汗を流す。整い部屋で脳を浮遊させる。アイデアを発散させたいとき、自分の何気ない生活習慣にメスを入れたいときに、思考の整理の時間になる。
ある方から依頼を受けて、専門ではないものの、小説の編集に取り組んでいる。その一環でこちらも何らかの学びをインプットしておこうとロバート・マッキーの『ストーリー』を読んだ。この本は映画の脚本が主題でありつつ、創作一般においてのイロハが重厚に学べる。普段とは違う脳の部位を活性化しながら、自分の想像力も動員する作業が楽しい。
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なにか新しい趣味が欲しい。 読書、ポーカー・競馬、サッカー、MMA、以外の。
発信周りでお手伝いさせてもらっているNOT A HOTELが、サービス提供開始から1年で販売総額100億円。近年だとこの規模&スピード感で進捗しているスタートアップは類を見ないので、ただただ「すごい!」と驚くばかり。
ちょうど昨日も、今月入社したばかりのパワー人材の方に取材させてもらったばかり。モメンタムのある組織・人の側に身を置いておくのは、自分のエネルギーや視座を高程度に保つ上で非常に重要と思う。
歩いているとき、トレッドミルで走っているとき、ひたすら2.0倍速で松永エリックさんのVoicyを消化しまくっている。本を作ることが決まり、できる限り取材を開始する前に、自分の中に松永さんの考え方を自分の中に染み込ませておきたいからだ。
権謀術数の螺旋
今週もたくさんインプットをしたので、羅列してみる。
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ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。