私的2021年ベストスマホである Surface Duo の選択理由/良いところ/悪いところ。
Galaxy S20+ から始まったはずの今年の私のスマホは、後半に Surface Duo に移行し、今日までの126日間メインスマホとして使ってきました。
2021年最後のnoteとして、なぜ Surface Duo を選んだのか、実際に使ってよかった点、そして使っていて不満に思う点をまとめておきたいと思います。
なぜ Surface Duo を選んだのか?
いわゆる「スマートフォン・スタイル」に少々飽きてしまったから、というのが大きいです。
それまで使っていた Galaxy S20+ は6.7インチスクリーンを持つやや大型のスマートフォンだったのですが、どうしても片手では操作がしづらいという印象を常にもちながら利用していました。落とさないよう常に気をつけないといけないというか。
一方、それだけ大きいスクリーンにもかかわらず、より小さいスクリーンのスマホと同様、基本的には「1つのアプリをフルスクリーン表示する使い方」が前提となっているんですよね。
もちろん2画面分割表示もできるんですけど、いわゆるスマホのDPIに基づくUIサイズだと単に「表示域が縦に詰まっているスマホ」みたいになってしまうので、そうなると使い勝手も表示内容の見通しも悪い。
要は何が言いたいかというと、Galaxy S20+をはじめとする一般的なスマホの「少々持ちづらく扱いにくいサイズにもかかわらず、小さいスマホと同じようなユーザビリティしか提供されていないこと」に飽きてしまっていたのです。
Surface Duoの良いところ
ちょうどその頃、折り畳みスマホの話題が活発になる中で、US Amazonにおける投げ売りお得情報がテック界隈に伝わり始めていたのが Surface Duo (初代モデル)でした。
とにかく「安かった!」・・・というのがぶっちゃけ購入した1番の理由です。
が、実際に買ってみて良かったからこそメインスマホとして4ヶ月使い続けているわけで、何がいいのかと言えばそれは「2画面である」ということですね。
つまり、片方の画面で操作しながら、もう一つの画面で別のアプリを起動して操作できるんです。
当たり前のことだと思うでしょう?
でも、多くの人はスマホを使いながら「このアプリを使用中にあのアプリを参照して、またこのアプリに戻ってくる」ような操作が求められる時、知らず知らずのうちにストレスを抱えている(か、そういう局面を無意識のうちに避けるようにしている)のでは無いでしょうか・・・それは例えば、アプリ操作中にWi-Fiの設定を変えたいとか、ECサイトで注文するときに自分の電話番号を確認したいとか、英語のページを翻訳しながら読み進めたい時とか。
一部のスマホやタブレットでできるデュアルウィンドウ表示だったら、おんなじことができるんですけど、今見ているスクリーンを「小さく」リサイズするのも微妙にストレスだったりしません?
Surface Duo だったら、今見ているスクリーンに手を加えることなく、もう一つのスクリーンを操作すればOKなんです。何も考えず、もう片方のウィンドウでホームを表示してアプリを開いて操作するだけ。
私自身、これまでのスマホ発想が染み付いていて逆にそんな当たり前のことがすぐに思い浮かばなかったんですけど、「あ、アプリ二つ開けばいいや」って最近は思うようになりました。
もちろん、2枚のスクリーンを繋いで大きなスクリーンとして使うこともできます。真ん中のヒンジ部が非表示領域になってしまうのは大きな弱点ですが、慣れてくると手軽にiPad miniサイズの表示領域が得られるので、YouTubeとかThetaで撮った360写真とかの閲覧にもバッチリです。
あと、koboの読書に対応したのも大きい。まさに電子文庫本端末。これがあるので Surface Duo は今後も所持し続けたいと思っています。
Surface Duoの悪いところ
もちろん、不満はあります。
Webで主に言われているのは「カメラがしょぼすぎ」という点。そもそもインカメラしか無いのでしょぼいも何も・・・という感がありますが、今や「カメラ機能」はスマホにおける重要な用途の一つなので、この欠落は大きなネガティブポイントであるということは否めません。
というのは踏まえた上で、そのしょぼいインカメラ流用にて撮影したスヌーピーミュージアムの写真はこちら。
まぁ、許容範囲かも。
フォームファクタ上「さっと撮影する」のが難しいのは運用でカバーですかね。
で、私の中で最大級に不満なのは、電池の保ちなのです。
ぶっちゃけ、電池が保たない。ガンガン使ってると半日保たないかもです。
iPad mini並みの画面サイズで、バッテリーサイズはその7割(約3,500mAh)なので仕方がないのかもしれませんが、メイン利用のスマホだとすると結構ここがネックになる人は多いのかも。
私の場合、通常の日は夜20時ぐらいに残量20%アラートが表示される感じなのですが、ガシガシ運用する予定で外出すると、モバイルバッテリー必須になります。
あと、筐体が比較的強度弱めなので気をつけてあげないといけないのも不満ポイント。特に言われることが多い「USB-Cポートの割れ」は今のところ無いですが、筐体自体はやや歪んできてる気がします。薄すぎてフレームから歪んじゃうんでしょうか・・・。
まぁ、Bumperつけてる分には気にならないんですが、個人的にはこの点からも再販しにくいと思いますし、これから買われる方は中古は避けた方がいいと思いますよ。
今後に期待、していいのか?
他の方の不満として挙げられるであろう「OSがAndroid 10止まり」の点については、次期アップデートで来る「Android 11」が一旦解決してくれそうです・・・が、12月には来ると言われていたアップデートは結局1月に繰越となったようで。
そして、どうやらDuoの次期モデル(Duo 3?)は2022年は登場しないらしいという噂も出ています。
これは翻ってみれば「2022年に初代DuoにもAndroid 12Lが来る??」と期待させる展開かも。
Android 12Lは相当 Surface Duo シリーズを意識した「多画面/折り畳みスマホ向けアップデート」であり、初代DuoでのコンセプトがついにOSレベルで完成するのではと言われていますので、是非とも対応していただきたいものですよね・・・。
なんにせよ、比較的唯一無二なデバイスにたどり着いている現状、次はどの方向に乗り換えていくべきか、2022年は大いに迷うことになることが予想されます。Oppo Find N のグローバル版が発売されたらあっけなく転ぶ可能性もありますが!