Android 11になった初代Surface Duo、ようやくスタート地点に立った。
昨年8月から初代Surface Duoをメインスマホとして使い続けてきた私です。
そう、メインスマホとして十分イケる!との感触を経て今に至っているわけですが、一方で「初代Surface Duoが万人にオススメできるデバイスであったか?」というと、諸手を挙げて声高に言えなかったのも事実。
なんというかですね、細かなところで挙動が不審な局面が表層に現れる感じだったんですよ。
まぁ、そういった怪しさを包み込んで楽しめるぐらいの懐の広さが必要だったのかもしれません。もちろんSurface Duoはそれを上回る特長に溢れたデバイスだったのですから。
約束の地、それはAndroid 11
で、そんな初代Surface Duoにこの度、ようやくAndroid 11アップデートが降って参りました。
もともとSurface Duoというやつは「モニタを2枚繋いだような変態デバイス」ですから素のAndroid OSではダメで、Microsoft謹製の魔改造が施されたAndroid 10が搭載されて初期出荷されていたのですが、この魔改造こそがSurface Duoの評判を貶める元凶だったのです。
なので、当初より「Microsoftの無理くり対応ではなく、OSレベルでマルチモニタがサポートされる『Android 11』こそが我らの約束の地!」とRedditあたりでは信じられてきた経緯もあり、全世界に偏在する初代Duoユーザーはまさに一日千秋の思いで今日のこの日を待ち焦がれていたのでした。
厳密に言うと、SIMフリー版には1週間前の1/24にアップデートが提供されてまして、今日2/1は「AT&Tモデル」向けへの提供開始日でした。
《極私的》何が変わったのか?
喜び勇んでいそいそとアップデートを実施したわけですが、実はそこまで劇的には変わっていない・・・感じです。
それは、私が標準ランチャーである「Microsoft Launcher」のベータ版を先行して利用していたから見た目的に先取りしてしまっていたというのもあるかもしれませんが、画面上から引っ張り出す通知バーがわかりやすくデザイン変更になっている以外は、外観上はさほど違いはないというのがぶっちゃけたところ。
でもですね、非常にニッチなところに手が加わっているんですよ。極私的にはこんな感じ。
・キビキビ描画される!なんというか微妙な引っ掛かりみたいなものが皆無になった気がする!
・2画面表示状態ではうまく起動しなかったGcam Mod系アプリがちゃんと動作するようになった!
・なぜかSBCでしか繋がってなかったように見えたGalaxy Buds Proが、 AACでの接続だと表示されるようになった!(開発者向けオプション)
・開発者向けオプションでの「デスクトップモードに強制的に切り替え」が動作するようになった!(ただしホーム画面での操作がうまくできないので実用的ではなかったけども)
・ジェスチャーナビゲーションのサイドスワイプの感度がより細かく指定できるようになった!
とりあえず体感できてるのはこんな感じ。
その他に「2画面フル表示で開くアプリが指定できる」とか「Surface Slim Penのノックボタンを長押しするとOneNoteを起動できる」とかあったりはするんですが、個人的にはまだそこまで恩恵受けてないかな。
とにかく、ようやく、普通に安定したスマホとして万人に評価してもらえそうな、スタート地点に立った感じすらするアップデートでありました。
引き続きメインマシンとして愛用していく所存。