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ドキュメント:モデルナワクチン(1回目)接種後45時間。

未曾有の危機に直面する人類に、試されるは叡智。
ここに反撃の嚆矢が放たれた!

時に、西暦2021年6月26日。
東京・大手町に構築された大規模接種センターに赴き、新型コロナワクチン(モデルナ)の1回目を接種して参りました。

65歳以上の高齢者というわけでは無いんですが、運よく接種券を入手できたもんで。

予約確保、そして前夜

接種36時間前の、2021年6月24日、21時。
私が接種券を手にした時点で、既に大規模接種センターの予約が一旦停止になってしまっていたが為に、色々苦労することとなった「キャンセル枠確保への我が奮闘」についてはここでは深くは書きませんが、結果、運良く2日後の土曜日 10時30分の枠が無事取れました。ここでガッツポーズ!

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しかし、いざ打てることになったらなったで、心に忍び寄ってくるのは「得体の知れない不安」ですよ。
想定範囲の副反応から 想定外のあんなことやこんなことまで、過剰気味の情報とそれを補って余りある妄想力が不安を盛大に掻き立ててくれます。

不安だわ〜・・・と考えていたら、接種前日である金曜の夜から少し頭痛があるような気がしてきました。
まさに「病は気から」を地でいくスタイル。

接種当日@大規模接種センター

そして2021年6月26日、土曜日。
この日の10時30分の予約枠を確保していたものの、大規模接種センターのある場所は普段私があまり行かないエリアでもあるもので、少し早めに家を出て、少し離れた最寄駅から会場までテクテクと歩いた結果、9時に到着。

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流石にちょっと早過ぎたよなぁと思いつつ、近くに居られた職員の方に「10時半の予約なんですけど、ちょっと早く着いちゃいまして」と訊ねてみたところ、

「いいですよいいですよ、先進んじゃってください!」

と、速攻かつ想定外のOK回答をいただきました。まぁ、予約さえ取っているのであれば、多少の前後は気にしないって事なんでしょうか。
朝一番だったからなのかもしれませんけども。

そうして受付へと進んでいったのですが、なんといってもお伝えしたいのが「センタースタッフの方々の手際の良さ」。
受付への誘導、予診表に合わせたカラーフォルダ分け、カラーに応じた接種階への誘導 等々・・・。合同庁舎の複数のフロアをワクチン接種体制に作り替え、分岐や導線をわかりやすく明確にし、各ポイントに必要な小物を選定・配置し、適切な場所に適切な人数をアサインするなど、その全てが「迷わせない、滞留させない」という目的達成の為に完璧に機能しておりました。

その証拠に、私が職員の人に声をかけてから医師の問診を受けて左腕に摂取し終わるまでにかかった時間は12分足らず。
9時12分には接種完了していました。早い!

モデルナ接種後の45時間

さて、その後。
接種後15分間(過去薬物アレルギーがない人の場合)は会場で安静にして様子を見るのですが、幸いなことに私の場合はアナフィラキシー的な症状は発生せず。

ちなみに私が安静にして座っていた15分の間に何らかの症状が出ていたような人は見受けられませんでした。

あとは副反応の発生への対処です。
これについては、折角なんで今回Twitterで記録をつけてみました。

会場を後にしてしばらく経ったぐらいの、接種後25分頃の状況ですね。

そして早々に電車に乗って帰宅してたんですが、珍しく酔っちゃったんですよね。電車の左右の揺れに妙に敏感になった感じ。

とりあえず、お昼前に腕の痛みがやや気になり始めた事を、昼食後に書き留めた感じですね。

発熱が気になっていたんですが、この36.8度は今思えば発熱の前兆という訳でもなかったような。まだしんどくはなかったです。

この接種後8時間時点の感覚は、例えるなら「インフルエンザワクチンを打った時」の感じ。つまりこれがもしかして今回の副反応の全てなんじゃないかなぁ、と少し期待してました。まぁ、違ったんですけど。

でも、インフルエンザワクチン打った時よりも接種部位の痛みというかダルさは強くて、打った方の手でスマホを顔の高さまで持ち上げるのが億劫になるぐらい。

ちなみに当初、1回目は右に、2回目は左に接種しようと考えてたんですが、ツイートの通り結構しつこく「利き腕じゃない方がいいですよ」と薦められたので断念したという経緯があります。

翌日、朝起きて腕のダルさと痛みが強まっていることに気づいたんですが、逆にいうとまだこの時点ではその他の副反応はそんなに出てなかったってことなんですよね。
どちらかというと、モデルナアームって言いたかっただけというかw

それでも大事をとって朝から安静にしていたのですが、お昼頃からいよいよ本格的な副反応が始まった感じ・・・。

0.1度しか上がってないんですが、明らかに体調が違ってたんですよね。

一応、体温計測定ではこの37.2度がMAXでした。感覚で言うと「発熱がそれほどでもないインフルエンザ症状」と言えば伝わりますでしょうか?

それでも、頭痛とダルさがどうにも嫌だったので、夕食後にアセトアミノフェンを服用することに。30分〜1時間で随分と楽になったんですが、もうそのまま寝ちゃうことにしました。
ちなみに、接種した側の腕は痛いし、あまり押さえるのも良くないので、左を向いて寝ることはできなかったです。

そして、接種の翌々日。2021年6月28日、月曜日の朝です。

寝汗は結構かいたんですが、スッキリした目覚めで、身体も楽になっておりました。いわゆる「病み上がり」とは違うからか、昨日とのギャップが大きく、いきなり絶好調な感じになって一安心。

結局のところ振り返ってみれば、当初より想定された範囲での副反応がしっかり出たよ!と言う感じですね。

そして所感

まずは、モデルナワクチンを打った場合にどんなことが起きたか、ということを一例としてお伝えしたかった次第です。
もちろん、人により副反応の出方は異なるでしょうから、私の2日目ほどのしんどさを経験されない方もおられるでしょうし、そこはそれ、サンプル数:1という事で。

もう一つお伝えしたかったのは、大規模接種センターの運営の凄さ。
この短期間で(もしかすると高齢者向け接種と通してブラッシュアップしていったのかもしれませんが)よくここまで立て付けられたなぁ、と感動しました。
また、多くの方が円滑な接種の為に尽力下さっていて、感謝しきりです。

ワクチンの接種は個々人が判断すべき事項ですし、接種したくても出来ない境遇の方もおられるでしょうから、徒に接種を勧めるわけにもいきませんが、一方で早期の接種を望んでいる方々については1日も早く接種いただけるよう祈念するものであります。

そしてその先に、新型コロナウイルスの早期沈静化がありますように。


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Rydeen
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