見出し画像

PENTAX LX と PORTRA と その2

2019年 初夏

新しい街の暮らしにすこし慣れた気がする。でも、どこで写真を撮ればいいのかわからない。観光が盛んな反面、(よく撮られているからこそ、なにか新しいものはないかと考えてしまう性格なので)まずは、掘り出すべき「脈」を見つけなければならないが、それが大変。全然掘り出せていないし、今までどう撮っていたのかという感覚さえも忘れた。あと、あれほど情熱を傾けていたのに、一度、被写体を失ってしまうと、ずいぶん撮る枚数が減ってしまう。そういうことに気がついた。カメラを持ち出しても何をどうやって撮るかと言う発想が浮かんでこない以上、撮らなくなってしまうし、撮らなければならないとか言う焦燥感にも駆られてしまう。無駄なのに。

画像1

曇り。気怠さをも写すフィルムなのか?Portraは!でもあまり響かない。だらだら周回するのだ。また街の中を。しかし、完全に暇人である。

画像2

水路が二つの空間をつないでいる。じっくりと視線を動かしてみるとなんだか乗り物酔いっぽくなる気がする。広角レンズの方がいいのかな。でも持っていないので、誰か。

画像3

地下鉄っぽいけれど地下鉄ではない。とても可愛らしい電車なのでいつか乗って海にでも行ってみたいと思った。時間帯はいつがいいのか。季節は?天気は?

画像4

マネキンはとりあえず撮影しておく。どちらの服も緑と白。面白いね。サボテンだよね後ろのは。もう閉店した店内の薄暗い明かりが、心をぐっと引きよせた。そういえば、常夜灯が灯る物産館もいい。

画像5

夜の街。ISO400少しぶれてしまったけれどもこのブレは悪いものではないので気にしない。

画像6

川のある風景。なんだか夕方の少しむっとした空気が現れている気がする。少し意識がフワ~っとしてしまう。そんな時間帯。

画像7

昼に撮影したはずなのに夕方っぽい。色温度を修正してみると案外良くなった。

画像8

でも、色温度を変更するのは少し勇気がいる。こんな感じだったはずなんだけどな。スキャニングの画質もあまり良くなかったのに、現像代プラス約600円取られた。う~ん、まあいいや。

画像9

駅の曲線。この後、外国人にバスの乗り方を尋ねられた。あまりにも唐突だったので、何かスられていないかと心配になってしまった。多分大丈夫。

やっぱりこれも色温度とかが、なんかしっくりこない。

画像10

水が吹き出る像。小便小僧以外で初めて見た。

画像11

反射する街角。階段もあって、一体どこにつながっているんだろう。

街を歩けば、国籍を意識する。

もう貼り付けておく写真もなくなってしまったのでここら辺でやめておこう。現像代はもう少し安く済ませておくことが出来たはずであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?