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先週(2/15~2/21)に見た・読んだニュースや番組と感想/NEWSprouts
先週、読んだり見たりしたニュースや番組ついて感想と一緒にまとめていきたいと思う。
火星着陸
先週、個人的に一番テンションが上がったのはこのニュース。NASAの無人探査車が火星に着陸したという。
宇宙の話題はいつでもわくわくするものばかりだ。なぜなら、可能性に満ち溢れているからだろう。火星というのは、昔から移住計画などフィクションの世界も含めあらゆるところに存在していた。
そして今、、、
そこに広がっているまっさらな荒野の先に、果たしてそこには何があるのだろうか。想像するだけでワクワクする。
自分は、アポロ11号が月に着陸したときは生まれていなかったため、その時の感動を直接知ることはできない。だからこそ、今こうして人類のあらたな一歩に立ち会えていることにとてもうれしく思う。
ただ、ここで得られた物質を持ち帰るのは2031年ということなので、詳しいことがわかっていくのは相当先にも思える。それまでは、それが次の新たな発見につながると信じてのんびり待つしかない。
世界にいいねつぶやき英語
今回は #canselculture について。キャンセル・カルチャーとは過去の発言や不祥事を理由に、SNSで抗議することでその人を降板させようとする動きのことだ。
実際の事例として過去の発言を理由に抗議を受けアカデミー賞の視界を降板した人や、ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングがtwitterで不適切な発言をしたことで#CancelJKRoelingのハッシュタグが広まったことが紹介されていた。
中でも、ガーディアンズオブギャラクシーのジェームズガン監督が過去のツイートにより一時降板まで追い込まれたという話は、個人的に好きな映画の話題だったので、この騒動のことをよく覚えている。
自分はその作品が好きだからこそ初めて聞いたときは「なぜ?!」と疑問と驚きが生じていた。しかし、ただ感情的にならず、その発言の周りに多くの人の存在がいることを忘れてはいけないと今では思う。
ただ、一つ疑問に思うのは、果たして過去の発言はいつまで責任を持つべきなのか、ということだ。
もちろん永遠に、という考えもあるかもしれない。しかし、人の考えというのは常に変わっていくし、また、時代によって社会全体の価値観も変わっていく。そういった中で過去のものを掘り起こし、追っかけ回すことは本当に誰かのためになると言えるのだろうか。
こうした運動が過激になっていけば、何も言うことができない空気が出来上がってしまわないか不安である。
この番組では「I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it(あなたの意見には反対だが、私はあなたがそれを言う権利は死んでも守ろう)」という言葉が紹介されていた。
確かに、お互いに何を言うかは自由であるし、そしてそれを批判するのは自由だ。ただ、その互いの自由によってすべての自由がなくなってしまわないことを願いたい。
100分de名著
1つの本を1カ月をかけて読み解いていくこの番組。今月はファノン著の「黒い皮膚・白い仮面」。黒人であるファノンがフランスで生まれフランス人として生きてくうえで感じた葛藤を描いた作品である。
3週目となるこの回では「ネグリチュード」と呼ばれる黒人が持つ独自性を自分たちのアイデンティティとして受け入れようとする心の変化について解説されていた。しかしファノンは1度自分の個性を強く受け入れながらも、その考えは白人が黒人を差別的にみることによって生まれる反発的なものであるということに気づき、さらに苦しむという個性に対する複雑な葛藤があった。
個性との向き合い方は非常に難しい話である。個性によって苦しむ人もいれば、個性がないことで苦しむ人もいる。個性というのは簡単に言えば周りとの差だ。
そしてそれを優れていると判断するか劣っていると判断するかは、割と周りの人間にゆだねられる。しかし、それをどう使うかはすべて自分次第である。そしてあとは、どれだけ自分を理解できるかということだろう。
そしてファノンが陥った、自分の個性が他者からの批判されたことで際立っているという矛盾に関する葛藤については、また別の記事で書きたいと思う。
神田伯山×いとうせいこう 対談動画
「リモートは社会を変えるか」という題材で昨年の11月に新聞社の企画によって行われた対談の映像である。リモートが持つ可能性について芸能の世界と絡めて語られている。
感染症の影響によって一気に加速したオンライン化だが、あらゆるところでその是非が問われている。そこには大きな可能性と障害が同時に存在していて、どの向き合い方がベストなのかを判断するとても重要な時期と言える。
1年間のオンライン授業の体験について友人と語った文章を近日投稿するので是非チェックしてほしい。
今週のあとがき
最近、devide(分断)という言葉やunify(統合)という言葉をよく聞く。分断ではなく統合だ、と。今回、上で紹介したつぶやき英語の中でも、ある映画監督が今回の映画のテーマはunifyだと語っていた。最後に紹介した対談動画でも最後に成功さんがオンラインは分断を超える一つの解決策だと述べていた。
おそらく、その考え方は今後大切なものの一つになると感じながらも一つ思うことがある。それは、分断も統合も、手段の一つであり、目的になってしまってはいけないということである。
例えば、もし宇宙から異星人が攻めてきたら、人類は地球を防衛しようと互いに手を組むことができるだろう。逆に、ある国の土地だけで新しくて高性能なエネルギー資源が採掘された場合、独占を試み簡単に分断してしまうかもしれない。
つまり、何のために統合するのかをそれぞれが考える必要があると思う。おそらくそれは、SDGsのような今後地球が持続的に存在するためのものであったり、おいしい和洋中などなどのご飯のためだったり小さなものから大きなものまで何でもいいと思う。
それぞれ目的を考えてみてもいいかもしれない。
また来週も
最近はNHKの教育テレビを見る機会が増えた。昼は子供向けの番組が多いが、夜になると教養番組が増え新しい知識を得ることに役に立つ。
今後も毎週こんな感じの投稿をしていきたいと思うが、NHKの番組が多くなってしまうかもしれない。あしからず。
それでは、また。