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DTPエキスパートの更新試験

以前、DTPの仕事をしていた時に「DTPエキスパート」の資格を取りました。

先日「DTPエキスパート」の更新試験のお知らせがありましたが、もうDTPの仕事はしていないので、更新せずに失効しようかと思ったものの、結局は更新試験の申し込みをしました。

「DTPエキスパート」とは

印刷に関する研究機関であるJAGAT(日本印刷技術協会)が実施している民間資格で、印刷データを作成するDTP(デスクトップ プリプレス、またはデスクトップパブリッシング)の知識を問われる資格試験です。

原稿から印刷までの幅広い知識が必要ながらも、ITに関する問題が多く、時代の流れと共に内容が変化するので、2年毎に更新試験が行われます。

現在は「DTPエキスパート」と、その上位資格の「DTPエキスパート・マイスター」があり、私はマイスターの資格を持っています。

「DTPエキスパート」資格の優位性

長年名刺に「DTPエキスパート」の文字が入っていましたが、話題として出された事は無く、DTPの仕事でも特別視される事はありませんでした。

現在、私はDTPどころか印刷と関係の無い業務をしていて、DTPの三種の神器と言われる「In Desigen」「Illustrator」「Photoshop」も使わなくなり、資格の知識が活かされる職場ではありません。

それで更新試験を受けず、このまま失効にしようかと思っていたのですが・・・

更新試験を受ける理由

私の勤めていた会社は2年前に他社に引き取られ、失業は免れたものの、吸収された側の社員でしたので、雇用条件は悪くなるばかりです。

2年経っても心から馴染めない職場環境で働いていると色々な思いが頭を駆け巡り、このまま仕事を続けていても楽しい気持ちにはありません。

こんな毎日を送っているうちに、今まで培ってきた知識や技術を活かしながら方向転換し、自分に合った働き方ができないかと考えるようになりました。

「DTPエキスパート」の資格も、会社の枠で考えず、個人で仕事をするようになった場合、少しでも武器になる可能性があるのなら、このまま維持した方が良いと考え更新試験を受ける事にしました。

これからの悪あがき

あと、自分で歩んで来た足跡を残したいとの思いもあります。

私は写植からDTPへと時代が移行するのを目の当たりにし、その時代の波より前を走りたいと、さまざまな模索をしながらDTPの業務を軌道に乗せる道のりを歩んで来ました。

あれから長い年月が流れましたが、私にとっては仕事の醍醐味を感じた時代でした。

しかしこのまま今の会社で働いても、もう仕事の醍醐味は味あう事はありません。

今までの足跡も振り返りながらも、これからは自分で進むべき方向を見つけ、今一度人生の醍醐味を感じるよう、悪あがきをしたいと思っています。

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