越境スタートアップ創業者 / 採用責任者のLinkedIn活用のおすすめ
今回は、私が愛用しているLinkedInの活用術を皆さんにご紹介できればと思います。2020年にシンガポールで転職・採用支援の仕事がきっかけで使用し始めましたが、今では人材との出会い、採用支援事業の仕事はもちろん、起業家・越境家として自己ブランディング・発信・人脈づくりでも活用し、仕事でも欠かせないツールになりました。日本に限らず、世界中のビジネスパーソンと繋がって情報収集・情報交換・一緒に仕事しています。良質な繋がりが増えれば、時にはニュースよりも迅速に良い情報が手に入る感覚です。
LinkedInについて
LinkedIn (リンクトイン) は全世界で200カ国以上 /10億人、日本で350万人+のビジネスパーソンが活用しているプロフェッショナルネットワークです。言うまでもなく、海外と仕事するのに最大で最適なプラットフォームです。その中でも今回の記事では、スタートアップ企業の創業者や採用責任者にぜひお薦めしたいと思って綴っています。
スタートアップ採用になぜLinkedIn?
無料から使える!コストを抑えてダイレクトリクルーティングが可能
スタートアップにおいては採用に高いコストを掛けられない企業が多いのではないでしょうか。LinkedInアカウントは無料から誰でも作成できます。Xと違って実名性のプラットフォームで、専門性や経歴について見られます。無料版でコツコツ繋がりを増やしてお声がけもできますし、有料版Recruiterプランなどを使えば、特定の方々に一気にダイレクトコンタクトして採用を加速させることができます。転職層だけでなく、潜在層と複業可能な人にアプローチできる
大前提としてLinkedInは転職プラットフォームではなくビジネスネットワークです。現在転職中の方にアプローチすることができます。それだけでなく、ビズリーチやエージェントに登録されていない潜在層のプロフェッショナルの方々 (仕事探しで困っていない方々)もアカウントを持っています。中長期的にキャリアについて情報交換したい方、正社員では満足して働いているが複業で何か新しいことにチャレンジしたい方と接触を持てます。ゆくゆく採用したい、まずは業務委託からOKの成長中のスタートアップの採用ニーズにも向いています。越境的 (国境を越える、業界・職種を越える採用ができる)
日本にいながら世界中10億人のプロフェッショナルとコンタクトできます(使用プランによりますが)。また、全業界・職種を網羅しているため、普段接触のない他領域の人たちをアプローチすることができます。スタートアップ企業はDay1からグローバルなチームを組成して、世界中の人材や情報を事業に取り入れることが可能です。共感採用ができる
スタートアップ採用においてはミッション、ビジョン、バリューへの共感を大事にしている企業が多いと思います。LinkedInではスカウトだけでなく、個人アカウントから自分ストーリーなどの自己開示または企業ページからミッション、ビジョン、バリューを絡んだ情報発信をすることで、共感や信頼が高まります。透明性の高い発信により応援される人になれば、繋がっていない方々にも投稿が波及して、影響を与えることができます。
私は現在約16,000名のフォロワーがいて、投稿は1通で2000〜10万、平均すると1通で1万近くのインプレッションをいただけるようになっています。WeGlobal自社のメンバーも基本的にLinkedIn経由でご縁をいただいています。
創業者や採用責任者のLinkedIn運用のコツ
認知してもらえるプロフィールを作りましょう。
プロフェッショナルは怪しいアカウントからお繋がり申請 / DMが来ても反応しません。プロフィールを充実させることが大切です。写真 / ヘッドライン / 自己紹介文 / 職歴 / 学歴など、案内に従って漏れのないように記載しましょう。自分が知らない人から、自分が受け取って嬉しいプロフィールを想像して作成して見てください。自分/自社のストーリーについて発信しましょう。
創業者であれば起業ストーリーや事業についての共有、採用責任者であればなぜ自分が今の仕事をしているのかを開示することが大切です。何やるか / Whatではなく、なぜやるか / Whyを意識した発信が読者に喜ばれます。自社のMVVについても具現化してネットワークに共有しましょう。積極的に個人DMやスカウト機能を活用してタレント・プロフェッショナルとつながりましょう。
上記2つがあるとDMをした際に返信率が劇的に変わります。無料版ですと、自身の繋がりにしかDMでアプローチすることができません。有料版サービスを導入すれば、自社の思いや求人をダイレクトに、かつ効率よく、日本中や世界中のタレント・プロフェッショナルに届くことができます。
LinkedInの懸念点
機能が多すぎてわかりづらい
良くも悪くてLinkedInはFacebookやX以上に多機能です。デスクトップバージョンとスマホバージョンでもUIUXが変わるため、慣れるまでに時間がかかります。逆にいうと、使い方さえマスターできれば、最高のビジネスコミュニケーションツールです。投稿は効果があるまで時間がかかる
最初は繋がりが少ないと投稿してもリアクションがない、また有益な情報が入ってきません。日頃の習慣として、繋がり申請をしたりまたは小さい発信を重ねていくと、良い出会いに恵まれることがあります。採用目的は運用の手間がかかる
何と言っても、スタートアップ創業者や採用責任者の皆さんはとても忙しいです。タレント・プロフェッショナルをリサーチしたり、スカウトしたり、面談の連絡を取ったりするのに時間がかかります。そのために、採用の運用に関しては、弊社WeGlobalのようなLinkedInを熟知したスタートアップ採用支援会社と連携すると、会いたい方の面談アポを待つだけになります。
スタートアップ採用 x LinkedIn活用 でもっと知りたい方
越境スタートアップ・コミュニティ(無料)
より気軽に、LinkedInを活用した採用・発信やスタートアップの「人と組織」周りを学び合うために、「越境スタートアップ・コミュニティ」グループ (無料)を立ち上げました。孤独になりがちがスタートアップ創業者や採用責任者みんなで支え合っていけたら幸いです。
【コミュニティの目的】
スタートアップの「人と組織」について、創業者や採用責任者のためのコミュニティです。LinkedInを活用し、国境や組織を超えて採用・組織づくり・ブランディングなどスタートアップあるあるについてノウハウを共有したり、学び合う、素敵な人たちと出会う場です。
参加条件:スタートアップ創業者または採用責任者、LinkedInについて学びたい、コミュニティに対して学ぶ姿勢だけでなく積極的に自らGiveもしたい
参加方法:https://www.linkedin.com/groups/14445215/ よりグループ参加申請、承認制になります。
WeGlobalについて
WeGlobalでは、越境スタートアップ向けにLinkedInを活用したグローバル採用・組織づくり支援をしています。下記Notionページよりサービス内容をご覧ください。カジュアルにまずは「知る」と「伝える」関係から情報交換できると嬉しいです。
最後に
LinkedInは採用だけでなく、様々なビジネスシーンで有効です。代理店ではないのですが、大ファンです(笑)。 日本でも、もっともっとユーザーが増えて、皆さんで気軽にグローバルに越境的に羽ばたけたら最高です!何かご質問や今後取り上げてほしいことあれば、お気軽に教えてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
「越境日記」続けてまいります。
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