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縁もゆかりもない湘南藤沢でサッカー指導者を始めて2年半が経った


歳を重ねるごとにブログ(note)を書く頻度が減ってきました。笑

思ったことを誰の目も気にすることなく、気軽に発信できていた時期が懐かしく思えます。

あらゆる数々の失敗が功を奏している?のか、今では無闇やたらに余計なことは話さない方がいいと思うようになりました。

成長です。苦笑


さて、題名に書いてあるとおり、縁もゆかりもない湘南藤沢に来て広さんのもとでサッカー指導者を始め、2年半の月日が経ちました。

「育成」とは奥が深いものだと、毎日痛いほど感じさせられています。

それと同時に、社会の厳しさも日々色々な指導者さんや親御さんに学ばせてもらっています。

「指導者始めたての頃のギラギラ感も好きでしたよ」

と先日とある父兄が言ってくれましたが僕自身は全く意識しているわけもなく、元々の礼儀の知らない若造が色々な恥と失敗を繰り返して丸くなってきたのだろうと思います。

こんな自分でも懸命に話しかけてくれる親御さんや気にかけてくれる指導者さんたちのお陰で生かされていることに感謝です。


エスポルチ藤沢の代表である広さんが熊本に行かれてから『ジュニアユース監督』という役職を任せていただき、半年以上が経ちました。一体どんなサッカーをしたいんだ?と気になっている方が大半だと思いますが、改めて言いますと、

「南米の遊びの中から生まれる上手さと、スペインの計算されて作られた上手さ、そして日本の職人のような洗練された上手さを融合させたい」

これにつきます!

広さんが築き上げたエスポのサッカーは残しつつ、僕がスペインで学んできた「サッカーの楽しさ」をほんの少しスパイスに。


よくスペインに選手として留学していた人とか、スペインの指導者ライセンスを取りに行かれた人が日本でチームを立ち上げる時に、スペインのポゼッションサッカーを丸っきり落とし込もうとしているのを見かけますが、はっきり言って選手の「個」としての成長は全くないと思います。変にそんな真似事をしているから日本ではドリブラーやテクニシャンが生まれないし、選手が後ろでボールを持つと怒る指導者が大半だから選手ものびのびとプレーできやしない。

だけど、いつの時代もストライカーの相場は、決まってテクニック集団である南米系が多いのは明確でもあります。メッシ、ネイマール、スアレス、マラドーナ… 


「南米とスペインと日本の良いとこ取りのサッカーなんて出来るわけがない!」という意見も正直少なくはないですが、僕はこのサッカーなら強烈なストライカーが育つと肌感で感じていますし、まだまだ改善点は多いですが手応えも少しあります。




何よりここ最近選手の表情がいいなと見て取れるので、やっている本人たちも楽しいのだと思います。


そんなわけで、うまくいっているのかいないのかは分かりませんが、選手たちの練習を日々じっと見つめながらああじゃないこうじゃないと思いを巡らせ、どんな練習が今は必要か、どのタイミングで心拍数は上げて追い込むべきか、どんな声掛けならスッと腑に落ちてもらえるか試行錯誤している毎日です。


「選手の成長は選手の努力!選手が成長しないのは指導者の責任」


情熱は足りてるか。

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