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Starting Out: Grand Archive TCG Vol. 0

アニメ調のイラストのTCGがやりたい方。

相手のターンでも動ける、戦略性に富んだTCGがやりたい方。

英語でカードゲームをやりたい方。

今までのTCGとすこしかわったものをやりたい方。

そんな方に今、とってもおすすめできるTCGがあります!
Grand Archive TCGです。

公式サイトのカード紹介欄から

公式サイトはhttps://www.gatcg.com で、アメリカ合衆国テキサス州の会社が2023年に発売したTCGです。
日本語はありませんが、いくつかの通販を中心に、日本でも購入できるところはあります。
また、定期的な交流会も毎週水曜日に開かれています(開催店舗はTCG Cafe & Barの EVO さん)。
イラストを見ていただいた通り、日本に入ってきたら流行りそうなものなんですが、現状はまだまだ日本にプレイヤーがいない、って感じです。
そのため、今日から最低週1更新をめざして、どんなゲームか、どんなカードがあるかといったことを記事にしていきます。

どんなゲーム?

プレイヤー同士1対1で戦うTCGです。
相手のchampionのライフを0にしたプレイヤーが勝利します。
Championというのは、言ってしまえばプレイヤーの分身みたいなもので、他のゲームではよくリーダーとかルーラーとか呼ばれているような存在です。
Championごとにできることが様々で、デッキもそのテキストに応じて60枚以上のメインデッキで自由に編成可能です。
ライフもchampionによって異なり、本当に多様な戦い方ができます。

初弾で登場したchampionカードの例

Champion以外にも、Allyという、他のゲームではクリーチャーとかユニットとかモンスターと呼ばれるようなカードもあります。
Allyにはライフの他にパワーがあって、このパワー分のダメージを攻撃対象に与えます。
もちろん、Ally同士の戦闘も発生し、ライフより多くのダメージを同じターンに受けると墓地にいく、よくある形です。

Allyの例

これら以外にもカードの種類は多くあり、中には相手のターンにもプレイできるカードがあります。
たとえばAllyにダメージを与えたり、ドローをしたり、打ち消ししたり。
他のカードゲームにもあるギミックがふんだんにはいっています。

相手ターンでプレイできるActionカードの例

何が特徴的?

このゲームが、システムの意味で他のゲームと比べて何がユニークかというと、以下の点が挙げられます。

  • どんなデッキも、1ターン目からいきなり6コストのカードすらプレイできる

  • メインデッキの他に、Material Deck(マテリアルデッキ)がある

  • 主なコストの支払い方が2通り

  • ゲーム開始時の手札は、お互い0枚

特徴がどんな感じか、もう少し詳しくそれぞれ書いて、このゲームの紹介を終わりにします。

1ターン目から6コストのカードがプレイできる

このゲームは、毎ターン1ずつコスト支払い源を増やしていく/コスト支払い源が増えていくゲーム、ではありません
カードのプレイに必要なコスト1つにつき手札1枚をコストとして場に伏せて置くことでコストを支払います。
ほとんどの場合1ターン目の手札は7枚になるので、プレイしたいカードを除いた6枚をコストとすることでいきなり6コストのカードがプレイできます。
ちなみに、後攻なら1ターン目からターンのはじめのドローがあるので、7コストでもプレイできます。
したがって、いきなり大きな動きもルール上可能です。

メインデッキの他に、Material Deck(マテリアルデッキ)がある

メインデッキ最低60枚の他に、ちょうど12枚で構成されるマテリアルデッキというものを使います
実は、メインデッキに入れられるカードはメインデッキのためのカード、マテリアルデッキに入れられるカードはマテリアルデッキのためのカード、という風に、カードの種類から分けられています。
マテリアルデッキの中には、各カードは1枚ずつしか入れられません。
Championと一緒に、デッキの方向性を決めるカードや、特定のデッキに対する対抗札を入れるデッキになります。

主なコストの支払い方が2通り

実は、コストの支払い方は、上に書いた方法だけではありません。
マテリアルデッキのカードは、メインデッキのカードをプレイする際に使用したカードの中から指定の枚数をランダムに選んでゲームから除外することでコストを支払います。
そのため、championをレベルアップさせるためには、適度にカードをプレイしないといけないという、リソース管理のジレンマが発生します。
この手札の管理と選択のジレンマこそがこのゲームの醍醐味のひとつです。
もちろん、カードの効果によってこのコストを軽減できるようなものもあるので、どういうプランで進めるかを考えてマテリアルデッキを構築する必要があります。

ゲーム開始時の手札は、お互い0枚

マテリアルデッキは、毎ターン好きなカードをそこからプレイするので、シャッフルしません。
メインデッキをシャッフルしたら、即ゲームスタートです。
デッキをシャッフルしたら即ゲームが始まるので、開始時の手札は0枚です。
手札0枚なのに1ターン目からコスト6のカードもプレイできる、というのが矛盾してないか、って?
実は最初は、マテリアルデッキからレベル0のchampionをだしてターンが始まります。
ほとんどのレベル0のchampionが「登場時:7枚引く。」という効果もちなので、1ターン目から6コストのカードがプレイできる、というカラクリでした。

最後に。

海外から通販で取り寄せてプレイした&ブースターパックを開けたところ、とても面白いゲームであることがはっきりわかりました。
そのため、私は今後、このTCGを中心に遊んでいこうと思っています。
今度5月に世界選手権がありますが、その賞金総額は50,000米ドル。
日本円にして700万円以上の賞金がでることになります。
カードゲーム大国の日本で、日本で流行りそうな絵のTCGを広めない理由がないので、これからスターターデッキやブースターパックのカードを気ままに取り上げつつ、ゲームを紹介する連載ができればいいな、と思っています。

あ、あと、Discordの日本サーバがすでにあります!
興味があったら、↓のリンクから参加してください!!

ということで、Starting Out: Grand Archive(邦題:Grand Archive をはじめよう!)、連載開始です。
(エンタメレビューは「週刊がんばる」と言って隔週以下の6回で途絶えていることは棚に上げて、)週刊でnoteを1本、という頻度を目指しつつ、無理のない範囲で書いていきます。
Vol. 1では、すでに出ているスターターデッキのどれかを解説します。

※記事中で使用している画像は、全てGrand Archive TCGの公式サイト(https://www.gatcg.com )から使用しております


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