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Starting Out: Grand Archive TCG Vol. 29 - Mortal Ambition注目カード
……
長らく空きましたが、更新再開です。
だって、新弾出るんだもの!!
4ヶ月前、
この記事が公開される頃には、Grand Archiveの4弾目となるMercurial Heart (MRC) が世界中でリリースされていることでしょう。
……日本にはおそらくまだ入っていないけど。
なんて言ってましたが、たった4ヶ月で取り扱い店ができて、予約対応なんかもできちゃうようになったようなので、今回はもしかしたら発売日に手元に新弾カードがある、という可能性もある……かもしれません(いや、だから急いで書きはじめたんだけど)。
なお、カード画像はhttps://www.shoutatyourdecks.com という、おなじみGrand Archiveのデッキ構築サイトから、スクリーンショットで使用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1728387643-OYCG1wKSpUVATJqiIoarN2bD.png?width=1200)
ちなみにタイトル回収初のnon-objectカードです。
まずはタイトル回収。
Mortal Ambitionからは新しい世界に舞台が移ります。
そのテーマは、『三国志演義』(以下、『演義』)がモチーフの世界です(といいながら、5ヶ国登場しますが)。
Sanguoの世界には、真の支配者はただ1人(Product Sheetより:"One true ruler; this is the condition imposed upon Sanguo's order by its deities")。
その1人となることを求めた争いがはじまろうとする中、Grand ArchiveからChampion達が降り立つ、というストーリーです。
今弾のカード効果面でテーマとなる要素のひとつ、Unique Ally関連とその強化のカード、という枠組みで登場するURです。
コントロールするUnique allyの数×2だけReserveコストを軽減してプレイできるActionカードで、プレイしたターンの終わりまで、自分のHumanとHorseであるAllyはライフ+1、ambush(攻撃対象でなくても反撃できるキーワード能力)、steadfast(反撃時にレストする必要がなく、レストしてても反撃できるキーワード能力)を得る、というインパクト大の効果です。
今までのタイトル回収シリーズがかなり限定的だったことに比べると、今回は少し広めの範囲で使えそうです。
今弾からの特徴のひとつに、1stで印刷されたURのカードはフルアートになります。
URはフルアートのみ、となるので、コレクションする人にとっては絵がより広く写るのでうれしいのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1728388899-OlsxKL2CU4F78YjNnoGa36H1.png?width=1200)
その多くが基盤汎用カード。
コレクターにとっても、プレイヤーにとっても嬉しい収録枠が、過去弾採録カードです。
MRCまでのカードで、特に汎用性が高く構築の基盤になるカードが10種類以上採録されています。
多くはDOA(1弾)からの採録ですが、中にはRe:Collection Boxからの採録まであります。
筆頭が上のDungeon Guide。
デッキを構築しようとすると真っ先にぶつかる障壁だったこれが、中華風衣装で新登場です。
ちなみに、海外のDiscordではこのキャラクターがキバをもっていることで少し盛り上がっていました。
Dungeon Guide以外にも、Zephyr、Creative Shock、Sudden Snow、Tariff Ringといった超定番が入っています。
しかも、中には当初のレアリティより低いレアリティになって収録されているカードもあるので、一層入手しやすくなるはずです。
もちろん、Idle Thoughtのような毎弾登場するカードはそのままの絵だし、Protective Fractalのような毎弾じゃないけど同じ絵の採録、というカードもあります。
採録だけで20枚くらいはあるんじゃないでしょうか(多くて面倒なので、数えてない)。
……でもGildasやGCRは採録されていません。
まあ、GCRはDivine Relicですからね。
Divine Relicは毎弾新しいカードを楽しみにするものです(私が勝手にそういう楽しみ方をするもの、と決めました)。
![](https://assets.st-note.com/img/1728389704-GW5IzRyM2iQrgf8NxBsoHncP.png?width=1200)
ということで、今弾のDivine Relic枠。
追放したターンに限り、基本色(Fire、Water、Wind)を全て有効にするカードです。
ObliviateのChampion(ALCで登場のLv2とまりChampion)以外でも基本色2種類(以上)の構築ができそうです。
Water以外のデッキにArondightを搭載して大きく一振り、Emerald Pistolを出してCascading Roundをload、ということもできるようになりますね(実用的かはしりません)。
![](https://assets.st-note.com/img/1728485993-FfOHKpcnPjV05tZy4em6Julk.png?width=1200)
サイクル的な採用枠は、奇数弾のGuideカードがあります。
今弾は5弾目なので、やっぱり"Guide"がいます。
今回登場のHeavenly Guideは、相手がMaterializeやActivateを介していない(Spiritでない)Championをコントロールしている場合に限り、自分のChampionをコストなしでレベルアップする効果です。
……つまり、Dungeon Guide(とTriskit)に対するメタカードですね。
なお、相手のChampionがBeseech the Windsでレベルアップしている場合は、Materializeを介するのでこの条件に該当しない……はずです。
Imperial Sealに写るキャラクターはLu Bu(呂布)だと、公式動画で別のカードを紹介する時(たしか)このキャラクターを指して言っていましたが、今弾にLu Buは直接は登場していません。
次の弾に期待を持たせる感じですね。
でも、いくつかの『演義』で有名な人物は登場します。
まずは『演義』といえばこの人。
![](https://assets.st-note.com/img/1728390436-RUNpFCDf71EkK3wqOdIzX85n.png?width=1200)
Liu Bei(劉備)です。
3コスト2/3は充分なスタッツで、Ranged 2をもちます。
追加で、自分のいずれかのunitがdistantになるとLiu Beiもdistantになります。
構築によってはBalanceを気にせず4/3で運用ができるので、Gildasの代替になることもあるのではないでしょうか。
これもUniqueだし。
Liu Beiがいれば、当然あの他の2人もいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1728391103-HAeKL82nMPxa17yNIrEDRf5p.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1728391139-5ZptKjm73nzTqiOEGfuHDgSV.png?width=1200)
Zhang Fei(張飛)とGuan Yu(関羽)。
ちゃんと3人同じ色で登場なので、同じデッキに入れたい人は容易に入れられます。
Zhang Feiは、どちらの効果もClass Bonusとはいえ、Vigorと、Endフェーズ開始時に他に自分のAllyがいない場合は毎ターンbuffカウンターが乗る、という効果もちで3コスト。
Wind Allies系のデッキで活躍するかもしれません。
一方のGuan Yuは、結構きつい条件(このターンに自分のHumanであるAllyが破壊された場合)とはいえ3コストのFastスピードでプレイできる効果をもち、AmbushとRetort 2をもちます。
Retortは、”As long as this ally is retaliating, it gets power +3(拙訳:このAllyがretaliateしている限り、これはパワー+3の修正を得る)"という新キーワード。
キーワードとして登場しただけで、中身は既存の効果です。
新しいキーワードが出たところで、いくつか新キーワードの紹介です。
まずはEquestrian。
![](https://assets.st-note.com/img/1728391980-nzLT4herFGS8AOdNbRVyaMlY.png?width=1200)
"Equestrian - As long as you control a Horse ally, <ここに効果が入る>(拙訳:Equestrian - あなたがHorseであるallyをコントロールする限り、<ここに効果が入る>を得る”という効果で、今弾のテーマのひとつでもあります。
Unique ally以外のテーマのひとつとして、Horseがいると強化されるというカードが11枚登場します。
もちろん、Horse allyも10枚登場します。
まあ、『演義』の世界ですから、騎馬は欠かせないですよね。
あ、しれっと書いてますが、こちらのモチーフは曹操です。
自分のコントロール下にHorseがいるなら2コスト2/2。
しかも、Class Bonusで自分のコントロールではないレストしているunitすべてに2点ダメージ。
Bubble MageやFreezing Stiff、Snow Fairyなんかと相性よく使えそうです。
脱線しますが、Liu Bei、Zhang Fei、Guan Yu、Lu Bu、Cao Caoと名前を出してきたら、当然Sun Quan(孫権)とZhuge Liang(諸葛亮)にも意識がいきますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1728392816-6bw87ZYfr4JvHe5cWsRpFTMt.png?width=1200)
Sun Quan(孫権)。
Normなのでどの色でも使えるし、Class BonusではないのでどのClassでも使えます。
Level 1以上でOn Enterとして他の自分のally 1体にbuffカウンター(+1/+1の修正を得るカウンター)を置き、Level 2以上でbuffカウンターが乗っているallyはpride(レベルが表記の数値未満だと攻撃と能力起動とinterceptができない)を失うという効果持ち。
4コストとちょっと重いですが、Lv2からTempest Silverbackが6/6で攻撃できる等、戦い方はいろいろありそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1728393326-hdSCYuNrtVExUG7O8gQLj69B.png?width=1200)
Zhuge LiangはKongming(孔明)の名で、Championとして登場。
TeraのMageとして登場で、今弾の顔となるスターターのひとつなので、スターター解説で詳しく扱います。
ちなみに、今弾はもう1人、オリジナルキャラクターのChampionも登場します。
![](https://assets.st-note.com/img/1728393502-SmAzRVWs5U16LtQCv8rqNdbE.png?width=1200)
その名はJin。
次の更新の主役でもあり、今弾の新上級色・ExiaのChampionでもあります。
ClassはWarrior。
キーワード紹介、と言いながら脱線が長くなりましたが、次の新キーワード能力はEmpower Xです。
![](https://assets.st-note.com/img/1728405272-QBzGuZjpKs0Dnw9NSe5crXkP.png?width=1200)
"Empower X. (The next Spell card you activate this turn activates and resolves as if your champion got +X level.) (拙訳:このターン、次に起動するSpellカードは、あなたのChampionがレベル+Xの修正を受けているものとして起動及び解決を行う)"
レベルを常時上げるのではなく、一時的に上げる修正を行う効果として登場する、Mageにうってつけのキーワード能力です。
紹介した上のカードは、Empower Xが有効な状態でプレイするとこのカード自体がmemoryにいくので何度でも使いまわせる、3点火力のカード。
3コストとActionカードとしては少し重めですが、使いまわせるなら許容……かも?
新キーワードは(見落としてなければ)以上。
ExiaのカードやTeraのカードはそれぞれのChampionとスターターを解説した後に触れるとして、ここでは(なぜか)その色のChampionが登場しないのに3枚登場する上級色があるので、そちらを紹介しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1728406227-q1GgRwLedBA2V50j7ZhEoa3M.png?width=1200)
既存のカードだとZander(とTriskit)以外にChampionが存在しないLuxemのカードです。
今弾Horseが多く登場するので、もしかしたらZanderでもAnimalを採用するデッキがある……かも?
もし採用するなら、このカードはmemoryを全公開(すなわち今までのLuxemのカードが誘発)して、そこからコストを払わずAnimal 2枚を登場させるので、強力な動きになる……かも?
一応、今弾は"WarriorとMageを強化"という触れ込みがあった弾ですが、意外とまんべんなく各Class強化されています。
Warrior、Mage、およびHorseが投入されるTamer以外の各Classも軽く1枚ずつくらい見て、本記事を締めたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1728407519-voG9XQprzTsqMWFO5kKCxybt.png?width=1200)
まずはAssassin。
2コスト3点のAttackカードです。
そのコスト/パワーの比率自体は結構あるものの、True Sightをもっている、というのが決定的に他のカードとの差別化になる1枚です。
しかも、Class BonusでOn Killによるpreparationカウンター獲得のおまけつき。
TristanがLv1のターンで使えるとかなりおいしい1枚になりそうな上、Tristan以外でも最低限Fairyサイクルを簡単に倒すことができるいいカードです。
![](https://assets.st-note.com/img/1728407800-6jomZ5CquWnLDsgFxMBRPY8y.png?width=1200)
つづいてRanger。
Liu Bei自体も充分なRanger強化ですが、それに加えて、今弾のRangerは新weapon TypeのBow関連を紹介しないわけにはいきません。
Gun同様、Load状態でないと使えず、Attackカードとの併用もできないBowですが、Gunより基礎パワーがちょっと高めです。
そんな中、BowにLoadするものとして登場した"Ally"がこれ。
はい、書き間違いじゃなく、LoadするAllyです。
Allyとして3コスト3/3のBeastで登場した後、On HitでBowにLoadできる、というかなりユニークな存在。
もちろん、Loadしないことも選べます。
3点当てた後、Bowの攻撃基盤として3点になるので、6点を数える大火力とも言えます。
……あ、このカード以外は、BowにloadするのはSubtype Arrowのカードです。
![](https://assets.st-note.com/img/1728485490-aqz3WVKkfsdSub7xXpAQUvML.png?width=1200)
Guardianからはこの1枚。
Hindered(Rest状態で場に出る)なので3コストだけど3/3と強めなスタッツです。
それでも、常に登場ターンから攻撃できるこのゲームでは、Hinderedはかなり強い制約になりがち。
それをClass Bonusで解消するのが、このカードがもつ新キーワード能力のEquestrian効果。
Horseがいるならスタンドで登場するので、単純に高コスパのカードに早変わりです。
ライフ3あり、Stifling Trapでは除去まではされないため、無理なデメリット解消への妨害もないでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1728486247-pB8qIkyKYuWHmU4as6Gdvg15.png?width=1200)
最後にClericから紹介するのはこれ。
Class Bonusでダメージ軽減+レベル3以上でGlimpse 3と、Arisannaに向けて作ったかのような1枚。
この前Proxia's Vaultにも1枚追加されていたし、Arisannaへのテコいれが結構すごいですね。
Arisanna以外だとしても、Clericならダメージ軽減として使えるし、Lv3以上ならどのChampionでもFastスピードでGlimpseするカードとして運用できる1枚です。
今までよりもArisannaを見る機会が増える……かもしれません。
まとめ
4ヶ月ぶりの新弾で、舞台が『三国志演義』モチーフの世界へ動く中、今弾のトレーラームービーにはちょっと粋な演出がありました。
日本語字幕付きの歌詞がついています。
もちろん『演義』は日本のものではないのですが、『演義』は日本でも人気の著作物であることはたしか。
そして、社名からして元から日本を意識しているのもたしか。
そんなTCGがあと数時間すると、スターター+ブースターで、超一級汎用カードも込みの収録で新弾リリースされます。
すでにGrand Archiveをやっているプレイヤーも、ちょっと気になっているという人も。
Let's Aim For "One True Ruler"!
次回、新弾が出たらスターターや新弾のChampion紹介というのが定番(※これが2回目)なので、Jinのスターター、解説します。
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