逆キムタク
昨日美容院に行った。
1年ほど前に初めてお伺いした美容院の美容師さんの腕に惚れて通い続けている。
そんな美容師さんが今月青山通り(246)沿いにご自身のお店をオープンした。
何たる栄転。
若干25歳にしてすごい挑戦だ。
僕もパーソナルジム兼エステサロンを25歳の時に初出店したからなんだか親近感が湧いた。
ということで、初訪問。
技術に関しては申し分ないし、新しいスタッフさんの方も超がつく一流で安心して任せられる。
いつも施術中は先に走り出した経営者として、アレヤコレヤとお話をさせて頂いたりするのだが、「僕なんか」と心の底から思えるくらい凄い優秀。
そんな刺激を貰える場所にお金を落とせるのは最高だ。
こっちの方が頂けるものが多い。
そして、そんなお店には僕は必ずオープン時開店祝いを持っていく。
現金にして1万円。
自分が店を出した時にいちばん嬉しかったのがこれだったからだ。
額や現金だからという話では無い。
お花や差し入れの類ももちろん嬉しいのだが、そこに差は無いのだが、後処理のことを考えたり、賞味期限のことを考えると、シンプルに開店祝いは熨斗に入った現金が1番嬉しかった。
卑しい気持ちで言ってる訳でもない。
お花や差し入れは日頃のお客様からいただいたものが多く、経営者の方からは総じてこれだったのだ。
多分、みんな同じ思いをした経験があるから、誰かがお店を出したらお祝いは現金と決めているのだろう。
本当に相手のことを考えられている方だと思う。
そんな格好良さに惹かれて、僕も好きな友達や好きな方がお店をオープンしたらこの開店祝いを持っていくのだ。
いつものように至高のサービスを受け、帰り際にサッとカバンから開店祝いを取りだし、渡した。
So cool.
我ながら、帰り際にスマートに渡すあたりはさぞキムタクが出来ていたと思う。
「ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします」
と格好つけたまま店を後にした。
そのまま近くのセブンイレブンのトイレに行って改めて仕上がった髪の確認。
#だれかこの感覚分かるよね
#美容院おわりすぐトイレとか言って髪の毛確認しちゃう感じ
#えまた僕だけかな
#美容室でまじまじ見るのはちょっと小っ恥ずかしいんですよね
改めて仕上がった髪を見てテンションが上がる。
ついでにサングラスをかけ、トイレをでて、銀座を颯爽と風を肩で切って歩くキングカズの如くコンビニをでた。
So cool.
…
と思ったのも束の間、昨日の東京は久しぶりに強めの雨が降っていて、コンビニの入口に置いてあった雨避けの銀色の坂見たいなやつに足を滑らせ、盛大に転けた。
コンビニに入ろうとした港区女子におもっくそ笑われた。
クゥ。
なんで俺はいつも最後まで格好がつかんのやろう。
どこがキムタクやねん。
どこがキングカズやねん。
ズボンも盛大に汚れたし、お気に入りのバッグに傷も行った。
ほんとカッコつかんなァ。
もっと言うと、実は開店祝いを渡して颯爽と美容院を出ようとした矢先、傘を忘れて取りに戻ってたりもしました。
そういう星の下に生まれたんやろな。
まぁ、そんな自分も今日も大事に愛していこうと想う。
セナさんありがとうございました。
またお願いします。