小説【運転者】相手に関心を持つ大切さの意味とは
今回は喜多川泰さんの小説【運転者】の感想。
初めは主人公の態度にイライラしたし、運転手の話が説教染みて感じてしまうところもあった。
けど読み終えてとても清々しい気持ちになれる、気づきの多い本だった。
相手に関心を持つ本当の大切さは、
ターニングポイントとなる芽を見逃さないため
会話⇒時に知人、友人、恩人となる⇒時に運が好転する
そのきっかけを生む方法:“上機嫌でいること
上機嫌でいる方法:損得で行動するのではなく(焦りに繋がる)、
純粋に未知のものに「楽しそう」「面白そう」と思う(興味を持つ)
映画でも本でも「相手に関心を持つ大切さ」を感じることって多いよね。
だから私は、相手に興味を持たなきゃと頑張ろうとしていた。
けど、あんまりうまくできている感じがしなくて。できない自分に焦りを感じて。
たぶんそれは「関心が良いことへ繋がる」という“得”のために行動していたからだろう。
「関心が良いことへ繋がる」という考えは確かにそうなんだろうけど、
「損得じゃなく興味からなる行動⇒自分が上機嫌でいれるようになる⇒良いことへ繋がる」 と考えることが大切なのかなって。
人のために行動することの大切さは、
ターニングポイントの芽を開花させるため
運は貯めると使える
運を貯める方法:上機嫌でいるだけでも運は微増するが…
“誰かのためにしたこと➖してもらったこと🟰運として蓄えられる”貯めた運は自分だけじゃなく今後の人のために取っておくこともできる
プラス思考:人生において使う運より貯める運を多くすること
わたしは自分のことで精一杯になってしまいがちだ。
たぶん運を蓄えられていない。
面倒見が良い人に憧れるけど、どうしたらなれるのかもわからない。
本当に面倒見が良い人ってこんなこと考えてないんだろうけど、
「誰かのためにしたこと➖してもらったこと🟰運として蓄えられる」って考えをすれば、 わたしにもできるかもしれない。
慣れてこればちゃんと人のために動ける人間になれるのかもしれない。
わたしは運が良い方だと思う。周りの人に恵まれている。
そのおかげでなんだかんだここまでやって来れてる。
それは自分の行動力や周りに感謝できる性格のおかげだって思ってた。
けど「長い歴史の中で、歴代の人たちが貯めてくれた運を使っている」って考えを知ると、
わたしの使っている運の多くは、上の世代が貯めてくれたものなんだろう。 わたしもできるだけ運を貯めて、自分のためにも運を使いつつ、 後世にも残していけるような人を目指していきたい。
わたしが感じていることもこの話に繋がるから紹介しておこうと思う。
我々が今日本で不自由なく生活できているのは、日本を創った先人たちの努力があったから。けど現在はどうだろう。
私たちの次の世代の人たちは日本に希望を持てるのだろうか。
今の日本にそんな素敵な未来が来ることは想像しにくい。
少しでも希望ある未来のためにこつこつ「プラス思考」をしていく必要があるんだろうな。
ターニングポイントの芽が開花するのはすぐじゃない、けど報われない努力はない
報われない努力なんてない、短期的な結果を求めているだけ
誰かの努力・ひたむきな姿勢が他の人に幸せをもたらすことも努力の報われ方
どんなことでも「むしろ良かったんじゃないかな」と思って生きる
振り返ると「あそこが始まりだったな」と気づく
努力すること、本気になることって時に怖いことだと思う。
うまくいかなかったときに傷つくから。
けど、「努力が他の人に影響を与える力がある」って考えをすれば、
強くなるための試練も恐れず乗り越えられるのかもしれない。
自分の価値観を深めることができた素敵な本だったな。
気づきのある本・映画をもっと追っていきたい。