公平と不公平〜なんのまとまりもない持論〜
公平、不平等って言葉をよく耳にするし、大抵人が不平、不満を口からこぼすときは大体これをキーワードにしてる気がする。かくいう自分も小学生の時、よく教員に我が物顔で「不公平、不平等」と言っては反抗していたし。
そんな公平、平等の概念について、メモがてら自分の(今のところの)持論を書こーかなと思う。
存在する人全員に全く同じことを提供する/全く同じ対応をすることが「公平」ではない。それぞれ置かれた状況の違い、抱えてる問題をできるだけ多く配慮して、凸凹をならすこと。だれか特定の人を置き去りにしないこと。
共有してる資源が限られてるモノである以上、そうするしかない。ここで、大切になってくるのが、その置かれた状況や個々人の価値観の「違い」をどう認識して、どう線引きを引くかが重要。この線引きは「区別」なんだけど、それがExclusiveなのかInclusiveなのかが話の最終争点。
Exclusive:何の意味もなく、特定の特徴を持った人の集団を一方的に抑圧したり、排除したりする
Inclusive:人々が外面的にも、内面的にも抱えてる違いを乗り越えて全ての人をひっくるめた全体幸福の最大化
あと、あまり関係ないけど、養老孟司の『ヒトの壁』で解釈と理解を区別して使ってのが目から鱗だった。「解釈」は「内から外」で人々がある実態や状況に一方的にあてがった主観的な捉え方。「理解」は自分たちの制御や働きかけられないところで、もうそこにそれとして存在してる事象。