詩(道尽きて)


道尽きて
陽は天にあり
世界はわたくしを立たせ

走る地平がないのなら
犬のように穴を掘り
これがわたしの地平である

寝転べば
やはり空は高く
星をみることもある

思い出は固く
他人のようで
もうすぐわたしは放たれる

道尽きて
他人のわたしが立っている
空にさらして立っている!


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