見出し画像

21歳 打上花火克服

こんにちは。
お盆は、8月15日から19日まで、約5日間実家に帰省してました。久しぶりの実家での生活で、環境の変化で、ずっとイライラしてましたが、5日間、ゆっくり心と体を休ませることが出来たなと、後になって思えました。買い物へ行ったり、打上花火のお祭りに行ったり、帰省中にも関わらず会社説明会をzoomを通して行ったりしました。
一人暮らしのアパートに戻った時、部屋を見て、久しぶりな感覚がしました。帰省前にちゃんと部屋を片付けて綺麗にして出掛けて良かったと感じました。帰った時に、綺麗な部屋を見て、心がフレッシュな感じがしたからです。帰省中の5日間は、家族でご飯を食べて、お風呂にも入れて、常に誰かが家にいる感覚でしたが、アパートに戻ったら、「今日の夜から1人なんかぁ」て寂しくなりました。一人暮らしを始めたての時の寂しさが、ほのかに部屋に漂いました。1人だから、ちゃんと家事も自分でしなくちゃならないという感覚も戻ってきました。ま、イライラはしたけど、5日間はちゃんと休めました。


タイトルにもある様に、帰省中、8月17日、家から少し離れた海岸でお祭りがありました。そのお祭りは、最後のフィナーレで約10分ぐらいの海上打上花火がありました。私は、昔から大きい音、眩しい光が怖くて(感覚過敏で)、打上花火は小学低学年から、あまり見に行ってませんでした。行ったとしても、海を挟んで遠くから眺めることだけでした。
でも大学生になってから、なんとなく、毎年、夏を過ごす度に、少しずつ、花火を見られたらな、っていう願望というか挑戦が心の中に芽生えていました。友達のインスタのストーリーで花火大会の映像が流れているのを見て、少しだけ良いなって思えていたからかもしれません。でも、花火を見るとしたら、家族と一緒がいいって、私は思いました。何故なら、花火の音と光の恐怖に、私自身がどんな行動を起こしだすか分からないし、私の家族は私がどれくらい花火が怖いかを知っている人達で、私が不思議な行動をしてもあまり驚かない様な人達だからです。逆に、友達だと、私の方が迷惑をかけてしまうと思いました。

今回のこのお祭りでは、母と私の2人で見に行きました。母に「この最後に打上花火のあがるお祭りに少し興味があるんだけど、一緒に行かない?」と誘うと、母は嬉しそうに「良いよ」と言い、私が打上花火を克服しようと一歩前進しようとしている事にも、とても嬉しそうでした。
花火があがる45分前ぐらいに海岸に着いて、花火が打ち上げられる場所を見てみると、距離が近過ぎました。かつての、海を挟んで見ていた頃の距離の十分の一ぐらいでした。タイトル画面の写真の、海上にある船の様な光がある所から、実際に花火が打ち上げられました。私にとって、あまりにも近くて、何度も「無理、無理」と思い、海上打上花火までは、お祭りの屋台で買ったフライドポテトを緊張しながら食べていました。打上直前まで、ステージ上の演奏も行なわれていました。演奏が終わって、演奏者と観客の愉快なカウントダウンと共に、フィナーレの海上打上花火はあがりました。

一発目が、高くあがって、大きく破裂し、黒い空に綺麗に光咲きました。私は、怖いことが分かっているから、両耳を指で押えて体ガチガチにして待ち構えていました。案の定、一発目の花火から、音と光が怖くて、涙と鼻水がドバっと出て、体をダンゴムシみたいに丸めて「やっぱぁ、無理ぃ~」て、逃げ出しそうになりました。が、隣に座っていた母が、腕でガシっと私を押えて、逃げ出さないようにしました。そのおかげで、逃げ出さず、少し花火を見ることが出来ました。隣に座っていた母が時々、私が花火を見れるように声を掛けてくれて、その時に、丸まった態勢から目を少しだけ上に向けて、破裂した花火、打ちあがって破裂する花火を見ることが出来ました。光が強くてなかなか目を開けることが難しかったけれど、とても綺麗でした。でも、海上での花火、海上で破裂させる花火は、両耳を塞いでいても音があまりにも大きくて怖かったので、見ていません。終始、泣きべそかきながら両耳塞ぎのダンゴムシ状態で花火を見ていました。でも、逃げなかった。逃げそうになったけれど、逃げなかった。これは、大きな成長だと思います。100%克服した!とは言い切れないけれど、少しだけ、克服出来たかなって感じです。花火終了後、少し、放心状態に陥ってました。

短い間の海上打上花火だったけれど、行って良かったと思えました。打上花火を勇気もって見に行ったことで、次の日、私のイライラは吹き飛んでいました。打上花火が私のイライラを吹き飛ばしてくれました。こんな効果があるなんて、知りませんでした。


まだちょっと、怖いし、次、友達か家族かで花火を見に行く時も再びダンゴムシ状態になりそうだと思っているけれど、こうやって、ほんのちょっとずつでいいから、前進していけたらなって思います。

この夏、少し成長出来ました✌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?