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【確定版】個人的2024年秋アニメランキング

はじめに

恒例のクール総括記事です。
2クール物などは1クール終了時点での評価。本来1クールなのにこの記事執筆している時点で終わってない問題児()はその時点で評価します。

今回は43作品が対象です。
来年からは絶対に本数を絞ることを決意しているので、ここまでたくさん見るのは今クールが最後…かも。

夏アニメはこちら

【確定版】個人的2024年夏アニメランキング|ペーペー

評価基準

・5項目の8段階評価(0~7点)の35点満点。
・なぜ7段階かというと以前まで使っていたランキングアプリの仕様。結果結構納得のいく基準なのでそのまま採用。
・シナリオ重視派なのでシナリオに厚めに配点振っています。
<ポイント基準>
0:非常に良くない、1:良くない、2:あまり良くない、3:平均的、4:平均以上、5:良い、6:凄く良い、7:最高水準

  1. シナリオ(単話単位):週間アニメランキングでも発表している各話単位の点数の平均値で採点。平均点が9.2以上で7、8.7以上で6、8.4以上で5、8.0以上で4、7.5以上で3、7.0以上で2、6.0以上で1、6.0未満で0。

  2. シナリオ(全体感):全体通してのシナリオの筋の通り方、伏線回収、軸のぶれなさなど、単話単位でカバーできない要素を評価。

  3. キャラ・アフレコ:キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコが合ってるか。

  4. 作画・音楽・演出:作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出のうまさ。

  5. 世界観・構成・設定:世界観・設定のうまさ、クール通しての構成力など。

<Tier基準>(総合pt準拠)
Tier:S+(33pt~)
Tier:S(30pt~32pt)
Tier:A+(27pt~29pt)
Tier:A(24pt~26pt)
Tier:B+(21pt~23pt)
Tier:B(18pt~20pt)
Tier:C+(15pt~17pt)
Tier:C(12pt~14pt)
Tier:D(~11pt)

ランキング本編

※Annictの作品ページへのリンクあり。
※各総合Ptの内訳はスプシをご確認ください。

Tier:S+(33pt~)

1位:チ。 ―地球の運動について―
総合pt:34pt

漫画原作時点で相当話題にはなっていたし人気も高い作品ではあるのは認知していたけどアニメで初触れ。こんなに面白い作品がまだ観られることに大感謝。本当に大好きな作品になってきつつある。
かつての中世ヨーロッパ…キリスト教による異端審問、身分階級による暮らしの差別化、常識の非常識、どれも過去だけではなく現代にも伝わるような社会問題的なテーマを散りばめつつ主軸としては天文学における「地動説」の立証を数代にわたって意志を継ぎつつ成し遂げていくという世界観・構成・設定がまずめちゃくちゃ面白い。ある程度背景は史実をベースにキャラクターや構成を当てはめていっている形だと思うけど、最初の主人公ラファウが弾劾され、そこからオクジ―にバトンが渡っていった瞬間このアニメのやりたいことが一気に視界が開けたようで一気に惹きこまれたね。連続2クールでやってくれるようなので25年冬クールもめちゃくちゃ楽しみの大本命。
そんな素晴らしいシナリオ面を支えるほかの面のクオリティも最高で、特によかったのはアフレコと音楽かな。こういう真面目に脚本を展開するアニメでのキャラクターが発するセリフの重要度は言うまでもないがそれを100%以上に表現しうるキャスト陣の見事な演技がとてもよかった。特に印象的だったのはツダケン、中村悠一、こにたんと同卓で負けず劣らずのアフレコだった新人声優の仁見紗綾さん。知的な演技と素敵な声で素晴らしかったのでこれからも注目したい。
あとは何といってもオープニングの「怪獣」かな…!このOPは久々に映像込みでめちゃくちゃ衝撃を受けた。楽曲としてのクオリティも勿論作品へのリスペクトを感じるOPなのでまだチ。を観てない人はぜひOPからその世界観に誘われて行ってほしい。


Tier:S(30pt~32pt)

2位:2.5次元の誘惑
総合pt:31pt

女性不信で3次元女子に全く興味のない主人公奥村と彼の大好きなキャラクターを愛してやまないコスプレイヤーのリリサ。2人のオタクとしての交わりからはじまるコスプレを題材としたラブコメ。
元々ジャンプ+で人気の作品だというのは知っていたし絵も可愛いので期待はしていたけど、2クール完走した今、視聴前に想像していた何十倍も好きな作品の仲間入りを果たしたのがこの作品。本当にめちゃくちゃ好きなアニメだわ。
まずは何といってもヒロインのキャラクターたちが可愛い。リリエル愛抜群でスタイルも抜群なリリサ、奥村のことが大好きでいじらしすぎる後輩みかりん、コミュ障ながら圧倒的成長を見せるノノア、ギャル巨乳アリア...。だけじゃなく753さんもまゆり先生もみんなキャラデザも性格もうまく描き分けられているしタイプの違う魅力さで毎週アニメーションで動くのを観るのが本当に楽しみだった。やっぱりアニメの基本はそこだよね。自分は王道至上主義的なところもあるので圧倒的にリリサ派なんだけど各キャラの魅力を最大限に引き出す制作陣がお見事だった。
あとはこの作品、シンプルに脚本・シナリオがめちゃくちゃいい。コスプレというテーマをしっかり深掘りしてコスプレイヤーの実情や葛藤、人間関係なども描いたかと思ったらそれぞれの過去や家族のエピソードまで丁寧に展開。圧巻だったのはアリア加入~夏コミまでのエピソード。アリアと父親の再会の回はアニメであんなに泣いたの久しぶりレベルで涙腺に来た。シンプルに話もよかったし、それを支える奥村役の榎木淳弥くんのアフレコも最高で今年No1を争う回だったと個人的には思っている。
本当にいい意味で期待を裏切ってくれた作品だったので2期制作決定もとてもうれしい。今後の展開も期待してます!

3位:アオのハコ
総合pt:31pt

ジャンプ原作の青春恋愛×部活作品。こういう作品大好物なのでめちゃくちゃ良かった…。最高です。
お互いの母親の昔よしみからひとつ屋根の下でしばらく暮らすことになるバドミントン部の主人公大喜と女子バスケ部の憧れの先輩千夏。一見すると夢のようなシチュエーションだけど思春期ならではの葛藤や部活に賭けている思いなどとにかく高校時代の「青春感」を特濃で感じられる作品。
基本的には大喜から千夏先輩への想いを中心に描かれるんだけど、幼馴染でずっと大喜の横で親友だった蝶野雛ちゃんがこの作品を劇的に面白くしていると思う。大喜の横にいるのはいつだって自分だったのにいつのまにか彼が思いを寄せる憧れの先輩と同居していて複雑な胸中。自分が抱いている恋心を素直に認められなくてモヤモヤしつも彼の恋路を後押ししてしまう矛盾などどこまで奥行きがあるんだこの人は。ここまで熱弁しておいた上で自分は千夏先輩派なんですけどね….。
あとはラブコメ要素も勿論主軸なんだけど部活に打ち込む姿を欠かさないのが個人的にはこの作品の好きなところ。高校時代運動部だった人なら共感すると思うけどやっぱり高校生活の中心は部活なんだよな。自己表現の術のいきつくところが「部活で頑張る」というのは高校生の等身大の青春を表現できているし、その中で結果に白黒ついて関係性に影響してきたりするのも好き。千夏先輩好きなのもバスケ部だからかもしれない。(バスケ部だったので)
最後にこれだけは言っておきたいけどSame Blueが神曲すぎてこのアニメの評価をめちゃくちゃあげている可能性はある。

4位:ダンダダン
総合pt:31pt

ジャンプ+原作の自分にしては珍しい原作既読作品。(妻に勧められて読んだ)
ダンダダンは原作の時点で作者さんの画力がめちゃくちゃ高くて「これをアニメで表現するのは大変だ…」と思っていたけどサイエンスSARUの見事なアニメーションクオリティに支えられて素晴らしいアニメ化だったね。戦闘シーンがやはり一番の注目ポイントだと思うけどダイナミックな動きの「数」もそうだけど色彩や止めるべきところを止める演出だったり、音響だったり、表現としてのアニメーションへのこだわりは随所に感じたのでとてもよかった。
シナリオ面に関しては原作既読のものって評価が結構難しいというかどうしても知った状態での感想になってはしまうけど序盤の雰囲気めちゃくちゃ良いよなというのは改めて感じたかな。特に愛羅とアクサラのエピソードで自分は原作もハマっていったクチなので7話がアニメで観たときも一番響いたね。結構これからもいろんな切り口でシナリオが展開されるので飽きずに観ることができそう。
最後にダンダダンアニメの一番素晴らしいと思ったポイントは版権関連の調整力。オカルンの本名が「高倉健」な時点でもうこれアニメ化無理なのでは..?とも思ったけどしっかり注釈を入れることで回避。その他商品名とか店名とかも思ったよりストレートに入れてきたりするし、パロディ関連もウルトラマン等筆頭に本当にいろんなところから持ってきているんだけどそれを日和ることなく表現してくれたのは愛があってうれしいわ。ただ2期に繋げる構成力が酷すぎで最終的な印象はやや悪目ではある...w



Tier:A+(27pt~29pt)

5位:Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season 襲撃編
総合pt:29pt

襲撃編と反撃編で分割構成の前半。リゼロらしさを存分に発揮した面白いエピソードで満足感は凄く高かったね。

振り返ると2期は結構アニメ化としては難しいシチュエーションだったのもあってあまりハマれてなかったんだけど3期はリゼロの魅力的な部分である狂気的な大罪司教たちやそれによって作り出される緊迫感、またこれまで関係を築いてきた仲間たちとの共闘など積み重ねの強さを感じるクールだった。特に大罪司教のシリウス(cv安済知佳)は狂気溢れすぎててアフレコも最高で魅力抜群だったね。

いよいよこれから反撃というところで次は2月放送らしいので楽しみにしています。


6位:ひみつのアイプリ
総合pt:29pt

プリティーシリーズ最新作のアイプリも3クール目に突入でだいぶ安定感が出てきたね。2クール目で一気に各キャラやユニットの深堀が進んで一気に好きな作品になってきたと思ったら3クール目は物語の核心に迫ってきそうな展開も多く、見ごたえを感じる回が多かった。ひまりがかつて時間を共にした「むぎちゃん」と「涼風つむぎ」の関係が最終盤の展開に大きく左右してくるまでの世界観の展開の仕方、SF要素の挟み方など結構オリジナリティある脚本でとても良かったね。あとはチィの覚醒回。この時をどれだけ待っていたか…。あの曇りからの覚醒をやれるのは相当覚悟を持って脚本しないとだめだと思うので妥協をしない姿勢を感じたね。
全体的にやはりキャラクターが魅力的だからこれだけ話を動かせる部分はあると思うのでひまりみつきを中心にした2クールの下支えが効いてきている印象ではある。ひまみつの絡みは相変わらず最高…。
あとは3クール目は結構話数にも余裕が出てきてプリティーシリーズというか長期アニメらしい単発エピソードも多めで良かったね。サクラがみーたんガチオタであることが発覚する回とかちゃいむちゃんの回とか魅力的な単発エピソードも多くて楽しめたし毎週の楽しみとして続きも期待したい。
楽曲の素晴らしさは改めてライブに行って感じたところなのでもっといい曲が増えてほしいし2期も決定で今一番好きな作品なのでこれからも期待。


Tier:A(24pt~26pt)

7位:トリリオンゲーム
総合pt:24pt

稲垣理一郎先生が原作で結構話題作だったので気になっていたけどやっぱりこの人が考える物語はめちゃくちゃ面白いね。
正反対な性格のハル(陽キャ)とガク(陰キャ)が手を組んで世界一の企業を目指すビジネスゲーム。話の規模がめちゃくちゃ大きいけどやっていることは堅実からぶっ飛び展開までさまざまで現実性は置いておいて常に目が離せない展開の連続で視聴者を飽きさせないのが流石だなと感じた。資金調達、IT技術コンテスト、AI活用したECコンサル、ソシャゲの開発運営、メディア帝国乗っ取りなど1クールで全部やったとは思えないくらいの様々なトピックスを凄いテンポ感で描写。それを支えるのは一癖も二癖もあるキャラクターたちという感じの絶妙なバランス感がとてもよかった。結構現代社会でもとっつきやすいテーマとかを多めに入れているので関心もわきやすいし働いたことがある人だったらこのビジネスをやるのがどれだけパワーいるのかって分かる話だと思うのでその実現を観ている痛快さみたいなのは凄く感じられるのでスカッとしたいときにもいいかも。
ちょっとキャラデザとかノリは独特なので人は選ぶかもしれないけどハマれば毎話見ごたえばっちりなのでお勧め。



Tier:B+(21pt~23pt)

8位:戦国妖狐 千魔混沌編
総合pt:23pt

ついに3クール目完結!全編通してだけどもっと面白くなるポテンシャルはありそうなんだけど…という感じだった。前提として自分はこの作品かなり好きなんだけどね。
今期は何といっても灼岩の復活だよな。1期の中盤で灼岩が退場してから一気にこのアニメ観る気力が失せて一時期本気で切ろうとしていたけど見続けて良かった…ありがとう….。あの芋っぽさと純真な可愛さとおっぱいは誰にも代えがたいのよ….。月湖もめちゃくちゃ成長して色っぽくなっていたのでWで嬉しいね。
全体の展開でいうと結構ピークが彼女の復活だったのであまりそれ以外は強烈な印象はないんだけど、千夜の成長→迅火との最終決戦までやるべきことをしっかりと描いてくれたお手本作という感じかな。戦闘があんまり面白みが感じられなくてそこだけちょっとダレたかなという感じではあったけど観てよかったアニメでした。

9位:ネガポジアングラー
総合pt:22pt

人生転落中で彷徨い中の常宏が釣りをきっかけに貴明、ハナ、町田さんなど仲間と出会いもう一度前を向くことができるようになるまでの物語。この物語の大きな軸は釣りを通じての交友関係の変化や精神面の成長だったけど娯楽、趣味としての釣りを結構ちゃんと描きつつもそれぞれが抱える葛藤や苦悩を丁寧に描写していたのが良かったね。印象的だったのはバイト先の店長である町田さんの冷えた家族関係回かな。釣りがコミュニケーションツールになっていて、多少歪ではあっても前に進む形を見せてくれたのが良かった。

あとはなんと言っても最終盤の貴明の弟のトラウマを乗り越えるエピソードは良かった。いつでもいいやつだった貴明も過去の間違いを受け入れられず止まっていた部分があり、それを自分が救った常宏に逆に救ってもらえるアツい友情だったし、最終的な結論が「釣りって面白いな」という自分の原点になってきたのが良かった。

欲を言えばめちゃくちゃ可愛い西森こずえちゃんとかいうキャラクターをもっとメインに押し出した回も観てみたいです。

10位:ブルーロック VS. U-20 JAPAN
総合pt:22pt

クール序盤はU-20選抜を選ぶまでのセレクション、後半はU-20との対抗戦という感じだったので構成としては後半にピークが来る感じて面白かったかな。基本この手のスポーツものは主人公がどれだけバリューを出して活躍できるかという点が盛り上がりのポイントだと思うので2~3話に1回は確実に潔が活躍するシーンが入ってそこから次のステップに進んでくれるのは観ていて気持ちよかった。ブルーロック内No1プレイヤーである凛にも認められその中でもストライカーとしての覚醒も見せていくのがいいよね。相手チームにも認められていくのは清々しい。
色々言われていた作画面だけどまぁ確かに1期の頃はめちゃくちゃ動かしてたやん、というのはそうだったけどそんなに気になるほどかな..というのはあった。別に作画面だけがアニメの面白さじゃないと思うし展開を作る中で無駄にリアルさにこだわっていらないところ動かすよりは決めるべきポイントだけ決めるでいいのかなと。最終回凄かったしね。
やはりスポーツアニメは面白い。


11位:魔法使いになれなかった女の子の話
総合pt:21pt

独特な色彩で描かれる作画面とどこか懐かしい雰囲気を感じさせる作風が特徴的なオリジナリティあふれる魔法少女もの。こういう独自路線行ってくれる作品はめちゃ好きなので観れてうれしかったな。リトルウィッチアカデミアとか好きな人はおすすめ。内容は全然違うけどテンションの置き方がちょっと近しいと思う。
最初の方は王道魔法少女の学園物の側面がかなり強めで、魔法使いを目指すも適正ゼロの落ちこぼれ主人公クルミとツンツンしているライバルユズ、そしてエリートのマ組の面々という構成の中で魔法使いを目指すクルミの奮闘記!みたいな感じだったけど途中から世界観モノの側面と百合モノの要素もかなり強くなってきて多彩な方面からシナリオを展開できる作品だったんだと気づいた。明らかにクルミに対してのユズの態度が180度変わって二人がイチャコラし始めてから「おや…」と思ってたけどこの作品懐が深すぎるだろ。ありがとうございます。
終盤は学校で習う魔法手帳を基盤とした現代魔法に対して古来からの古代魔法を用いてアクシデントを乗り越えることで「真の魔法使い」になっていくわけだけど終盤にかけての盛り上げもよかったし最後まで独特な雰囲気は保ったままだったので毎週楽しく観れてよかった。こういう作品好き。最終回のたたみ方は結構中途半端だったので続きがあるなら見たいな。

12位:妻、小学生になる。
総合pt:21pt

妻(貴恵)を事故で亡くした夫(圭介)と娘の麻衣が"小学生になった妻"に再会するところから大きく動きだす物語。
現実世界内での転生なので当然貴恵の精神が転生した先の小学生の子には白石万理華という別人格があるわけで、最初はただ貴恵が戻ってきたことを喜んでいた圭介と麻衣だったけど白石家の事情を知ったり万理華の元の人格のことを想ったりで葛藤する人間ドラマが非常に見ごたえがある作品だった。終盤で貴恵の突然の死で再起不能なまでに追い込まれていた圭介に対しての未練で成仏しきれなかったことを悟り、今後どうするべきなのかを悩む展開などは自分だったらどういう選択をするだろうと考えさせられたね。変わらないのは貴恵の肉体としては死んでいるということ、そして精神が万理華の肉体に宿っている限り本来の万理華はいなくなってしまうということ。それ以外は何も変わらず、それぞれの人生を歩んでいく必要があるということ。圭介の同僚との進展(フェイク)や麻衣の結婚話など、いろんな事情がある中で前に進む必要性やそこを受け入れるまでの難しさなどがテーマだったかな。
締め方が個人的に良かったとはあまり思わなかったけど、まぁ過程は良かったので。
あと改めて思ったけど悠木碧さんのアフレコうめえわ…。ちょっとキャラデザとか雰囲気とかはモダンな感じじゃないので苦手な人もいるかもだけどお勧めな作品です。

13位:結婚するって、本当ですか
総合pt:21pt

旅行代理店に勤める男女2人がアラスカ転勤の辞令を回避するためだけに偽装結婚を始めるというラブコメ。構図が面白いかつ分かりやすくて、キャラクターの役割の持たせ方も明確ですごく観やすいアニメだったね。
偽装結婚が故のお互いの絶妙な距離感、周囲への気遣い、一緒に過ごすうちに感じる気持ちに素直になれないもどかしさ、バランス感覚がおもしろかった。最終的な物語の帰結がお互いの気持ちを全て解放して思いっきりお互いプロポーズして再結婚に至ったのは清々しかった。お互い恋愛慣れしてないが故のほっこりする感じはピュア恋愛好きな人におすすめ。

14位:株式会社マジルミエ
総合pt:21pt

ジャンプ+原作のお仕事×魔法少女もの。タイトルの通りで魔法少女と言ってもバリバリ社会人の法人の中で働く成人女性がメインなのは新鮮で良かったね。最近はそういう仕事としてのヒーローや魔法少女みたいなのも増えてきたかもだけど、本作は特に社会で働くにあたっての心構えとか会社という組織の中での役割の果たし方、信念の通し方など一サラリーマンとして働く自分としても共感できるような脚本、展開が散りばめられていて良かった。マジルミエはどこか欠けている部分は他に補ってもらうチームで働く姿勢が特に良かったね。それでいて変身シーンとかちゃんと押さえるべきところは押さえていてgood。
主人公のカナちゃんは超まっすぐで素直である意味ちょっと個性の薄い主人公になってしまいそうなところが逆に共感性を産んでいて応援したくなるキャラでとても良かった。ビジュアルめちゃ可愛いし、ファイちゃんのアフレコも良いしで個人的にはかなり刺さったキャラでした。2期も決定ということで続きも楽しみ!

15位:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱
総合pt:21pt

るろうに剣心リメイクを観たいと思う一番の動機と聞かれたら確実に「フタエノキワミ、アッー!」を令和で観るためですと答えるんだけどついにその京都動乱がやってきたようだ。古のニコ厨観てるか???
まずCCOが出てきた時点で大歓喜。何話か忘れたけど、「CCO様!CCO様!CCO様!CCO様!」とかいうコールが起きた時俺も画面の前で一緒に思わずコールしてた。CCOザマァ!
最大の盛り上がりどころはついに左之助が「フタエノキワミ」を習得したことだよね。にわかにもほどがあるのでフタエノキワミをどこでどうやって習得するのかなど知識のかけらもなかったので地獄のような修行の果てに習得していてひたすら感心してしまった。今まで茶化してごめんな…これからはもっとリスペクトをもって茶化していきます。
多分次クール?とかでいよいよ決戦な気がするけどじっくりやってくれていいのでいつまでも待ちます。


Tier:B(18pt~20pt)

16位:アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season
総合pt:20pt

虚無すぎた1期から比べると格段に良くなったように感じる2期だった…が、それは単話単位の話であって全体的にみると非常に評価としては難しいアニメだったなと感じる。
良かった点としては各ユニット/キャラクターの深堀があったこと。ストレイライト、ノクチルが新たにユニットに加入。それぞれのユニットのデビューは明暗分かれるものではあったけど各ユニット内の個性を際立たせる演出としては結構アプローチ良かったし面白い手法だなと感じた。ストレイライトは強者の風格でリスアニで観れるの楽しみ。ノクチルはアニサマでリアルライブを先に観ていたのであの不穏なデビューは結構衝撃だった..笑 あと既存ユニットの深堀も結構よくてハロウィン回とかのライブ回もそれぞれの可愛さ出ていてよかった。真乃ちゃんと恋鐘ちゃん可愛すぎる。
残念だったのは結局それらの積み重ねがあまり感じられなかったこと。あくまで個別エピソードの盛り上がりで終わってしまって、収拾がついていなかった印象は最後までぬぐえない。個別エピソードの中で1話の最後で不穏な要素を出したと思ったら別のエピソード突入で伏線放置みたいなことがかなりの回数あって、結局回収も最後までうやむやみたいなことも多かったしあったとしてもアッサリみたいな感じで脚本の全体感の説得力は相当弱かった。これまでのアイマスシリーズだとそのあたりはあまりなかったと思うのでそこはちょっと残念だったかな。そのとばっちりなのか結局推しの真乃ちゃんが最後までただうだうだしているキャラみたいになってしまったのは悲しかった..。
光るところもある分、粗も目立つ感じだったかなぁ。

17位:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇
総合pt:20pt

今期のダンまち、ダンジョンには行ってないんだけど1クール通して凄くちゃんとやりたいことが明確で好きだったな。面白かったです。前クールまでのダンジョンの死闘の方が面白かったと思う人もいるのかもしれないけどあまりハマれてなかった自分としては今期の方がよかったな。
今期のテーマは「フレイヤ・ファミリア」。ベルが所属するヘスティア・ファミリアとはいわば敵対関係にある組織ではあるけどその思惑の中に巻き込まれていく様が描かれていた。酒場のシルさんからデートに誘われ応じただけのベル。シルの正体はフレイヤでそこから始まったのは町全体を巻き込んだ「魅了」だったわけだけど、そうまでしてベルを手に入れるという周到さと力の強さを改めて見せる展開は良かったね。流石に自分以外の記憶が書き換わって仲間からも拒絶的な態度取られていたら絶望するわ。フレイヤファミリアで寵愛を受けるベルだけど、その時のフレイヤ様が絶妙に可愛いのとえっちなのでそれも好きだった。普通にいいよね、フレイヤ様。
最終的にはヘスティアたちのお陰で魅了からも解放されウォーゲームを通して決着するわけで正直中盤の緊迫感が一番面白かったので終盤はやや尻すぼみ感はあったが、シルさんという一人の少女から発せられる物語としてよくまとまっていたと思うので面白かった。
ただ、最終話飛ばしたので相当印象は悪い..勿体ないなぁ。

18位:らんま1/2 (2024)
総合pt:20pt

令和に蘇るシリーズ。蘇るシリーズには結構いろんな種類があって、特徴の一つにキャスティングがあるけどらんまは基本的にキャスト継続の路線だったね。シャーマンキングとかも(主人公以外は)基本継続だったので似たようなスタイル。
キャスト原則継続しているだけあってアフレコの質はめちゃくちゃ高い
…。現代のアニメで山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみetc…が一堂に会することなんて早々ない…と思ったけど結構国民的アニメでは揃っているのか?笑 まぁとにかくアフレコがいいですと。
あとはキャラクターの個性の付け方も流石だよね。自分は旧作通ってないので本当に基礎設定すら知らないレベルだったけどらんまの男女入れ替わりでのデザインの緩急もそうだしあかねの髪カット前後、しゃんぷーのキャラデザなどこの個性が作品の肝。
シナリオ面とかはまぁ昔の作品なので…というところはらんまに限らず感じる部分ではあるしテンポ感もかなり現代作品の中に並べると怪しいけどこのアニメに関しては緩く見れればいいかなと思っているので毎週ゆったりと観ていきます。


19位:甘神さんちの縁結び
総合pt:19pt

めちゃくちゃマガシン原作っぽいなと思ったら案の定マガシン原作だったアニメ。こういうのでいいんだよ、こういうので!!!ひょんなことから京大医学部志望の主人公が神社の宮司に引き取られ、美人三姉妹と同居することになるといういい塩梅のバカ設定がまずいい。こういうのでいいんだよ。
まったくタイプの違う3姉妹はそれぞれ可愛くて、天然長女、気の強い次女、小悪魔系素質あり三女。皆さんは誰派?俺は長女派!!(部屋だけは片づけてほしいが胸がでかいのでOK)
シナリオ面は結構瓜生が男らしいというか人間としてできすぎていてそこまでやる?!というところまで世話焼いてあげたり、ちょっとファンタジー要素が混ざったりとマガジンのラブコメっぽい展開が多かったので普通に楽しめる感じだったかな。こういう作品は安定して楽しめるので良い。

20位:ラブライブ!スーパースター!! 3期
総合pt:19pt

Liella!の物語はラブライブアニメシリーズ初のSeason3に突入。正直2期がかなり微妙だったので不安な心持ちではあった。それは2期は脚本もそうだったけど何より追加された下級生キャラがあまり好きになれなかったのでその印象のままだとキツイなと思ってたんだけど、蓋を開けてみると懸念材料だった脚本もキャラ付けもかなり改善されていたように感じたかな。展開としてはかのんちゃんがLiellaを一時離脱してマルガレーテ、とまりとともに対抗ユニットを結成するという斬新な展開でお互いの考え方やスタンスを学び、刺激し合い、上を目指していく方向性は面白かった。その過程で各キャラへのスポットの当て方も程よくて2期でめちゃくちゃ嫌いだったオニナッツも多少好きになれたかな。
不満点としては結局ユニット二つに分けて一つになるのはもう現実のユニットでわかりきってたんだけどその収束のさせ方がめちゃくちゃ予定調和だったこと。まぁ仕方ない部分はあるのかもだけどそこが肝じゃないのか…。あとラブライブめちゃくちゃあっさり連覇してて笑ってしまった。もうそこにあまり価値はないんだな。面白かったんだけど結構粗もある3期でした。卒業おめでとう。

21位:転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期
総合pt:18pt

一期も安定感があったけど二期も変わらぬクオリティと堅実な脚本で良かったね。異世界系は全部これくらいのクオリティを目指して欲しい指標。
新たな仲間としてリーツを劇的に迎えたり、旧友を温めつつもしっかりと組織内での立場を上げていき信頼を得ていくアルス。これだけ幼い人材が実際の組織の中で評価を得るってそこはあくまでファンタジーだけど物語の軸としてちゃんと反発とかも描いてるし地に足はついてるんだよな。2期は本格的に領地を拡大していく抗争の話とかを本格的に描いていてその中での知略を発揮するシーンも多くて見応えがあったかな。
そんなにどハマりする作品ではないけど安定感がありがたいアニメでした。


22位:来世は他人がいい
総合pt:18pt

反社の後取り同士の穏やかじゃないラブコメ。吉乃は霧島に対してかなり気味の悪さとか受け入れられなさを前面に基本は出すんだけど霧島の超歪んだ真っ直ぐなアプローチ(矛盾)に距離感も変わっていく様が作品の肝だったね。霧島みたいになんでも手に入れられるやつだからこそ吉乃みたいに多少強情で美人でそれでいて芯の強さを持っている人に惹かれるんだろうな。
吉乃が絡まないエピソードがただのヤクザものになってしまったのでそこだけ微妙だったけど霧島と吉乃の掛け合いを中心とした脚本は面白かったのでトータル満足かな。あとアフレコがいい。



Tier:C+(15pt~17pt)

23位:嘆きの亡霊は引退したい
総合pt:17pt

少し前に放送していた陰の実力者みたいな実はそんなに能力ないけど主人公が謎の人望でひょうひょうとして無双する系の物語。この手のシュールギャグは安定感あるよね、割と面白かった。クランのボスでかなり人前にも出るのがかなりリスキーではあるけどのらりくらりとなんだかんだで窮地を脱していく様はそのメンタルがあるから周囲から結局支援を得られて今の地位にいるんだろうなとは思わせてくれるよね。ティノもリィズもシトリーも周辺の女の子キャラが個性的でかわいいのも良かった。
まぁ中身は正直シナリオにはそこまで期待していなかったので及第点くらい。クライが出てこない話数はギャグ抑え目でそこの面白さ不足は否めなかったが、シュールギャグはちゃんとしていたのでよかったね。

24位:アクロトリップ
総合pt:17pt

魔法少女とそれに憧れすぎて敵対組織で”悪事”に勤しむ主人公のギャグアニメ。エロくないまほあこみたいな…と言いたいけどそれはもはやまこあこではないので撤回する。
テンポ感とかキャラデザとか結構独特でオリジナリティ溢れる雰囲気はかなり好きだったかな。それを支えるキャラクターの個性と動かし方も全体的に一貫性があったのもGood。地図子がクロマに振り回されつつもなんだかんだ親しくなって信頼していくところとか、ブロッサムの可愛さと天然さとか見どころは多かった。
ただ中身の爆発力はかなり控えめなので毎週緩く観られて良かったかなと。

25位:魔王2099
総合pt:17pt

1話~2話を見たときはかなり世界観に惹かれた作品。実際結構面白くて最後まで安定して見れたかな。2099年に様変わりした新宿に古代の魔王が転生してきてという設定で、シリアスな要素もありつつ適度に挟まれるギャグが面白かった。魔王が堂々としていいキャラで現代の世界に溶け込めないながらも適応していく様とか過去のキャラの出会いでの掛け合いとかテンポよかったのが良い。ゲーム実況の下りとかはあまり好きじゃなかったけど、まぁ最近の作品良く入れるよなぁと…。
シリアス面は正直そんなに期待してなかったので及第点という感じ。それよりも女の子キャラも可愛いし、ギャグもキレがあるので十分楽しめた作品でした。

26位:歴史に残る悪女になるぞ
総合pt:17pt

いわゆる悪女転生もの。この系統ってめちゃくちゃ跳ねることもないけどめちゃくちゃつまらないこともないよね…。この作品もまさにそんな感じだったけど、結構捻りはあって悪女モノの中なら結構上位Tierな気がする。
いわゆる乙女ゲー主人公の「いい子ちゃん」発言や振る舞いを徹底的に嫌っているというのとご都合主義みたいにヒロインのことをみんなが好きになるのを魅了の能力という設定を用いて説明していたの結構攻めてたなと思うし面白かったね。幼少期から描き始めて学園に入ると主人公(ヒロイン)との対立そして改心、周辺の村とかの政治的なエピソードその他もろもろ結構シナリオ展開の幅も広かったし、アリシアが「歴史に残る」という大目標をもとに邁進していくのでシナリオの軸がぶれなくてよかったね。悪女なのか?というのは疑問もあったけど。あと成長していく過程でビジュアル…というか身体的な変化もあってそれもよかった。目的のためなら手段は選ばない決意の表れだね。
あとは何といってもアリシア役の中村カンナさんのアフレコがめちゃ可愛い。最初小倉唯ちゃんかと思ったくらい萌え度を良い感じにはらんだけど聴きやすい声で良かったね。

27位:カミエラビ 完結編
総合pt:17pt

なんだかんだ最後まで観てよかったなと思えるアニメだった。スマホという現代社会において最も身近にあるものがきっかけに始まるデスゲームの世界観を壮絶に描いた1期から、2期であり完結編にあたる今期ではその先の神によって”創造”されていた世界の真のあり方に迫る部分までをうまく構成して描き切っていたのは好印象。エコ(cv久野美咲)の存在感が抜群で、彼女の作り出した世界に対してあるべき形に戻そうと奮闘し、最後には新たな道を見つけられるまでの一本の芯が良かったね。展開にハマれなさとかついていけない部分があったので個人的にそんなに好きになった作品ではなかったけど冒頭にも書いた通り見る価値ありの作品ではあったかな。
あとは一期の感想でも書いた気がするけどこのアニメ、女の子キャラのモデリングがめちゃくちゃよくてすんごい可愛いんだよな…。しかもなんか制服がノースリーブでめちゃくちゃエッチなのでそこが1番評価ポイントです。

28位:青の祓魔師 雪ノ果篇
総合pt:17pt

今クールは青エクらしさというものを若干雰囲気の面では取り戻した感がありつつも最後まで突き抜けることはなくかつての一期の頃の面白さには到底及ばないなという感じで終わってしまった。青エクは結局似たような展開をキャラの心情とかポジションとかを変えて深掘りしたり違う進め方をしたりということが多いので今期もそれに漏れず。あれだけ過去のクールで凛と雪男の関係性とか改善を見せていたのにこの期に及んでまた雪男がメンヘラ起こしてみんなに迷惑かけ始める感じとかまたか…となってしまった。まぁでもこのクールは凛のサタンの力覚醒までのベース作りみたいな感じかなと理解したので次クールに期待かな。

29位:君は冥土様。
総合pt:16pt

なぜか1人で暮らすことになった人好の元に迷い込んだ元暗殺者のメイド雪というはちゃめちゃコメディ。雰囲気はかなり良くて世間を全く知らない雪ちゃんが人好やその周りと関わることで人間らしい暮らしを獲得していく様はハートフルだったね。何より良かったのは雪ちゃんのcvが上田麗奈さんだったこと。本当にこの透明感は他には出せないのでめちゃくちゃ可愛かった…。
本筋の面で言うと良くも悪くも普通、無難だったかな。あまり設定への深掘りもなくだったのでコメディ要素だけで楽しむ感じだとすれば悪くないアニメだった。


30位:ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII
総合pt:16pt

随分間が空いたGGO2期。今回のテーマは前半はチームでの対抗戦。これは一期の時にも感じていたけどキャラとゲーム性にハマれないとあまり面白みを感じられない作品だと思うが、2期もそこまでハマれなかったなぁ…。パーツパーツでは面白い展開もあり、それがやりたいんだろうなというのが伝わってくる部分は多かったのであくまで趣味趣向なのかもだけど。チームから1人だけ裏切り者が出ますという時にピトさんがブラフで裏切り者してて実はレンでした〜みたいなところとかはかなり盛り上がったしいい展開の作り方だったかな。
チーム戦終わった後のテストプレイとかも結局はゲーム内のプレイなので緊迫感はなく、本家SAOのような大局としての軸がリアルにない感じがハマれない要因かなぁ。なぜ戦う→楽しいから!


31位:MFゴースト 2nd Season

総合pt:16pt

1期からテイストや熱量そのままに2期突入。変わらずレースシーンのアツさや疾走感は良かったね。マシンの性能的にずっと苦戦を強いられていたカナタだけど基盤は変わらないものの少しもアップグレードで闘える土台は整って来ている。コースレコードを更新したりと活躍がちゃんと目立って来ているのは物語としていい。その一方でサブのはずの日常パートがレースに影響してくるのはちょっと…。恋のせいで怪我して最終回もやもやしながら見るのこの作品の良さひとつかけてしまったなと思ったわ…。日常パート単体自体は結構好きだったのでやはりこういう作品ではパートは切り離して欲しいな。

32位:星降る王国のニナ
総合pt:15pt

王国間の国政に利用されながらもそこにトキメキを感じちゃう一人の女の子ニナの物語。基本展開がフォルトナ国のアズのことが好きだったニナが大国ガルガダの第一王子セトにどんどんと惹かれていく揺れ動く乙女心みたいな感じなので基本お花畑展開。唐突にキスしておけばとりあえずその話は締まるみたいな豪快さをめちゃくちゃ感じたな。結構雰囲気とか世界観は好きで期待してたんだけどあまりキャラや脚本がハマりきらなかったのが少し残念。
坂本真綾のOPはめちゃくちゃよかったのとキャスト陣のアフレコの安定感はあったね。

33位:多数欠
総合pt:15pt

2クール完走お疲れさまでした。超B級臭漂う作品で最初から不安たっぷりで視聴を始めたけど、なんだかんだ最後まで見ていたので展開が気になるアニメではあったかなと感じる。特に特権利の使い方が極まってきた2クール目からは結構面白さが加速して能力バトル物としての面白さをしっかりと出せていたよね。戦略とかもちゃんと練って裏切りやメンタル戦も含めてヒヤヒヤするシーンも多くてよかった。最後に1クール目の展開と2クール目の展開が交差して大団円なのは特に良かった。
それでもやはりキャラクターの魅力がなさすぎてそれが厳しかったかな…。キャラデザやキャラクター付け、口調の安易さでせっかくの本格派っぽいシナリオも陳腐に感じてしまうことも少なくなく。ちょっとそこだけは最後まで来たら慣れるかなと思ったらずっと気になったままだった。ただそこが気にならない人には楽しめるアニメだと思うので、現実世界×SF要素のデスゲームみたいなのが好きな人は2クールでちゃんと締めてくれるので後から見てみてもいいかも。

34位:鴨乃橋ロンの禁断推理 2nd Season
総合pt:15pt

1期のころから感じてたけどこのアニメ、設定の突拍子もなさ以外はちゃんとしているので本当に惜しい作品ではある。ロンの出自にかかわる話(父親関連)なども要素としては後半特に出しつつ、物語を進めそうな気配は感じているのでそこはよかった。あとロンの発作みたいなやつもかなりストレスだったので解消してきて何より。
この作品はキャラクターのやり取りを売りにしているんだろうからもっとポップなテーマの事件を扱えばいいのにと大体の回で思ってしまったな。ノリが軽すぎて普通に殺人事件が起きている推理現場とは到底思えないのよ。コナンのがずいぶん真面目にやってるぞ。だからこそハミングバードのエピソードとかはかなり好きだった。このアニメの評価はそこで保たれている。
続きをやるとしたら結構本筋に入ってきそうなのでそこは楽しみかな。

35位:青のミブロ
総合pt:15pt

ほかの作品比3週遅れではじまったので満を持しての放送…だったが大きく跳ねることはなかった感じだったかな..。2クールらしいんだけどこれをもって切ろうかなと思っている。
幕末の京都での新選組はもうかなり使い古されたテーマだと思うけどそれを少年たちにフォーカスして描くという設定自体は新鮮で、血生臭い雰囲気を描く気概は感じたね。特段悪い所もなくシナリオも進行していったんだけど特段盛り上がりどころもなく、もしかしたら2クール目からが本番なのかもしれないけどキャラクターや演出にはまれていないので個人的にはここまで。不条理な世界の中でも頑張り続ける少年の活躍を見たい人はオススメ。



Tier:C(12pt~14pt)

36位:最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える
総合pt:14pt

本人に自覚はないがめちゃくちゃ中二病な主人公がダークっぽいけど中途半端な世界観の中で知略と武力で無双するお話。まぁこの手の作品の落ち着くところに落ち着いたかな…。主人公のジョブが最弱とされている「話術士」という支援職でその通説を覆していき、仲間を集める過程での戦略や能力の使い方なども見どころとしてはあったし、全体のゴールに向かって進んでいく遂行力などは感じた作品だったかな。
ノエルが追放されてから新たにクランを作るまでの過程を1クールで描いた構成が良かった。


37位:神之塔 -Tower of God- 工房編
総合pt:14pt

前期からの継続で工房戦に突入。1期のころのキャラクターたちとの再会もあって積み重ねを感じる構成ではあったね。キャラクターの動かし方とか展開の作り方自体にところどころ面白みはあったけどやはり突き抜けた面白さは感じない、どこかで見たような設定と脚本、という感じ。
というかやっぱりこういう対抗戦みたいなエピソードは面白くするのが非常に難しいよね。構成上必要なのはわかるけどそれを1クールでずっと面白くするには相当なパワーが必要だなと改めて感じる機会だった。


38位:凍牌〜裏レート麻雀闘牌録〜
総合pt:13pt

主題歌がオーイシのギャンブリングホールという点以外はとことん現代にこれやるか…みたいなアニメだったな..笑 裏社会での違法賭博麻雀をグロテスク多めで今の時代のコンプラギリギリのところで描いていた印象。麻雀は咲の影響で少しやって、ピザラ雀でまたやろうと思ったけど結局役覚えるのとか面倒すぎてやめた口なので知識は激薄。それもあって高度な麻雀のやり取りとかにはあまり面白みを感じられず、結局最後にケイが逆転して終わるという展開は見えていたのでそういった意味での面白さには欠けていたかな…。指切断やら奴隷みたいな少女やら友人の裏切りやらショッキングな展開はたくさん手持ちがあったみたいで飽きはしなかったけど作風もかなり古めなのもあってあまりお勧めはしにくいアニメだったかな..。


39位:シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 2nd season
総合pt:12pt

世間の評価と自分の評価が乖離しているアニメの代表作。1期の最終版、ウェザエモン戦めちゃくちゃアツかった!感動した!と言っている人が結構多くて衝撃を受けた記憶がある。ずっと茶番やってるわと思っていたので…。
なかなか渋い評価を覆す展開も特に2期もなくてシャンフロで一通り展開終わったら別ゲーでおそらく作者が書きたかったゲーム描写を書いて、さらにシャンフロに戻って、という展開。ゲームを題材にしたアニメで結構普通にゲームを楽しむ、というコンセプトだとどうしても普段ゲームやる身からすると物足りなさを感じちゃうよな…。これ以上見るのは逆にリスペクトがない気がするのでここで切ります。対戦ありがとうございました。

40位:精霊幻想記2
総合pt:12pt

2年ぶりに放送されたの2期。結構一期の段階でキャラクターの可愛さと雰囲気の良さで乗り切っていた認識だったけど、2期も雰囲気だけは相変わらず結構よかったかな。ただ中身は正直特筆すべき部分が本当になく、来シーズン以降はこういった1期を見たからなんとなく途中で切るのもったいないな…みたいな作品は見なくてもいいかなという決意をさせてくれた作品に結果なってしまった。これだけ間が空くとキャラクターの好きだった部分とかほとんど忘れてしまうので難しいよなぁ…。


41位:パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき

総合pt:12pt

最近めちゃくちゃ多い追放もの。テンプレートに沿っておきまりの展開が多く、主人公実は有能でした見限ったやつくずでしたでも許しちゃう主人公人格者だろ?という感じの作品。
ヒロインのナルセーナとかアーミラとかはデザインも可愛いし闘う女の子としての描写はよかった。ナルセーナとラウストの出会いのエピソードの挟み方とか、「お兄さん」っていう呼び方とかは結構独自性あってよかったかな。
あとはマルグルスとサーベリアのクソバカカップルがボコされるのは普通に笑ったのでギャグとしては良かったね。本当にクズ過ぎて笑った。



42位:七つの大罪 黙示録の四騎士 第2期

総合pt:12pt

いつの間にか黙示録の四騎士も2期。1期の終盤からメリオダスたち前作のレジェンドキャラクター達も出てきたしパーシバルはじめキャラクターの過去出自エピソードなども挟み展開としては悪くなかったがやはりキャラクターへのハマれなさを払しょくするまでには至らず。パーシバルの不快感はなんと表現すべきなのかわからないけどとにかくアンマッチすぎて主人公としてつらかった。もうここらで切り時かな…。


Tier:D(~11pt)

43位:魔王様、リトライ!R
総合pt:8pt

もう1期がやっていたのはいつなのかも思い出せないくらいの期間を開けた待望の(?)2期…のはずがどうしてこうなってしまった…。まず制作体制の変更はまぁこれだけ期間が空いていたら仕方なかったとしてもキャストまで主人公のツダケン以外はそうとっかえになるとは。思い切ったリトライすぎるでしょ。
多分格安で受けてくれるのは月虹くらいだったんだろうけど案の定月虹クオリティに仕上がっていて感心した。どうしてこうも味のしない同じようなテイストに仕上げることができるのか是非インタビューなどあれば聴いてみたいものだ。

まとめ

今期はTOPが結構引っ張ってくれたし中堅も個性的だしで結構見ごたえはあるクールだったかな。似たような作品ばかりではなくこういったいろんなアプローチの作品が見れるのは個人的には凄く好きなのでお気に入りなクールだった。

残りはアニメ系の記事は年内は総合アニメランキングを残すのみなので、良ければ読んでください!!

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