Koto

22歳 コーヒー・写真と、風景が好きです。 村上春樹が好きです。 思い悩んだ時、日々の…

Koto

22歳 コーヒー・写真と、風景が好きです。 村上春樹が好きです。 思い悩んだ時、日々の思いを残しています。

最近の記事

深夜の泣き寝入り

最近、感情が浮き沈みするのに慣れてきた。 というよりも、 またかと思い泣くことにした。 訳も無いのに泣きたくなるのは 止めようとしたって どうしたって 涙が出てくる。 きっと私より不遇で辛くて 頑張っていてでも報われない そんな人なんて世に五万といる 知ってる けど私だって辛い 別に誰かに分かって 欲しい訳じゃ無い 大変だね、偉いね、って 言って欲しい訳じゃ無い でもそういう日があったって 誰にも咎められないし 明日朝になって日が昇れば 今日も一日頑張ろうって 思うんだから

    • 山あり谷あり奈落あり浮遊あり

      最近情緒の浮き沈みが激しい。 先日、ある機会があって大学の先輩に 「人生で自分の感情が上がり下がりはげしいときありますか?」 って凄く率直に聞いた。 久しぶりに会ったので自分の最近事(好きな人が出来たとか、大っぴらには言えないとか、良いものではない事は分かってるけどそれは置いといて) を知らない彼らは質問に驚いていたけど 「そんながくんがくんと上がり下がりしたことない。結構安定してるかな。」 と手を水平に伸ばして言った。 「あでも、」 思い出したように 「付き合う前も自分では

      • やりたいこと

        私は珈琲が好きだ。 カフェが好きだ。 カフェの内装、醸し出す雰囲気、その場所で過ごすこと 全てが好きだ。 かれこれカフェスタッフとして働いて早3年半が過ぎたが毎度行く度にこの思いは強くなる。 常連さんが一息つく。 珈琲を飲んでカップルの表情が和らぐ。 カップを置いて仕事に取り組む。 カフェに来るお客さんを見るのも好きだ。 ラテを作りお客さんに差し出す自分は 日常とは異なるもう1人の自分のようで 夢の世界の住人になった気持ちになる。 だから日常の私よりそちら側の私が好きな

        • お喋り

          最近自分がお喋りになった。 何か伝えたいという想いがあるわけでもないのに 気が付いたら口が先走っている。 時には一口多い言葉が出てしまう。 話終わってから こんなに喋るつもりじゃなかったと思う。 ちょっと口数が多過ぎるなと思う。 でも次にはまた喋りすぎる。 歳をとったんだろうか。 自分の言葉が強く感じる。 もっと柔らかに喋ってたじゃないか。 そんな口調じゃなかったじゃないか。 言葉を発する毎に 自分から何かがなくなる気がする。 それを必死に紡ぐために 時折本を読み映画を見

        深夜の泣き寝入り

          AM2:00

          「時刻は午前2時をお知らせします」 1日が終わる。 やらなきゃいけない事、やるべき事、やらなくていい事、やりたい事 何を幾つやれただろうか。 振り返ろうとしても振り返りたく無い事が邪魔をして 強制終了された。 そんな日もある。 眠りにつき目が覚めれば 明日が始まっているのだ。 目を逸らす時間があってもいい。 必要な休息だと思えばいい。 しかしそれは今日で終わらせなければならない。 明日も明後日も1週間後も 待ってはくれず一定の速度で近づいてくるのだ。 ならその波動に呑まれる

          白日

          「真っ新に生まれ変わって 人生一から始めようが 首の皮一枚繋がった 如何しようも無い今を 生きていくんだ」 久しぶりにお酒を飲んで歩く帰り 不意に喉から漏れた声は行き場を迷い、 閑散とした夜道がブラックホールのように吸い込んだ。 時々消えて無くなりたくなる。 正確に言い換えれば、 何もかも捨て真っ新になって 私じゃない私で生きたいと、 そう強く思うのだ。 初めてこの歌を聴いた時 首の皮一枚繋がって逃れられない その残酷さを突き付けられたと同時に 自分はどうやっても

          体温を感じる。 自分以外の熱を感じることは何て心地いいのだろう。 「好き」 「好き」 言葉がシルエットに纏わりつく。 「かわいい」 「好き」 私達は入り込む隙間の無いほど密着している。 2つの言葉は対流し続け行き場を失っている。 「もう一回」 「好き」 私の中でやけに木霊する。 カン、カン、カン、、、、、 私の心に彼の言葉が落ちる。 「冷えてきたね」 「くっつきすぎ?」 「このままでいい」 この温度が落ち着く。 溶けるほど熱いのは嫌いだ。 「暑いのは苦手なの。」 「冬生まれだ

          今年の冬

          「昨年、一昨年はエルニーニョ現象でしたが 今年はラニーニャ現象が発生する見込みで…」 一体全体誰がこんな変哲な名前を採用したのだろう。 毎朝朝食後に消していたTVを付けっ放しにしていたことに気づいたのは、突然ニュースキャスターの言葉が私の脳内で再生不可能の旗を揚げたからである。 はてなんて言ったんだろうか、 エルナーニ、エルニーノ、いやエレニャーノ、 ラニーニ、ラニャーニ、ラニャーニャ、、、 流石にこんな猫語ではなかった。報道陣がニャーニャー言ってはまともな仕事にならない。

          今年の冬

          オリオン座

          「ねえ、見てよ。オリオン座がはっきり見える。 好きじゃん星。てか寒。」 我見よと聳え立つビルの囲い その中心にオリオン座が座っていた。 どうやら今年の冬本腰がもう来たらしい。 「寒いね、ほんとだ。 綺麗。」 一段と謙虚になってしまったが 隠す事のできない風格を感じる。 何千光年も前から守り続けた 景色と誇りを汚さぬよう 消えて行く仲間の存在が 息絶えぬよう いつか、また輝けるよう 計り知れない程の決意を胸に 平気な顔をして耐え続けている。 午前1時。 明日の支度

          オリオン座

          こじつけ

          人間は結局孤独な生き物である。 これは最近最も納得したこと 愛着、執着、孤独? 共存、依存、孤独? 自我、意志、孤独? 愛は執着と表裏一体 それは些細な、または大きな喪失を伴う 生きる上で他者の存在は必要不可欠 だが他者と共に進む前に、1人の人間として歩む 自我のみで突き進む事は不可能 世界に耳を傾けることで価値観が変化する 受け入れる事で成長し、 同時に自我は薄らいでいく 意志は知らぬ間に転換されどこからが本望? 自我を振り返って孤独を見つける どうやら孤独は切

          こじつけ

          憂鬱

          あーーーー、憂鬱すぎる 何がある訳でもないけど心が重すぎる 頭も心ももやもやして全てを真っ白にする ただ研究の進捗報告が近々に迫っているだけなのに。 別にさぼっていた訳でもないし 特に後ろめたい事がある訳でもないし いや少しは邪念も後悔もあるけど でも普通に自信を持てばいいのに どうにもこの「発表」というものが 昔から大の苦手なのである。 誰かに試されている気がして いや実に試されているから いつまで経っても克服できない。 今から緊張してどうすんだ 一々重く考えて心臓が持

          雑踏

          深夜0時。 混雑したビル街で後ろからクラクションが響く。 「調子崩すなあ」 気怠げに言う彼の顔に微笑が漂う。 「今日は」 「うん」 「仕方がないね」 「いつも言う」 変化しない視界が私を蝕んで行く すがりを求めて窓の外を見たら 数多の光に酔ってしまった。 「酔った。コーヒー欲しい」 「わかった。とりあえず目瞑って」 「それだけは嫌なの」 やけに輝いた東京のビル街は 互いが牽制しあって協調のかけらもない競争。 其の癖、闇を庇った光は暖かくて 離れるには心地が良すぎる。 「何

          ガラスの靴

          足の先が冷たい シーツにシワをよせようとしても かじかんだ指は 思うように動いてくれない 待っていたら 氷漬けにされたようになって きっと元に戻らない 早く靴を履いて あるはずのない一足のガラスの靴 擦り切れた靴を履くよりずっといい ガラスでできた靴は 棘を刺すように痛い それでも踏み出して 一歩ずつ 一歩ずつ 街は暗く何も見えない 点々とした街灯を頼りに 足元は気をつけて あと靴擦れにも それでも進み続ける 歩くたびにガラスは熱を帯び 足は段々と意志を持って 少し休んで

          ガラスの靴

          冬空

          日が短い 一日の半分を夜と勘違いする 早すぎる西日に切なくなりながら 街灯の煌めきは心を躍らせる 手を擦りながら待ち遠しい 暗闇の中 探す目に 飛び込んでくるのはやはり。 魔法の時間は続かない されど冬の間は 少しでも 隣にいたいと思うのは 光に酔いしれてるから 引用写真:岩倉しおり

          はじめに

          Sakiと言います。 好きなものは珈琲・カフェ・喫茶店の建築・農村風景です。 趣味は、コロナ渦となってから読書にはまっています。 ここでは日々の思いや拙い詩を書いていけたらと思ってます。 誰かに届いたらいいなと思ってます。 よろしくお願いします

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