100%幻想という「完全に自分を理解して欲しい」望みは、その望む対象が正しければ叶う
一般的に100%幻想の対象は「私」という自己概念だが、その願いの根底にあるのは「真の自己」を理解して欲しいのである。
真の自己とは、肉体に依存しない、純粋で完全で永遠なるSpiritのことである。
けれど自分自身でさえ「いかなる自分」を理解して欲しいのかわかっていないので、とりあえず知覚できる範囲の「自己概念」を理解してもらおうと試みることになる。だがもちろんうまくいかない。「私」という自己概念は非現実なため、誰も理解できず、そこに葛藤が生まれる。
「この複雑怪奇で刻一刻と変化する”私”を理解してほしいような気がするけど!私だってこんなの分からない!他者も分からないのは当然!
でも”あるなにか”を分かって欲しい気持ちが響いてくるんだ!!」
その”あるなにか”が、真の自己(=Spirit)である。
そしてもし真の自己であるスピリットを理解してもらいたい!いや理解するのは自分がやるんだ!という方向へシフトするならば全てがうまくいくようになる。事あるごとにspiritとしての真の自己を思い出すように努めていくことで、真の自分を100%理解することは可能であり、それは自分自身が行うことで果たされる。