メタバースって?
NFTやWeb3と同様、最近よく耳にする「メタバース」。これは一体何者なのでしょうか?
メタバースって何?
「メタバース(metaverse)」とは、コンピューターが作り出す3次元の仮想空間のことで、超(meta)と宇宙(universe)が合体してできた造語です。
メタバース上では、利用者がアバターと呼ばれるキャラクターとなって仮想空間を移動したり、他の利用者と会話をすることができます。
メタバースっていつから出てきた言葉?
「メタバース」は最近出てきた言葉のような気がしますが、実は結構前からあるのをご存じでしょうか?
「メタバース(Metaverse)」という言葉を仮想空間サービスとして使用したのは、SF作家ニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク小説、『スノウ・クラッシュ』の中でした。インターネット黎明期の1990年代にはすでにあったなんてすごいですね。
メタバースのイメージ
では皆さんが想像する「メタバース」とはどういったものでしょうか?
おそらく、「サマーウォーズ」や「竜とそばかすの姫」、「ソードアートオンライン」などを想像する方が多いのではないでしょうか。
これらの作品に登場する仮想空間がメタバースという認識で間違いないでしょう。
では、「サマーウォーズ」と「竜とそばかすの姫」、「ソードアートオンライン」には違いがあるのですが何かわかりますか?
混同される「メタバース」と「VR」
さて、ここまで読んでこられた中で、メタバースとVRってどう違うの?という疑問を感じられた方もいるのではないでしょうか。メタバースってVRゴーグルをつけるやつでしょ?と思ったあなた。違いについてみていきましょう!
先述したように、メタバースとは仮想空間である。ということに変わりはありません。ではVRとは何でしょうか?
VRとは(Virtual Reality)の略で、「人口現実感」「仮想現実」と呼ばれているものです。
ではメタバースとVRの違いは何か。
それは、メタバースが空間そのものを表すのに対し、VRはそれらに没入感を与える手段、ハードウェアである。という点です。
皆さんが想像する「VRゴーグル」などがまさにVRと呼ばれるもので、遊んでいる空間が「メタバース」、ということですね。
「サマーウォーズ」ではPCを大勢で囲み、メタバースでのやり取りを見ていましたね。
「竜とそばかすの姫」では耳に専用のデバイスを装着してメタバースに没入していたかと思います。現実世界でのやり取りはなく、メタバースがあたかも現実化のように感じられるデバイス、つまりVRを使用してフルダイブしている点が「サマーウォーズ」との相違点ですね。
メタバースの今後
企業も続々と参入しているメタバース。注目度も上がっており、一度は耳にしたことがある言葉でしょう。
メタバースは現実の街並みを再現したものや江戸の町を舞台にしたもの、美術館風のものまでさまざまです。
リモートワークが日常的になったこともあり、今後はメタバース上での会議や講演会、イベントも増えてくるのではないでしょうか。
日々新しい取り組みがされているので、のぞいてみると面白いですよ。
次回はメタバースの活用事例を見ていきましょう!