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megane and me (メガネアンドミー)のデザイナー インタビュー / さやかさん、ちょっと行きつけのお店に連れていってくれませんか?
こんにちは、荒岡です。 今回は、メガネ愛好家からファッション関係者まで、高い支持を受けるmegane and meのデザイナー Sayaka Tsukagoshi (さやかさん)と行きつけのお店を教えていただき、散歩しながらお話をお伺いしました。
普段では、なかなか伺う事ができない記事の内容となっておりますので、是非ご覧ください。
(記事本文)
~代々木上原の駅にてお待ち合わせ~
荒岡 「さやかさん、こんにちはー!」
さやかさん 「たかし(荒岡)さん、こんにちは! 今日は、よろしくお願いします。」
荒岡 「こちらこそ、何卒よろしくお願いいたします!! すいません、早速なんですが、今日は、さやかさんが普段に行く”行きつけのお店”を周りながら、色々とさやかさんのこと、デザインのことをお伺いさせて頂きたいと考えていまして。」
さやかさん 「わかりました! 少し歩きますが、お気に入りのお花屋さんがあって、そちらはどうかなと思ってます。」
荒岡 「おお!! お花屋さん!! いいですね!!」
さやかさん 「じゃあ、行きましょうか。」
荒岡 「さやかさん、、すいません、実は、お昼ごはんをまだ食べてなくて、どこかで食事してからいきませんか?」
さやかさん 「え!! いきなりですか!! たかし(荒岡)さんって、”花より団子”を地でいく感じなんですね。(大笑)」
荒岡 「すいません!! お腹減ると思考力がゼロになってしまうタイプでして。。」
さやかさん 「大丈夫ですよ! 私もご飯まだ食べてなかったので。 じゃあ、行きつのカフェが近くにあるので行きましょう~」
荒岡 「ありがとうございます!!」
さやかさん 「すぐそこのカフェで、結構人気があるから、席が空いてるかを先に行って、確認してきますね!」
荒岡 「すいません!! 助かります!!!」
~カフェの前に到着~
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系列店の古民家風ワインバル
”funicula”も近くにあります。
さやかさん 「お店は、ここです! 席は空いてました。」
荒岡 「よかったですー! やっとご飯が食べられます!!」
荒岡 「おお、いい感じのカフェですね!!」
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さやかさん 「ここは、オフィスが近いので、 よく利用してまして。 私は、お肉は基本的に食べてないので、野菜のパニーニにしますね。」
荒岡 「あっ、そうなんですね。 僕は、チキンのパニーニにします!」 (スタッフの方に注文)
荒岡 「さやかさんは、えっと、ベジタリアン? ですか?」
さやかさん 「あの~、お肉を基本的には食べないので、ペスカタリアンですかね。 なので、魚は食べますけど、基本的には野菜が多いですね。」
荒岡 「なるほど!」
さやかさん 「あ、食事ができたようですよ。」
荒岡 「おお!! 早速、いただきます!!」
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荒岡 「さやかさん、すごい! 美味しいでです!! いや~、うちの近くにもこういうカフェが欲しいでですよ!! 」
さやかさん 「よかった! ここの”funico”さんは姉妹店もあって、そこはイタリアンで、この辺ですと人気店なんです。」
荒岡 「そうなんですね!! いや~、なんか代々木上原は、やっぱりいいですね!! 食事をしたら、元気になってきたので、デザインのことなど、色々と伺ってよいですか?」
さやかさん 「あ、やっと、本番ですね! わかりました!」
荒岡 「じつは、ずっと、気になっていたのですが、さやかさんがデザインされているmegane and meは、可愛いビジュアルを結構作られてますが、どなたかアートディレクターなどはいらっしゃるのですか?」
さやかさん 「ビジュアルに興味持って頂いてたんですね! 今までのmegane and meのビジュアルは、ここ何年か自分でディレクションしていて。」
荒岡「ええ!! そうだったんですか!! それは、すごい!! 知らなかったです!」
さやかさん 「学生時代に、グラフィックデザインもしていたので、自分でディレクションしたくて。 もちろん、カメラマンとヘアメイクはお願いしてます。」
荒岡 「なるほど! 今回のビジュアルもすごい可愛いですよね!! モデルの方も素敵です!」
さやかさん 「ありがとうございます! モデル、カメラマン、ヘアメイクはいつもどなたにお願いすると自分のイメージに出来るかをすごい考えていて。」
荒岡 「モデルの方もご自身で選ばれているんですね?」
さやかさん 「もちろんです。 megane and meの眼鏡がどのモデルに似合うのかは、自分で選ばないとわからないので、モデルエージェントから探して、オーディションとかもします。」
荒岡 「オーディションもするんですか?」
さやかさん 「今回のビジュアルでは、3人まで絞ったのちに、最終的に1人に決定しました。」
荒岡 「それは、すごいですね!!」
さやかさん 「いえいえ! やはり、イメージを伝えられるのは自分しかいないので、普通のことですよ。(笑) モデルのスタイリングもしますし、ラフスケッチですけど絵コンテも描きますよ。」
荒岡 「なるほど、絵コンテもお描きになるんですね!!」
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撮影するイメージを考えている
荒岡 「眼鏡のデザインの他に、ご自身でビジュアルのディレクションもしているとは思わなかったので、びっくりしました!! あっ、そうだ、そろそろ花屋さんの方に向かいましょうか?」
さやかさん 「そうですね。 いきましょうか。」 (お店を出て、次へ)
荒岡「いや~、先ほどのお店、すごいよかったですね!」
さやかさん 「気に入って頂いて、よかったです。 あっ、たかし(荒岡)さん、このお店によってもいいですか?」
荒岡 「こちらのお豆腐屋さんですか?」
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お豆腐屋さんの”太田屋”さん
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昔ながらな感じが◎です。
さやかさん 「私が野菜中心の食生活なので、こちらの”太田屋”さんには、よく買いに来るんですよ。」
荒岡 「なんか、おしゃれな街である代々木上原に昔ながらのお豆腐屋さんがあるのは、情緒が残っていていいですね!」
さやかさん 「たかし(荒岡)さんの言う通りですね。 あと”太田屋”さんは全てが手作りで、すごく安心する味なんですよね。 かなり重宝してます!(笑)」
さやかさん 「お豆腐も購入できたので。 では、お花屋さんの方へ行きましょうか。」
荒岡 「行きましょう!! また、歩きながらお話を伺わせてください。」
さやかさん 「もちろんです!」
荒岡 「先ほどのお話の続きなんですが、ビジュアルの制作は定期的にされてますよね?」
さやかさん 「コロナ禍もあったので、ここ数年は制作してなかったのですが、今年から制作を再開しました。」
荒岡 「あの、そもそも、ビジュアル制作をされようと思ったきっかけとかはあったのですか?」
さやかさん 「私のブランドのmegane and meは、提案したいスタイルがあるというか、スタイルが確立しているんですよね。 なので、固定概念が付きすぎることもあるかと思いまして、新しい提案をする意味でイメージを毎回変えながらビジュアルの制作をしてます。」
荒岡 「なるほど。」
さやかさん 「眼鏡って、装飾的な要素があるので、取り入れ方によって、色々な洋服のスタイルに合いますし、色々な顔立ちの方にも似合うものなじゃないですか。」
荒岡 「おっしゃる通りです。」
さやかさん 「それをブランドとして提案したくて。 フレッシュさみたいなものですよね。」
荒岡 「おお! 確かに! 今回のビジュアルもフレッシュさを感じました!! モデルの方もすごい可愛い方でしたよね!」
さやかさん「ありがとうございます! 今回のモデルの方は、サブカル好きの可愛い外国人の方で。 日本のアニメとかが好きで、中野で怪獣グッズとかを買ったりしているんですよ。」
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荒岡 「なんか、ちょっと、萌え感があっていいですね!!」
さやかさん 「いつも考えているんですが、megane and meのビジュアルでは、いわゆる超正統派の綺麗なモデルさんはあえて使用しないようにしてまして。」
荒岡 「それは、なぜですか?」
さやかさん「やっぱり、megane and meは、カルチャー的な要素を含んでいて。 ファッションマニアさ、偏愛さ、マイノリティーさ、サブカルなどを感じるように考えています。」
荒岡 「確かに。 さやかさんが作るものには、その要素をすごい感じますよね。 だから、魅きつけられるんでしょうね!!」
さやかさん 「ありがとうございます。 あの、眼鏡店は、男性スタッフの方が圧倒的に多いじゃないですか。」
荒岡 「そうですね。」
さやかさん 「なので、女性スタッフがいるお店ですと、レディースのスタイリングとして上手に眼鏡の提案ができるのですが、お店のスタッフさんの男女の比率を考えると現状は難しいかと思ってまして。 それでしたら、自分でイメージを発信した方がユーザーにダイレクトに届くかなと考えて制作しています。」
荒岡 「なるほど、そういう経緯があったんですね。 確かに、眼鏡店の現状を考えると、そうした方が早いかもしれないですね。 ただ megane and me は、女性に支持されているイメージが強くありますが、レディースのブランドというわけではないんですよね?」
さやかさん「そうです。 女性が掛けやすいアイテムは多いのですが、ユニセックスのブランドですね。」
荒岡 「結構、うちのお店にお越しになられる方で、男性でmegane and meをお掛けになって来店される方もいまして。」
さやかさん 「それは嬉しいですね。 男性ですと、定番のモデルで”GEO”というモデルがありまして、このモデルは男性にも人気があります。」
荒岡 「あっ、先日、うちのお店にお越しになられた方も”GEO”を掛けていました!」
さやかさん 「そうだったのですね! あと、少しデザインにボリュームがあるアイテムですと、”FELIX”、”GINA “、”EDIE”というモデルもあります。」
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上から”FELIX”、”GINA “、”EDIE”
荒岡 「内セルのタイプで、不規則な形だったり、多角形のレンズのデザインものですよね?」
さやかさん 「そうですね。 とくに”GINA “、”EDIE”などは、男性がシンプルなTシャツに合わせたり、冬であれば上質なニットウェアに合わせたりしたら、すごい素敵だと思うんですよね。」
荒岡 「ああ! それ! 確かに、洒落てますね!! 勉強になります!!」
さやかさん 「いえいえ、でも、やっぱり、デザイナーは、購入される方に直接お会いするわけではないので、お店の方の提案がすごい大事になると思うんでよね。 スタイリングの提案は、ファッションストアの方はすごい上手だと思うのですが、レンズのことまではなかなか難しいと思うので、眼鏡屋さんでスタイリングの提案までしてくれるところとかあったら、絶対行きますよね。」
荒岡 「いや~!! さやかさん!! もっとできるように精進いたします!!(笑)」
さやかさん 「たかし(荒岡)さんは、頑張ってると思いますよ!!(笑)」
荒岡 「ありがとうございます。(笑)」
さやかさん 「あっ!」
荒岡 「どうしましたか?」
さやかさん 「お花屋さんに行く前にこちらのお店によってもいいですか?」
荒岡 「あれ? こちらのお店って、オーガニックの自然派食材で有名な”ガイア”さんですよね? 代々木上原にもあるんですね。」
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さやかさん 「知ってますか?」
荒岡 「たまに買い物に行くんですけど。 僕は、お茶の水店の方が近いので、そちらに伺っています! 品揃えが良くて、すごい良いお店ですよね。」
さやかさん 「私は、お豆を買ったりすることが多くて。 あと、オーガニックワインも豊富に置いているので、ワインを飲む時はよく利用していますね。」
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荒岡 「やっぱり、代々木上原近辺って、なんか素敵な街ですね!」
さやかさん 「私は好きな街ですね。」
荒岡 「昔ながらのお豆腐屋さんもあり、美味しいカフェ、そして、オーガニックショップも。 この小さいエリアによく集まってますよね!」
さやかさん 「確かにそうかもしれないですね。」
荒岡 「さやかさん! 花屋さんも行くのが楽しみになってきました! 張り切って、向かいましょう~!」
中編につづく。
最後までご覧頂き、誠に有難うございます。
次回(中編)は、お花屋さんがある幡ヶ谷に向かいながら、さやかさんのデザイン観について詳しくお伺いしています。 ぜひお楽しみにしていてください。
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ハートモチーフの”CARRIE”
megane and me (メガネアンドミー)の紹介ページ
< 眼鏡とクラフトat RUTTEN_ >
昼の部 12時~19時(物販とカフェ)
夜の部 19時~21時30分(BAR クラフトレモンサワー)
住所 〒110-0005 東京都台東区上野 5-5-10 1F
TEL 03-6284-2675
定休日 月曜日
<URL> https://www.rutten-eyewear.com
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