信じたらその瞬間に自分は負けていた
今回は、僕がしくじり先生となって、僕のしくじり経験をお話したいと思います。
これを読んでいただいた方は、是非僕のようにはならないでいただきたいなと思います。
なお、今回の記事は特に女性の方は気分を悪くするような内容となっております。そのことを了承した上でお読み下さい。無理な方は、遠慮なくブラウザを閉じるかバックして下さい。
もうすぐバレンタインデーですね。毎年毎年、この時期はクリスマスと同様に、多くのカップルが浮かれる時期ではないでしょうか?
突然ですが昨年に、僕は自分の思いを綴ったnoteの記事を2つ書きました。
内容的に人を選ぶことは間違いありませんが、全て僕の本心です。噓偽りなく、僕の本心を隠さずに書いたつもりです。
そして今年に入ってからも、初詣で感じたことを書きました。
僕はずっと、最初に紹介した記事の出来事から、女性に対する気持ちが変化したと思っていました。
しかし、自分の記憶を辿っていく中で、それは間違っていたことに気がつきました。
もっとずっと昔から、僕の女性に対する見方は変わっていました。
その1 中学生の頃の出来事
僕は中学生の頃、ひとりの同級生の女子に恋愛感情を抱いていました。
ここでは仮に、Aとします。
そしてある日、思い切って自分の気持ちを伝えました。
「ごめんね、すぐには返事ができない。だから考えさせて」
Aからの返答は、そうでした。
今から思えば「断られたな」と判断してもいい返答だと思います。しかし、その時の僕は「考えさせてということは、もしかしたら…!」と淡い期待を抱いていました。
今から思うと、びっくりするくらい純朴でした。モテたことがなかったため、そう思ってしまったのかもしれません。
そして後日、Aから頂いた返事は「ごめんなさい」でした。
僕は少なからずショックでしたが、それを受け入れることができました。
「考えてもらった結果が、これだったんだ。残念だけど、仕方がないね」
失恋したことを受け止め、僕は自らの思いを断ち切りました。
しかし、それからしばらくした時でした。
「Aなら、少し前からBと付き合っているよ?」
僕はそれを、Aの友達から聞きました。ちなみにBとは、僕の友達です。
それだけでも驚いたのですが、さらに驚いたのは、Bと付き合い始めた時期でした。
なんと、僕がAに告白した時、すでにBと付き合っていたのです!
僕はAの言葉を思い出しました。
「ごめんね、すぐには返事ができない。だから考えさせて」
あの言葉を言ったあの時、すでにBと付き合っていた。
それなのに「考えさせて」とは、どういうことなのだろう?
今から思えば、付き合い始めたばかりで、迷いがあったのかもしれません。それでそんなことを、言ってしまったのかもしれません。
しかし、僕はこう思いました。
「二股しようとしていたってこと!? それとも、付き合っているBにちゃんと別れを告げないまま、僕に乗り換えようとしていたの!?」
Aは真面目で大人しく、成績も良い優等生タイプでした。
中学生同士なので、そんな真剣な気持ちで恋愛しているわけではなく、ただ単に「遊び」で恋愛していたのだと思います。実際、Bとの交際も中学を卒業したら、自然消滅した様子でした。
しかし、その時の僕は受け止めることができませんでした。それに、Aの返答次第では、僕とBの友情にヒビが入っていたかもしれません。
「もしかして…女性の言葉って、信用しちゃいけないのかな?」
「『考えさせて』という言葉を真に受けた時点で、僕はすでに下に見られていたのか?」
「女性って…信用してもいいものなのか…?」
僕の心の中には、そんな気持ちが生まれてしまいました。
この時、僕の女性に対する見方は変わってしまいました。
ちなみに、その後はAとも仲良くはしていましたが、Bと共に過ごしていたり、教室でBや友達が女子とイチャついている時は、1人教室の外で待つようになりました。一度だけ嫌になって、気づかれないように1人でこっそりと帰ったこともありました。
その2 大学生の頃にあった出来事
もう1つが、大学生の頃の出来事です。
当時、多くの学生と同じように、僕もサークルに入っていました。文化系のサークルだったこともあり、女子もそれなりにいました。サークルが使っている部室は居心地が良く、僕はよく入り浸っていました。
そして、サークルに加入してから数か月後。
僕は突然、ある先輩に呼び出されました。
なぜか人気のない場所に連れていかれ、開口一番でこう言われました。
「お前さ、女の子に手を出し過ぎ」
そう言われた僕の頭の中は「???」でした。
いきなりそう言われても、何が何だかさっぱりです。手を出していたなんて、まさに寝耳に水でした。
友達とするような会話をしたことはありましたが、手を出したことなんて一度もありません。ガチで。
その後、先輩から「部室に入り浸っているから、女の子たちが部室に行きづらいって相談があった」と告げられました。
それを聞いた僕は「そうか、それはなんとかしなくちゃいけないな」と先輩の言葉を信じて、立ち振る舞いに気を付けようと思いました。
しかし、後になってから「おかしいぞ…?」と思うようになりました。
問題行動を起こしたわけでもなく、ただ「そこにいた」だけなのに、なぜそんなことを言われなければならないのか、納得がいきませんでした。
今から思えば、いつも入り浸っていたので「新入生なのに当たり前のようにいて気に食わない」と思われていたのかもしれません。それで嘘も方便という形でそういうことを言ったのかもしれません。(仮にそうだとしても最低なことに変わりは無いですが)
仮に本当だったとしても、僕に直接苦情を言ってきたのなら、僕も「それは本当に申し訳ありませんでした」と応対はしていたと思います。
もちろん、場の空気を壊したり、人間関係をこじらせたくないという気持ちから先輩を通して伝える、という手段を選んだのだと思います。
ただ、この出来事で「女性は力のある立場の人間を使って、反撃できないような形で攻撃してくる卑怯なことを平然と行う」という印象を抱いてしまいました。
時が流れても変わらない
それから、僕は気になる女性が現れても、積極的にアプローチをしなくなったように思います。
もちろん、気になる女性が全くできなかったわけではありません。
高校と大学は共学でしたし、女友達はいました。
それに高校から大学卒業間近まで、ずっと一途に思い続けた女性が居ました(今から思えば、それで貴重な時間を無駄にしたと思います)。
フリーターになってからも、マクドナルドということもあって、同年代~年下の女子高生までいました。
なので女性との接点が全くないわけではなく、むしろ多かったといえるかもしれません。
しかし、女性にアプローチしようとすると、途端に中学生と大学生の時のことを思い出してしまいました。
「また、同じようなことになるんじゃないか…?」
「アプローチしたら、セクハラだとかキモイとか言われて問題になるんじゃないか?」
そう考えますと、声をかけることができなくなりました。
そして声をかけても失敗したことしかなく「やっぱり自分はダメだ」と再確認するようなことを繰り返しました。
ネガティブな情報を取り込んでしまう
さらに悪いことに、僕はネットで見た恋愛や女性に関する、様々なネガティブ情報を取り入れてしまいました。
以前のnoteにも書いた、次のようなものです。
「誠実で優しい男性はモテない」
「暴力的でDV気質のある男のほうがモテる。DV夫や彼氏から女性が離れていかなかったり、女が途切れないのがその理由」(←実際、不良やチャラい男の方がモテている事実をいくつも見てきた)
「一途だと思っているのは自分だけで、女性にとっては余裕が無いと認識され、気持ち悪い印象しか残らない」
「非モテな男に対して、女性はどこまでも無慈悲」
「浮気したorされた話」
「不倫の話」
「托卵やそれを正当化するような女性の発言」
「男が托卵された話」
「他の男に女を寝取られた話」
「非モテコミット」
「マッチングアプリは一部のモテる男が女を食い散らかすためのもので、それ以外の男は金を出すだけの存在」
そうして過ごしているうちに、恋愛や結婚だけでなく、女性に対するイメージまで悪くなってしまいました。
何度か「いや、現実はそうじゃないんだ!」と自分に言い聞かせ、ネガティブイメージを払拭しようとしました。
しかし、一度ついてしまったネガティブイメージは、払拭することはできませんでした。そして少しずつ、女性への信用は無くなっていき、ついにはゼロどころかマイナスになってしまいました。
女性と関わらなかったために、女性に対する良くないイメージが形作られてしまい、色眼鏡でしか見れなくなってしまいました。
色眼鏡というよりも、
年上のおばあさんやおばさま方、恋愛感情を抜きにした仕事では、そういったことはありません。
しかし、同年代や年下だったり、恋愛が絡んできそうな場面になりますと「信用したら負け」という気持ちが出て、どうしようもなくなりました。
こうして僕は「目標は独身貴族です!」と周囲に公言して憚らないようになりました。
自分を受け入れるまでに時間はかかりましたが、今はほぼ恋愛や結婚は諦め、自分のために時間とお金を使っています。元々、女性から好かれない存在だったため、もっと早くにこうするべきだったと思っています。
現在は、彼女について考えても「これまでモテてこなかったし、モテないのが当たり前だった。今さら努力してまで出会いたいとは思えないな…」と考えるようになりました。
「強がっているだけ」「彼女が居ない人生なんて半分損してる」「諦めると余計苦しくなるだけ」「誰だって彼女ぐらいできる」という意見を耳にすることもありますが、それらに対しても「ほーん、で?」という反応しかできなくなりました。
僕がこうなってしまった原因
僕はこのようになってしまいましたが、このnoteを読んでいる方は、そういう方ばかりではないと思います。
僕がこのような重度の「女性恐怖症」「女性不信」「恋愛不信」になってしまったのは、次のことが原因です。
・「こうだったのかもしれない」と自分の考えを変えることができなかった。
・女性と接しようと行動しなかった。
・ネガティブイメージを形成するような情報を取り込んでしまった。
・「女と男は理解し合えない」と諦めてしまった。
・女性を「信じる」ことができなかった。
僕はもうこの先の生涯、恋愛や結婚、そして女性に対して不信感を抱きながら生きていくことになると思います。
結婚や恋愛はもちろん、彼女と出会うことも無理でしょう。信用しているのは家族や親戚の他には、ごくわずかな範囲の女性だけになります。運命の人なんて、もちろんいるわけないと信じて疑いません。
もしも仮に「あなたのことが好きです」「そんな女性ばかりじゃありません、信じてください」と僕に好意を寄せる女性が現れたとしても、
「どうせこいつもどこかで裏切るに違いない。騙されんぞ」
「今までさんざん好きに遊んできて、自分のようなモテない男には見向きもしてこなかったくせに今さら近づいてくるとか、経済力を当てにしているだけだろ。人を舐めるのもいい加減にしろ」
と考えるでしょう。
しかし、このnoteを読んでいる方は、まだそうはなっていないと信じています。
是非、僕の出来事から、しくじりの回避法を見つけてほしいと思います!
まだ間に合う場所にいる!
一度でも強い不信感を抱いてしまったら、それを払拭することは困難です!
僕みたいにはならないでいただきたいです!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではっ!