言葉にしたときの「あれっ?」という違和感。
頭の中であれこれ考えている時間が好きだったりする。
楽しい妄想、悩みを解決するための方法、家族のことや仕事のこと。
ひとつのことをじっくりと考えているというよりは、いろんなことをぐるぐる考えている感じ。
考えている時間は好きだけど、しんどい時もある。
それは、自分ではどうにもならない出来事や取り越し苦労な考えがぐるぐるしている時。
ずーっと前に見た【脳内ポイズンベリー】の映画のように、脳内ではいろんなタイプの私がいて好き勝手に会話をしている。
いろんな声がしてくるような気がして、私の頭はおかしいのではないかと本気で心配していた時期があった。
ここ数年「頭で考えていることと心で感じていることが違うな」「あれっ?今言った言葉は違う気がする」という感覚になることが増えた。
それは誰かに話した時とか、こうして文章にしてみた時にふと感じる感覚。
そして「自分の本当の気持ちはどっちなんだろう。」とまたぐるぐる考える。
私の場合。
たぶん、心で感じているものより頭で考えているものの方が強く影響しているんじゃないかと思っている。
それは、自分の心の声に耳を傾けてこなかったせい。
いや。心でどう感じているかはわかっていたはずで・・・
でも、周りと衝突しないために・自分が嫌われないようにと他人に合わせることをしてきたから、自分が本当はどうしたいのか・本当はどう感じているのか、という心の声はわかっていても無視していたんだと自己分析しています。
以前は「心の声」「本当はどうしたい?どう思ってる?」という言葉に反応することもなかったくらい、私の気持ちは目の前にいる相手によってころころ変わることが普通のことになっていたように思います。
リラクゼーションサロンを始めたことで書き出したブログやSNS。
セラピストの交流会や講座などに参加すると、必ずある自己紹介や感想などの自己表現の場面。
文章を書いたり発言することが増えてきた今実感するのは、自分の本当の気持ちに気づくようになったということ。
心の声(本心)じゃない言葉には違和感を覚える。
違和感を覚える時って、大抵は良い人に思われたいとか良い事言うねと言われたいと思いながら発言しているんだよね。
私はそうは思っていないけど、相手はこう言って欲しいんだろうなと考えながら話す時も失敗する。
いろんな失敗を繰り返しながらだったけど、今はだいぶ素直に自己開示できてきてると思ってる。
こうして不特定多数の人に読まれるかもしれないSNSで自己開示するのは、私にとってはかなり勇気がいることだったから、みんなもやってみて!と軽々しくは言えない。
でも。
もし、たくさんたくさん考えてしまって、自分の本当の気持ち・心の声が分からなくなった時は、安心して話ができる人にあなたの言葉を聴いてもらってね。
相手の反応が気になる時は、紙に書いたり、スマホやパソコンにでもいいと思う。
まずは自分の中から言葉を吐き出して欲しい。
説明しようとか、わかってもらおうと思わなくてもいい。
始めはかっこつけちゃったり、いつも使う言葉じゃないかもしれない。
自分でも何言ってるのかわからなくなっちゃうかもしれない。
それでも、自分の中に溜め込んでしまった思いは時々吐き出してみて欲しい。
言葉にするのは面倒だなって思ったとしても、それでも話したり書いたりして自分の中から出してみると気づくことがあるはず。
もし、その中で違和感を覚えた言葉や文章を見つけたら、そこをちょっと深堀してみるといいと思う。
どうしてその部分に違和感を覚えたのかを。
そこに自分の本当の気持ち・心の声があるかもしれないから。
一緒に自分の心の声を大切にしていこう!