『幸せを呼ぶシンフォニー』





色とりどりのガラスに囲まれた塔の中。


僕の合図でガラスが割れ、


塔が壊れた。


ガラスの破片が目に刺さり


目の前が真っ暗になった。


よかった。


あの光景はあまりにも眩しすぎた。



僕にはこれが心地よい。


だが困ったな。


今どこにいるのかわからなくなった。


もう僕の世界に色は存在しない。




もう光は宿らない。

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