マーケティングソリューションの旧世代経験

1980年代日本ではバブル経済破綻の足音が始まり、様々な企業が倒産の憂き目に遭っていた。

バブル経済とは可処分所得の増大で、文化や投資に資金が回るも利用者の再利用購入が減って、商品在庫が嵩み、不良債権化して「抱えて破産する」の連鎖が製造者と利用者に同時多発した事。

私もDCブランドのマーケット展開をしたのちに必ず機能性をマーケットに問われる時が来ると経済学で学んでいたので、顧客群に環境変遷に対応した商品群が必要だと常に思っていた。

その頃に親交の合った人物から今では一般的に流通しているLED蛍光灯の販売ネットワークを作って欲しいと相談を受けた事があるが、製造拠点での再生産販売が可能かと聞いた事がある。
アメリカからの輸入品で有る為にロールコストが為替変化で変わるリスクを抱えていた点を分かってはいなかったのでお断りした。

マーケティングソリューションはマーケットを知ることと安定して継続して顧客群が購買してくれるかに掛かっている。

販売拠点と販売手法の多様化でITソリューションがトレンドとなっている現代。販売手法を見誤ると資金繰りに失敗する。
販売拠点を増やしすぎても、マーケット開拓部門が弱ければ(マーケット開拓手法を知らなければ)資金繰りに失敗する。

こう書くと経済学とは経営学も含めた統合学問とも言える。

私の学んだ大学には経済学科と経営学科が合って、資金繰りに付いてのノウハウを経営学で学んでいた人もいたが、どちらかと言うと個人経営者や銀行などミクロ経済学の分野だったようだ。

不良在庫の話を出したが、雇い止めやリストラは売る物が無いと解釈出来る。
130000人の社員を9000人リストラする話など、マーケティング無き経営企画部門が製造管理に関与した結果と感じる。学び無き学府で遊んでいた社員が烏合の衆の如く決定権を持てば、「やっちゃえ」なんて意味のない「ノリと勢い」のセールトークを展開すれば、当然の結果と思う。

コロナショックが起きた2020年の4半期決済でウミを出さなかったツケが4年経って表れた。

刮目してもらいたいものだ。

借金は日本政府に税金として負担を掛ける!

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