(2023/04/12/水)『埴輪船R(はにわふねレプリカ)』
この写真は先週の日曜日(2023/04/10/日)西都原古墳群に行った際に撮影した写真です。
撮影した写真を忘備録としてここに残して行きたいと思います。
本日の写真
重要文化財
埴輪船R(はにわふね レプリカ)
出土地:西都原170号墳(西都市)
年 代:5世紀前半
所 蔵:本館
こちらの写真は、昨日紹介した西都原170号墳で発掘された『埴輪子持家』と同時に発見された『埴輪船』です。
この作品の実物も、東京国立博物館が所蔵している様です。
その事は、この船と家の埴輪が出土した170墳前の案内看板にも記載されています。
現地は周囲に何もなく、とてもこの様な作品が出てくるとは思えないような低く平らな古墳※なのですが、この船や家の埴輪が造られた約1500前の当時は何か特別な場所だったのでしょうか。
(※こちらの170号墳は地元で『雑拳塚(せっしょうずか)』と呼ばれており、登ると良くない事が起こると言われている古墳の様です。)
晴れた日等は、周囲が開けているのでかなり気持ちが良い場所です。
感想
こちらの埴輪船の写真を誤って消してしまい、今回は写真が無いのですが、船の作りは昨日紹介した家形埴輪同様、かなり大きく写実的で非常に見応えのある作品になっています。
この作品で私が気になったのは、この船の横に表現されている突帯です。
私は船は詳しくないので良く判りませんが、デザインから、恐らくボートフェンダー(防舷材)の類かと思います。
ボートフェンダーだと言う事は判るのですが、この船側面に高く長く表現された線が、弥生時代や縄文時代の土器に表現された突帯と雰囲気が似てると個人的に感じました。
デザイン的な面ではこの土器の関連性は無いと思いますが、土器に細かな模様や造形を行おうとする物作りの精神や技術は、埴輪を作るようになる時代にまで受け継がれていたのではないかと、若干こじつけの様な気がしますが個人的はそう思っております。
又、上記の船のデザインも独特で面白いので、今後何らかの形で作品に取り入れて行きたいと思っております。
2023/04/11/1600~1723
最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。