2019年の振り返り#6 スタンフォード大学半端ない編
どうも、たかおです。
相変わらず2019年を振り返っております。
前回は、インターンで学んだことを書きました。
今回は、スタンフォード大学に感動した話を書きます。
現在地はここらへんです。
①スタートアップでインターン(昨年8月~1月)
②シリコンバレー滞在(2~4月)←ここ
③Panasonic@シリコンバレー でインターン(2~4月)
④テスラジャパンでインターン(8~11月)
⑤Rutenの創業にコミット(8月~現在)
スタンフォード大学はパロアルトにあります。
僕が住んでいたマウンテンビューから電車で15分くらいです。
スタンフォードといえば、
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン(Google)、ジェリー・ヤンとデビッド・ファイロ(Yahoo!)、ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカード(ヒューレット・パッカード)など、
数々の起業家たちが共同創業者と出会ってきた場であり、
挙げだしたらきりがないくらいたくさんの偉大な起業家を輩出してきた場であり、
成功を夢見るたくさんの優秀な人材が世界中から集まってくる場です。
そんなスタンフォード大学で僕が一番すごいと思った点は、、
とにかく建物が美しい!!!
そこ?と思われるかもしれませんが、これがほんとに美しかった!
僕はもともと日本庭園が大好きで、日本的な美しさみたいなのが好きでした。
西洋のなにがいいねん、みたいに思っていました。
でも、スタンフォードに行って、西洋建築の美しさに目覚めました。
ヨーロッパの世界遺産の教会みたいな建物が、広いキャンパスにたくさん。
この美しさに魅せられて、何度も何度も通いました。
夜も美しい!!
暇さえあれば、スタンフォードに行って写真を撮りまくっていた笑
スタンフォードに通う学生や、パナソニックの方や、スタンフォードの職員であるホストマザーに、スタンフォードで開かれるいくつかのイベントや授業を教えてもらい、参加しました。
僕は愛知県立瑞陵高校卒業なのですが、高校の大先輩に杉原千畝さんがいます。
第二次世界大戦中に、外交官としてユダヤ人に「命のビザ」を発給し、たくさんの命を救ったひとです。
スタンフォードのとある建物で開かれる、杉原千畝さんを偲ぶイベントに行ってみたことがありました。
ベイエリア近辺に住むユダヤの方がたくさん、それに日本領事の人も来てました。
中には、実際に杉原さんのおかげでホロコーストから逃げ、アメリカに逃亡し、今はたくさんの家族と生活している生存者の方や、
生存者の子孫の方々も来ていて。
杉原千畝さんはこんな人だったよね、みたいな話をしていました。
細かい英語はよくわからなかったけれど、
みんな「センポ(千畝)サンキュー!!」みたいなことを言ってて、
とても温かい雰囲気で
なんか勝手に胸が熱くなりました。
「僕はセンポと同じ学校通ってたんだよ」って言ったら
みんなめっちゃびっくりしてた。
戦争から70年以上経って、
もうご本人は亡くなっていて。
なのに、
こうして、異国の地で
定期的に偲ぶ会が開かれて、
こんなに尊敬されて、称賛されて、感謝されて、
「僕が今生きているのはセンポ スギハラのおかげだ」
って言われていて。
うまく言えないけれど、こういうことをしたいなって思いました。
戦争とか貧困とか
そういう人類の根源的な課題に立ち向かっている人は本当にかっこいい。
ユダヤの人たちは、子どものころに杉原千畝さんのことを教わるから、大人も子供もみんな彼のことを知っているんだそうです。
そんなこんなで、とても素敵な空間に偶然居合わせることができた幸せを嚙みしめたのでした。
大先輩をとても誇りに思えた一日でした。
他にも、
Stanford Technology Ventures Programというスタンフォードの起業家育成プログラムの授業を受けたり、
スタンフォードの学生とd.schoolをぐるぐるしながらデザインシンキングについて教えてもらったり、
音楽×エンジニアリングで有名なGe Wang先生の授業を聞いたりしました。
Ge Wang先生の授業はマジ超半端なくためになりました。
授業に感動しすぎて、PCにサインもらいました笑
先生に「テクノロジーで世界は良くなると思いますか?」って質問したら、
「それは、誰にも分らない。でも、テクノロジーの進歩は誰にも止められないよね。僕たちは、テクノロジーが世界を良くするように仕向けるしかないんだ。ぼくはそれを頑張っているんだよ」
って答えてくれた。
彼が今までに作ってきたプロダクトがそれを物語っていて、
だからこそ、なんか圧倒されました。
Ge Wang先生みたいに、自分の思想をプロダクトに落とし込める人になりたい、と思った。
スタンフォードに行って、全部すごすぎて、教育の格差って存在するんだなって思ってしまった笑
あと、友達がスタンフォードでアカペラサークルのファウンダーをしていたので、お邪魔させてもらったら、
ジャパニーズが来た!ってことで、日本の歌を歌ってくれることになり、
みんなで「残酷な天使のテーゼ」を歌ってくれました。
サークルのメンバーは日本語しゃべれない人がほとんどなのに、これがめっちゃ上手で。
まさかアメリカで日本の歌を歌ってもらうことになると思わなかったから、
超歓迎されてる感じがして、
めっちゃ感動しました。
ホストマザーがスタンフォードのビジネススクールで働いていたので、スタンフォードのエコシステムについていろいろ教えてもらいました。
授業料もめっちゃ高いんだけれど、
それよりも卒業生からの莫大な寄付で成り立っているらしい。
成功者が次のチャレンジャーを応援するPay It Forward(恩送り)という文化が根付いているから。
大物経営者が学生のビジネスアイデアにたくさんフィードバックやお金を出してくれる仕組みが出来上がっていて。
世界中に散っている卒業生(アルムナイ)のつながりは半端なく、世界中でアルムナイ同士のネットワーキングが行われるよう仕組みが作られているんだとか。
僕にとっては雲の上の存在だなー、と思いました。
こんな感じで、今回の振り返りは終了。
次回はUberに感動した話とか書こうかな。
すぐ書きます!
ではでは!
(↑グーグル創業当時に使われていたStorage Server。スタンフォードに置いてあった。こんな小さなところからスタートしているんだよねっていう当たり前なことを気づかせてくれる。)
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(続き)
あなたがサポートしてくれると、僕の怠惰な生活が少しだけ改善するかもしれません(保証はできませません)