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女の子は何歳になってもお姫様願望がある

残暑がまだまだ続いているおかげで忘れていたが今は9月。つまり来月末にはハロウィンが待ち構えている。この事実を街中のハロウィンの飾り付けを見て気づかされた。そして、同時にふと幼少期を思い出した。

あの頃の私は良くも悪くも悪意というものを知らなかったためか、注目の的になることに快感を覚えていた。その考えに基づく行動の一環としてハロウィンの時期になるとお姫様の衣装(ある年はバレリーナだったが)を好んで着用した。

当時の私はお姫様に身を扮することにより、自分はこの世の中の主人公であり、例え困難に襲われようとも最終的には素敵な王子様が迎えに来てくれる、といった夢物語に酔っていたに違いない。地球上に大勢いる人間のうちの1人にすぎないという現実を知らず。

正直街中やテーマパークにて可愛らしいドレスを着た女の子たちを見かけると度々羨ましくなる。大人の女性だって大好きな服を着て大好きなものに囲まれて過保護な王子様に甘やかされる日々を送りたいのだ。

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