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みんなはきっとこう思っている。

中原淳さんの書かれた、残業学を読んでいて、『多元的無知』という言葉を知った。

社会心理学の言葉で、「集団の多くの成員が、自ら集団規範を受け入れていないもかかわらず、他の成員のほとんどがその規範を受け入れていると信じている状態」と書かれていた。詳しくはこちら
イメージしやすいのは、裸の大様。

残業学の本に書いてあったのは、本当は残業したくない自分がいるんだけど、周りの人が残業している中、「一人帰るのは申し訳ないし残業しよう。」という思いをみんなが持っていて、結果みんなが残業するという選択になってませんか?もし、みんなが早く帰りたいと思っていることがわかっていれば、早く帰れたかもしれないのに。

違うかもしれないけれど、

●親戚などで集まるとき、子供がいるから、唐揚げが好きだろうと、毎回メニューは唐揚げになったけど、実は、子どもたちは唐揚げよりも煮魚とか和食が食べたかったとか。

●金曜日の夜に地域集まりが開催されて、金曜日の夜はなんとなく会議って感じじゃないけれど、やりくりして参加したら、出席者が多いのでということで、定例化して、みんな来ているならしょうがないと、日程の変更を申し出にくい状態になっているとか。

●チームで遅くまで残業した次の日、個人的な業務は無いので本当は休みたいけど、周りの人が休む様子も無いし、リーダー格の明らかに大変そうな人が帰らないから、我慢しようとか。

必要なのは、なに?

ピント来たのは、雑談と勇気。

隣の人と、自分が思っていることを話、相手が思っていることを聞くことで、自分が思っていることと同じことを周りの人も思っていたということが確認できて、自分だけではないみんなおかしいと思っているんだと思えるかも。

最初は、勇気がいる気がします。
だって、もしかしたら自分だけがそう思っているだけかもしれないのですから。
だって、自分がそう思っているって言うことを、知られたくないですから。
けど、あなたが思っているということは、だいたい誰かも思っているはず!!

残業の話だけど、

不必要な残業減るといいですね。一方、やる気みなぎる残業もたまにはやりたいです。

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