変化球『もちもち』を投げる世界唯一の投手・モーニング孝之
モーニング孝之は朝練を欠かさない。
広いグラウンドにぽつんと佇む人影。
時間は朝早すぎてPM20:00である
「努力に勝る自信はないと思っているので、誰よりも朝早くに来て、
誰よりも多く練習しています」
と孝之は話すが、
実は他の選手はAM11:00からおり、孝之も他の選手と同じ22:00に一緒に帰るため、
誰よりも練習時間が短いことに本人は気づいていない。
元々は父親の影響で大工になりたかった孝之。
そんな孝之が野球選手を目指すようになったのは、
父親の「タイツあったけえ~」という言葉だったという。
「ハッとしたんですよね、許されたっていうか。
肩の荷が下りた気がしました。」
モーニング孝之の下腹部には、
今でも「タイツあったけえ~」という刺青が彫られている。
孝之の必殺技は変化球『もちもち』である
かつて日本ジャンガリアンハムスターズの監督だった
劣ゴリラ内装(れっつごりらないそう)監督が
「手を離れてから、二回変化する魔球。あれは打てない」と称したように、
孝之が球を投げたあと、0.2秒後に餅を投げ、
相手のバットに当たった瞬間「餅つき大会」と判断され、
野球場での餅つき大会は禁止されているため、退場になるのである。
2081年にホームラン王を獲得し、孝之とチャンピオンシップ二回戦で実際に対戦した
模模模 田四保養(ももも だよんぽよん)は
「良い場面で退場させられたし、
1番~8番バッターまで全員退場になったから代走でお客さんが走っていたのはびっくりした」
と振り返っている
(なお、孝之のチームは負けている)
この変化球を命名したのは週刊辞書「わかりま千」編集者
ツアファイじじいである。
本人に真意を聞くために電話したが、話し中であった。
孝之にも真意を聞くために電話をしたが、話し中である。
孝之の母親は薬局をやっているため電話したが、話し中だった。
孝之の父親はコールセンターで働いているためさすがに電話してみたが、
話し中だった。
みんなおはなし好きである__________________