チャーハン落としの名手・頬場 詩織(ほほんば しおり)
「ド 桐谷美玲 XL!」
「違う!今のはド 瑛太Mだ!」
都内の某中華料理屋を訪れると、練習中の叫ぶような力強い声が厨房に響いていた。
”チャーハン落とし”
鍋の上にチャーハンを落とし、
その時に鳴った音程・俳優名・サイズを当てるという
きわめて繊細かつ高度な競技である。
常人には理解できないこの競技のトップに君臨し続けるのが、
頬場 詩織(ほほんば しおり)である。
頬場はチャーハン落としの世界大会である「綿鍋∞(わたなべよこはち)」の5大会連続優勝者。
前回大会の決勝では、500人中498人が「ファ 山田孝之 M」と答える中、
頬場ただ一人が「ファ 山田孝之 S」と答え優勝した。
会場でハリウッドスターのレオナルド・デカカプリコが興奮して腹太鼓したことも話題になった。
「私も最初Mかと思ったんですけど、作りが大きめだからSでもいいかなって」
と頬場は語る。
コーチの玩具璃王 高風(がんぐりお たかぷう)にも頬場の魅力について聞いてみた。
「彼女は誰よりも早く練習場に来ますし、それが当然だと思っている。プロのなかのプロですよ。
ただ、練習場の鍵は私が持っているので、結局いつも通りの時間に練習が始まります」
高風の目には固い信念が宿っているようだった。
きっちり寝るのである―――――――――
そんな高風に、どうやって頬場のような選手を育てたのか聞いてみた
「向上心のある選手は自然に能力値が登っていくので、あえて三つの課題を作って、谷を作るんです。
その谷はクリアできるかギリギリのラインのものですが、それこそがチャンス。
これを僕は『三谷好機(みたにこうき)」と呼んでいます」
そう言う高風の顔は、有頂天そのものだった―――――――
高風にはもうひとつの顔がある。「加速じじい」である。
「だいたい週末は加速じじいですね。一人のときもあるし、飲み屋でたまたま会った人と一緒に加速じじいすることもあります。
仲良い友人との飲みの場で紹介したり、オープンな関係のようですよ」
と週末関係者は語る。
全員夜の街に消えていった――――――――――
ワンマンまであと6日!!!!!
2023年2月5日(日)
「近道」開店記念公演
茶封筒 初単独ワンマンライブ
「茶華間〜チャカカーン〜」
開場17:00 開演17:30 THANK YOU SOLD
※当日券に関しては当日アナウンス致します
出演
茶封筒
2023年2月5日(日)1Fおてまえ
昼の部『お茶会』
トークショー
「まだゲストしか決まってない」
開場 13:30 開演 14:00 THANK YOU SOLD
※当日券はありません
出演
らすてぃー(茶封筒)
ティンカーベル初野
安宅伸明(daisansei)
AD再騰二三夫
同時開催 のりお食堂
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