なぜ
とても辛い目にあって、心に壁を作ってしまった人がいる。
そうなってしまった経緯を少しずつ話してくれた。
どうしても『なんで…』と思ってしまうけれど、その原因となったものや人について、いくら考えてみても、どうにもならないことが多い。
何故だろう、と思う。
何故、人をわざと傷つけたり、おとしめるようなことをするのだろう。
憤りとともに、虚しい。
目の前にいる人の心が、元の柔らかな心に戻れるように祈りつつ、寄り添っていく。
人の世に絶望しかけたけれど、夜空の星を見たら少し楽になった。
楽になった心で、そばにいれたらいいと思う。
わずかばかりの明るさにでもなれればいいと思う。