中日ドラゴンズはドラフト1位で誰を指名するのか
どうもこんにちは。
いよいよドラフトを明日、10月26日に控え、ドラフトのことで頭がいっぱいになり修士論文がてにつかない、 横浜国立大学中日ドラゴンズ応援サークル「竜の舞」代表のラスターです。
この一週間、野球経験無しの浅はかな考えではありますが中日ドラゴンズがどういうドラフトをするのか、どういうドラフトをして欲しいかについて考えていたので書いておきたいと思います。
長くなるので1位の予想とそれ以降の考察は記事を分けます。
さて、ドラフト1位は誰なのかという話なのですが、新聞各社は1位の最有力候補に高校生No.1右腕であり地元の星である中京大中京の高橋宏斗選手を挙げています。
それを踏まえ、今回のドラフトに望むにあたって、もっとも重要なポイントは2点あります。
1点目はチームが今年、シーズン終盤で2位につけていること。
2点目は大野雄大選手の去就です。
中日ドラゴンズというチームは過去7年にわたりBクラスに甘んじるという暗黒時代と呼ばれても仕方の無い結果でした。その結果、近年のドラフトの戦略はかなり将来を見据えたものとなっていました。2014年~15は社会人を多く獲っていたところから急転換、
16年は大学生4人と高校生2人
17年はなんと高卒社会人を1位指名して残りは全員高校生
18年と19年はそれぞれご存知、根尾選手と石川選手を1位指名しており、23位で即戦力投手を、下位でポテンシャルの高い高校生を獲得しています。
15年に獲得した福選手に木下選手や阿部選手、16年に獲得した柳選手、藤嶋選手、京田選手が主力となり
さらには中日が育てたと言って良いでしょう、ライデルマルティネス選手の大活躍によりチームは久しぶりのAクラスをほぼ手中に納めています。
その上で近年獲得した高卒の選手がどんどん力をつけており、2015年以降のドラフトの思惑はかなりうまく行っていると言って良さそうです。
では問題は実際に2位になった今どういうドラフトをするかです。2位と言っても首位の巨人と10ゲーム差。今年は外野にかなりの離脱者をかかえ、内野は鉄壁とはいえ打率が.270を越えている選手は大島選手と高橋選手のみ。得点力不足に苦しみました。
また、チームの絶対的エースとして無敵の勝ちパを成り立たせた大野雄大選手が今年FA権を取得しています。5年20億で足りるのかとの声さえも聞こえる大活躍を続けていますが、大野選手との話し合い次第でドラフトの戦略も変わっていそうです。大野選手が残留するとしても、左の先発がもう1枚居ると良いのではないかという話もあります。
先発事情を書くと
右の先発は福谷選手、勝野選手、柳選手、(梅津選手、岡野選手、清水選手)といる一方で左の先発が大野選手が圧倒的支柱となっているものの他は最近不安な松葉選手、笠原選手や小笠原選手は2軍で少し伸び悩んでいます。
以上を踏まえ、私は割りと最近まで1位で左の即戦力投手。2位(3位)で即戦力野手を取りに行くのだと思っていました。
一方で、中スポを始めとして各紙は今年の高校生No.1右腕、高橋宏斗選手を最有力候補として挙げています。
……本当でしょうか?
言いたいことは分かります。根尾選手、石川選手を指名したことからも中日ドラゴンズの地元選手へのこだわりは凄まじいものを感じます。高卒投手ではソフトバンクへ行ってしまった高橋純平投手も記憶に新しいです。
しかし中日は彼らに対して指名を明言していました。おそらく競合を避けるためだと思われますが、実際は多数の競合の末に根尾選手、石川選手をそれぞれ引き当てています。
しかし高橋選手に対してはその明言を行っていません。どういう意図があるのでしょうか。
私は、やっぱり早川選手に突っ込むと考えています。(逆張りクソオタク)(願望)
早川隆久選手は早稲田大学の大学No.1左腕、いや、今年のドラフト全選手のなかでNo.1ピッチャーと言われる選手です。
高橋宏斗選手は間違いなく良い選手です。しかし来期もし左の先発で10勝ちかくできる投手がいればリーグ優勝は大きく近づきます(ポジD)
フロントもある程度それは理解しているはずで、また、与田監督は最初から即戦力投手を欲しがっているらしく、高校の後輩(木更津総合)でもある早川投手に行く理由は十分です。
今まで高卒のスター候補を1位指名していたのはAクラスにすら入っておらず優勝争いができる戦力ではなかったためというのも大きいはずです。強くなければ、球団は話題性で稼ぐしかありません。 しかし今年は来年を明るく照らす躍進がありました。
また、躍進したと言っても今年の中日の戦いを見るに即戦力野手の補強はほぼ必須と見て良いでしょう。そうなると1位高校生投手の場合2位と3位の戦略がかなり狭まってしまいます。
こう考える一番の根拠は、やはり明言をしていないというのが不自然だと思えるためです。かなり濃厚とは言いながらも明言を避ける理由が分かりません。勿論他に理由があるかもしれませんが、高橋宏斗に行くと思わせておくことで他球団の指名を牽制し、外れ1位まで残しておくというような作戦なのかと思えてしまいます。
既に大野雄大投手との話し合いは進められているとは思いますが、万が一、年俸面などで物別れに終わってしまった場合も考える必要があります。
早川選手はどう転んでも来年のドラゴンズに必要な選手です。
勿論早川選手は何球団競合してもおかしくない選手ですので外すリスクがかなりありますが、外れ1位で地元の有力選手としてトヨタ自動車の栗林選手や高橋宏斗選手、即戦力左腕の法政大学鈴木選手そして即戦力野手として外野の五十幡選手や内野の元山選手、さらには今年は何人も居る即戦力右腕など、誰を指名しても良い形ができています。ピッチャーも野手も必要な今年だからこそ柔軟な外れ1位の指名ができるはずです。
因みに勿論高橋選手1位指名でも栗林選手1位指名でも獲得できたらめちゃ喜びます。