
もしかしたらこういう時間がヒュッゲなのかも
良い朝の時間を過ごした。
5月、日曜日の夜に旦那さんが趣味でやってる音楽のライブがあり、私も子どもを連れて聞きに行ったのだけれど、それが遠隔地だったので、ライブの日は宿泊することにして、翌月曜日会社は有給にしてゆっくり帰ることにしたことがあった。
宿泊場所はライブメンバーの人が予約してくれていて、行ってみたら、一軒家をそのまま貸している民泊みたいな場所だった。
間取りは1階にLDKと2階に2部屋。
私たち家族(旦那・私・子)と、ライブメンバーの人、その知人の人の大人4人子ども1人で、1つの家に泊まった。
打ち上げでご飯を食べた後、素泊まりでご飯もないので、コンビニで簡単にご飯を買って、宿泊する区家に帰って、疲れたのでみんな黙って急いでお風呂に入って片付けて、さっさと寝る。
そして翌朝。
身体が重く、でも昨日のライブの充実感に残る気分で目が覚めた。私が寝ていたリビングの横のダイニングを見ると、玄関の窓からの光が差し込んでいる。
横で一緒に寝ていた子ども同時に起きて、即元気いっぱいだ。
服を着替えて身支度をしたら旦那さんも起きてきて、お湯を沸かしてくれる。
紙コップにコンビニで買ったインスタントコーヒーをいれる。熱くてすぐ飲めなくてふうふうと冷ましながら飲む。
そうこうしてると他の人も起きてきて、みんなにも熱いコーヒーを入れて渡す。
昨日のことポツポツ話しながら、静かにコーヒーを飲み、朝ごはんを食べる。
話していると2階に広いバルコニーがあることがわかり、コーヒーを片手になんとなく行ってみる。
外に出ると空が青い!青空が広がっている。
川が日の光を反射してきらきら光っている。川は海へ続いている。もうすぐ夏がやってきそうだ。
一緒に2階に上がった子どもは部屋を探検し、大人たちに遊んでもらい、ニコニコしている。
よく晴れた気持ちいい青空の下で、子どもが遊ぶのを横目に見ながら、コーヒーを飲んでゆっくり過ごす。しかも今日は月曜日だけど会社は休みで、何をしてもいい。みんなでどこかへ遊んでもいい。

北欧で「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉かある。「居心地がいい空間」や「楽しい時間」、「温もりと心地よさで、そのために幸福や満足感を感じる状況」という意味だそうだ。
この日のこの朝みたいなこういう時間が、ヒュッゲみたいな感じなのかもしれない。
仕事もしなあかんけどなあ、私は仕事が好きで、つい熱中してしまい、のんびりゆったり家族以外の誰かとお話して過ごすことを疎かにしてしまうけど、こういう時間のほうが人生なのかも。

チェックアウト後はそれぞれ別れて、私は喫茶店に行った。
エシレバターのシンプルなクレープ、とても美味しかったです。