なんで立ってるだけ?
私が勤めているのは70名ほどの入居者がいる施設だが、日々の介護業務はタイムスケジュールでほぼ決まったルーティンで進んでいく。
その中で、予期せぬことが起こったり、ナースコール連打などがあると対応に追われる。
でも、普段の業務は何も難しいことはないと感じている。
例えば食堂での食事時間。
配膳、下膳、テーブル拭き、服薬など、一連の流れは決まっている。
服薬に関しては誰もができる仕事ではない。
介護職でもきちんと服薬指導を受けてからではないと、服薬介助ができないことになっている。
看護師と一緒に服薬介助に回ることが多いのだが、ある日服薬介助できる介護職員が私しかいないかった。
介護職員の人員は潤っているのに、服薬介助できるのが私だけ。。。
やばい看護師もいないじゃん。。。
「焦らず確実にミスなく服薬介助していくぞ」
と、自分を落ち着かせ、配膳やら下膳やらの業務を他の介護職員に任せて安心だと思っていた。
だがしかし。
ただ立っているだけの職員、職員同士で談笑しているやつもいる。
プチ(# ゚Д゚)
配膳されていない方もいれば、下膳されていないテーブルもある。
食堂へ案内してあげないといけない方も連れてきていない。
「ただ立ってないで歩き回って状況確認しろやー(# ゚Д゚)」
「談笑してないで下膳やらテーブル拭きやらしろやー(# ゚Д゚)」
と、心の中でブチギレ。
服薬介助に集中できなくなり、大きな声で指示出しをする。
「〇〇さんに配膳お願いします。」
「下膳してテーブル拭いてもらえますかー?」
騒がしい広い食堂で大きな声を出すって疲れる。。。
いやいやいや。
できることやろうぜ~
できないことやれって言ってないんだから、みんなで協力し合いながらうまく回そうぜぇ~
って思っていても空回り。
全員に周知してもらおうと、大きな声で指示を出しても誰も返事もしない
(# ゚Д゚)
え?!聞いてる?!
いや
聞いてんのか~?!
ってなる。
「〇〇さん、これをお願いします。」
名指しで伝えてやっと返事がくるレベル。
おいおいおい。
「それ私知らないんで」
みたいな雰囲気出ますけど~
ってなる(# ゚Д゚)
入居者さんが安心安全に暮らすには、私たち職員の連携が大切になってくるし、「それ知りません」じゃいけない。
知らないことを知ろうとしなければ、成長もできないし、責任逃れになる。
私もまだまだまだまだ未熟だが、私が指示を出さないといけない現状にうんざりする。
できることを率先してやる
できることを探す
何をするべきか周りに聞く
周りと連携を取る
みんなが同じ方向性を持って、円滑に業務を遂行していくにはどんな声掛けがいいか。
最近の私の悩みであり、改善していきたいこと。
ただ立っているだけの人も
「何をしていいのかわからなくて立っている」
「何もしたくないからただ立っている」
「立っているだけでも周りを見渡せていると思っている」
談笑している人も
「悩み相談していたのかもしれない」
「必要な業務連絡をしていたのかもしれない」
行動を深堀すればいろんな理由があるのかもしれないが、その時に何を優先すべきか、誰をフォローすべきか、自分は何ができるか。
常に考えて行動できる人と一緒に成長していきたい。
あとから看護師に聞いたら、「介護職員の人員が潤っていたから大丈夫だと思ったのよ。でも服薬介助のヘルプ出してくれたらよかったのに~」っていう話だった。
困った時には遠慮せずヘルプを出す。
私も学びがまた一つ増えた。
介護は楽しい。