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ひそかに



夏なので18きっぷの季節なので、鉄なので(笑)年齢的に鈍行乗り継ぎは体力気力ともキツイとわかっていたが駅近の実家に帰省したので朝早くから乗り鉄にGO

当初の予定と違うルートを辿ることにしたのはご愛嬌(笑)都市部から離れれば離れるほど本数は激減、一本乗り遅れor乗り間違えるとリカバリーが効かないのでポケット時刻表片手に何度も確認

ネットの時刻表も使っているが全体像が見えないと不安なのは昔からのクセ
やはりアナログに安心するのだ

老眼で小さい文字がかなり見にくくなってきている

乗ったことのない路線
気になりつつ、なかなか行けずにいた路線

びっくりするような本数
でもやはり時期が時期なので乗り鉄らしき人がいる

なので思うような席には簡単には座れず、仕方なく先頭に立っていた
結果、リアル電車でGO状態

ワンマンのディーゼルのフワンフワンした揺れは普段乗る電車とは全く違う乗り心地に驚きを隠せなかった

当たり前過ぎてこんなに違うものなのかと

車より遅いスピードで山間部を走る、綺麗な川の水、伸びた線路脇の雑草、何もない区間をひたすらゆっくりと走るローカル線

あぁすげーや
こんな所、走っとるんじゃ
この先、いつ廃線になるか分からない
だから噛みしめるように乗り鉄を満喫する女(笑)

途中、私の祖母の生誕地の駅も通過した
おばあちゃんに会いたい

思い出すとやさしい、やわらかい思い出ばかりで愛された記憶に涙が出る
お盆なので昨日お墓参りも済ませてきた

おばあちゃんはここで育ったんだね

亡くなった人に会うことは出来ない
出来ないのだ、どれだけ会いたくても

だから心で思うんだ
大切にしてもらったこと
幼かったころの自分

きっとおばあちゃんに通じる
思いは届くと信じて

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