見出し画像

【海外フルリモ人事】愉快なタイ人とのシェアハウス

こんにちは。
前回の記事では素敵なタイ人たちと出会い、そのシェアハウスに入居を決めるまでのお話をさせていただきました。

入居日の連絡と敷金の支払いを済ませ、素敵な家に引っ越せると浮かれて母親に連絡をしました。
ただ母親からは「そんな手頃な値段でそんな家に住めるなんておかしい、寝てる間に臓器でも取られるんじゃないか」とまで言ってきました。笑

内見の時はいい人だと思って疑いませんでしたし、こっちのシェアハウスなんて個人が借りている家に大半の人が口約束で契約して入居します。契約書なんてものは存在しません。

海外にいて感覚がバグってしまい当たり前と思っていましたが、日本に住んでいる人からすると当然ですが信じられない話なので、母親の一言で少し冷静になって考えたらめちゃくちゃ怖くなってきて震えていたのを覚えてます笑

内見の時の2人のあの笑顔が急に怖く思えてきました。

日本食大好きタイ人男性オーナー(ボート)とアイドル級の彼女(ペー)はすでに前回記事で登場しましたが、実は入居当日まで同じベッドルームになるもう1人のタイ人女性とは会っていませんでした。

どんな人かとソワソワしながら家に到着すると、まずはドランゴンボールの悟空Tシャツ(よくある悟と書いたオレンジのやつ)を着たボートと、全身にちびまる子柄がプリントされた服を着たペーがお出迎え。
初対面でのすき焼きクッキングといい、日本大好きカップルです笑

そして運よくルームメイトと会うことができました!
Oei(通称オイちゃん)です。
私の顔を見た瞬間温かな表情で迎えてくれました。

そのあとオイちゃんはすぐに仕事へ向かい、日中で荷解きをしながら帰りを待ちましたが、夜遅くになっても全く帰ってくる気配なし。
睡魔が勝ったのでベッドに入っていると、母親の臓器売られるぞという脅しを思い出し急に怖くなりました。

ガクガクしているとオイちゃん帰宅。笑顔で挨拶してくれました。

その後もキッチンと寝室を行き来していたオイちゃんですが、常に笑顔で接してくれ、部屋に入る時ノックしてくれたり、日本人?と思うほどの気遣い。
オイちゃんは私よりも少し年上で、なぜか母性を感じる彼女の笑顔でホッとしてそこからあっという間に眠りにつきました笑

そして翌日。
朝ボートに会うと、今週Camberwell Sunday Market(毎週日曜にやっている大きなフリーマーケット)にペーと一緒にいかない?と誘ってくれました!

まだ入居して数日なのに!嬉しい!!!

その前に住んでいた日本人だらけのシェアハウスは基本家にいても会話なし、一緒に遊ぶもなかったので(シンプルに住人と生活サイクル違いすぎた)めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えてます。

でもその嬉しさを表現する英語力の乏しさがすごくやるせなくて、もどかしかったのを覚えています。

入居して早速、マーケットに誘ってくれたタイ人カップルのボートとペー。
外国人の友達の中に日本人1人で飛び込む経験をあまりしたことがなかったので、会話続かなかったらどうしよう、退屈に思わせたら・・・と不安でいっぱい。

そして当日、電車に乗って向かうことになり緊張しつつ歩いていると、
ボートが一言
「来月末にペーと日本に行こうと思ってるんだけど、色々教えて!」と!

超絶ナイスパス!
これならつたない英語でもなんとか話せそう!

前回記事にも書きましたが、うちのタイ人はみんな日本が大好きで、中でもボートは日本のアニメや食べ物にめちゃくちゃ詳しい。
私の話を興味津々で聞いてくれました。

その中で日本食の話になり、ボートが
「日本のあれが好き!よく作るよ!DON!」

DON・・・?

よく聞くと、牛丼、親子丼などのDONを指していたようでした笑
確かに日本食って〜〜丼ってつくものが多い。言われるまで意識したことなかった。
DONってどういう意味?って聞かれたので、Bowlって意味だよ〜と答えました。

彼女のペーは、英語の「Yummy」「Tasty」的な意味の日本語がずっと「UMAMI」だと思っていたらしい笑
それは味の構成要素の名前で、正しくはオイシイだよと伝えたら恥ずかしそうにしていました。笑

こんなことを話していたらあっという間にマーケットも見終わり、近くに美味しいピザがあるらしいから行こうと。
留学生活って感じで楽しい〜!!!と浮かれ気味のわたし。

レストランで食事をしながら、ふと疑問に思っていたことを聞くことに。

私が入居したこのシェアハウスは今までタイ人だけしか住んでおらず、過去前例のない初の日本人入居者が私でした。

「人によっては同じ国の人だけで住むほうがいいという人もいるのに、なんで受け入れてくれたの?」と聞くと
日本人とシェアハウスしている友達が周りに数人いて、住みやすいと言っていたから的なことを言っていましたが、
多分理由は別になくて、日本を理解しているからこそ受け入れることに疑問を持たなかったような感じでした。

オイちゃんとペーは同じジェラートショップに勤めているらしく、
「ここに住んでいる限り一生アイスなんて買わなくていいから、私が全部持ってくるから」と、
私の好きなフレーバーのアイスを持ち帰ってきてくれたり、お店のペーストリーを持ち帰ってくれたり、仕事中のオイちゃんを見に行った時も毎回特大サイズのジェラートを無料でくれます。笑

この話に限りませんが、タイ人は本当に他人に優しく、尽くす分け合うということを当たり前にしてくれ、事あるごとに、口癖のように「It's OK! We can share」と言ってくれます。

ワーホリに来ている日本人とも、タイ人ってなんでみんなあんないい人なん!?って会話によくなります笑
かつ日本人と同じくらいかそれ以上の綺麗好きなので住むのもすごく快適。

だからかメルボルンではタイ人オーナーが日本人に向けて家を貸し出したりするパターンが結構多いです。

うちの同居人たちはよくタイ人友達とのパーティーに呼んでくれ、タイ人まみれの中に私1人という構図で遊んだりも何回かしていたのですが
その時、オイちゃん始めなぜみんななんでもシェアしてくれるのかという話題になったところ、小さい頃からタイではシェアする文化を教えられて育てられるんだとのこと。
なんて素敵な文化。さすが微笑みの国タイ。

結果何が言いたいかというと、タイ人最高だよねというだけの記事になってしまいましたが、少しでも呼んでくれる方がいる限り細々と更新していこうと思います。

また次の記事で!ありがとうございました。