不妊は予防できる?
予防できる不妊とできない不妊
予防の観点からすると、不妊症は予防できるもの、できないものに分けられます。
米国生殖医学会(ASRM)という学会が予防可能な要因をあげています。
これらは生活習慣因子と呼ばれるものなので、ある程度予防することができます。
①体重異常
体重については肥満でもやせ型でも悪影響になります。
排卵障害や卵子の質の低下につながると言われています。
肥満の場合は、脂肪による圧迫で卵巣への血流が悪くなります。
やせ型の場合は、慢性的な栄養不足で卵子の質が落ちてしまいます。
ダイエットのしすぎにも注意が必要ですね。
②喫煙習慣
たばこには数え切れないほどの化学物質が含まれています。
また、喫煙によって血流が悪くなります。
喫煙をしていると卵子の老化が5年くらい進んでしまうそうです!
男性の場合だと、精子の量や質も落ちてしまいます。
がんのリスクも高まりますし、たばこは本当に恐ろしいですね。
③性感染症
クラミジアや淋菌を代表とする性感染症です。
感染が原因で腹膜炎を起こすと、卵管周囲の癒着や卵管水腫、卵管閉鎖が残ってしまうことがあります。
卵管性の不妊といって、卵子が通れなくなってしまいます。
④加齢
年齢が高くなると、卵子や精子の質や数の低下が起こります。
僕自身も勉強するまでは、赤ちゃんはいつでもできるものだと思っていました。
学校の保健体育の授業では避妊については教えてくれますけど、赤ちゃんができやすい年齢など人生設計に関することは教えてもらえませんでした。
自分で勉強すれば良かったんですけど、学生のころにそこまで考えは及びませんでした。
人生設計は早めにたてたいですね。
自分の子どもに伝えたい
うちの子どもはまだ小さいですが、高校生くらいになったら家族でこういう話題も積極的にあげていきたいです。
生活習慣は改善できますし、人生設計についても早いうちから考えてもらうのはいろんな面でいいことです。
不妊は周囲に相談しづらいというのは身をもって実感してきました。
心の支えは本当に必要です。
ほんの少しでもいいので、身近な人の支えになりたいです。