麗しき女になって行く場所が一蘭でいいのか
昨日、仕事が休みだった。
休みの日はゆっくり過ごしたいが、今回は違う。「美しくなりたい」その願望を叶えるべく、朝から美の旅へと向かったのだ。旅とは言っても今回の予定は2件。美容室とまつ毛パーマである。
美容室に向かったのは朝の10時。今日私はセミロングだった髪をショート近くまでバッサリカットし、カラーもがっつりトーンを下げるつもりだ。
この店がとてもよく、初めて行ったのだが、自分の髪質も、似合うスタイルもわからない私に細かく丁寧にアドバイスをくれ、シャンプーも「いつまでやるんだろう」と思ってしまうぐらい丁寧に時間をかけてくれた。
温かい飲み物とちょっとした甘いお菓子も用意してくれたし、トークでは事あるごとにすごく褒めてくれる。
「縮毛かけてないんですか!?サラサラですね!」とか「綺麗に染まりましたね!お客様の髪質は艶が出やすいので素敵です!」とか。
ちょっと嬉しかった。割引クーポンくれたし。
2時間半ほどたっぷり時間をかけて美容室が終わり、次の予定であるまつ毛パーマのサロンへ。しかし予定時間よりも早く着いてしまい、周りに時間を潰せるような店もなかった。はて、どうしようか、という時に一本の電話。
「本日ラッシュリフト(まつ毛パーマのこと)で13時から予約してくださったと思うのですが、ひとつ前のお客様からキャンセルが入りましたのでいつでも来店いただければすぐ施術できます!」
月光「あ、今すぐ近くにいるんですぐ行きます!」
予定より30分ほど早くにできることになった。
まつ毛パーマ。ずっと気になっていたのでとても楽しみだったが施術中はずっと目を閉じていないといけないのでつい寝そうになり、気が付いたらあっという間に施術時間の50分が経っていた。
まつ毛クルックル、髪もつやつやのフワフワになり、意気揚々とお昼ご飯に向かった。その先は一蘭。
これだけ女子を極めて可愛くなったというのに食べるのは一蘭のラーメン。しかも替え玉もつけて。
ところであなたは一蘭でどのような頼み方をするだろうか。私はシンプルが好きなので半熟卵、きくらげ、海苔、オスカランの酢のどれかを気分で組み合わせている。たまに杏仁豆腐も頼む。
本来こってりしすぎた物は得意ではないので、濃さやこってり加減、にんにくの量は「基本」、唐辛子はちょっと辛くしたいのでお勧め量よりも一段階多い「基本」にする。
そして問題の麺の硬さだが、いつもは「基本」していた。しかしなんだか硬いって感じだなあ、といつも思っていた。なので今回は思い切って「やわめ」にしてみた。
とっても美味しかった。「やわめ」、最高。これからは誰に邪道と言われようと、豚骨と言えば硬い麺だと言われようと私は「やわめ」にする。
ちなみに一蘭の卵効果って凄くないですか?替え玉前に半分食べておくと本当に口の中をきれいさっぱりリセットできますよね。
一蘭で腹ごしらえし、快楽を味わったらそのあとは洋服やらアクセサリー、コスメやらを購入し、帰宅した。
こうして一日を振り返ると美容院、まつパ、ショッピングと女の子らしいスケジュールの中に一蘭がぶっこまれているのはなかなかの趣である。
しかし夜中におなかが痛くなったのはなんのせいだろう。一蘭、もしかしてお前だったのか?
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