『薄化粧の夏顔』(詩歌)、風琴の街、『フェイス)人と犬のはなし』作中作
七章、美緒から季節へ(美緒→季節)『薄化粧の夏顔』(詩歌)、風琴の街
ついに本当の顔を、見つける事のできなかった恋
大きな傷と等価値に得たものは、
私の恋唄(こいうた)の礎(いしずえ)となるもの
沢山の愛と沢山のすれ違いを
繰り返して、重ねて、
どれだけか長く深く、今も思うだけで、
過去の彼(カケル)の真実は分からない
本当の恋をした、薄化粧の夏顔
それだけで、良かった
未来であなた(直太)と出逢えたから、
そう想えるようになったのだから、
それで良かったんだ
今日から気持ちを再スタートする続き物(恋愛物語)は、
ちゃんと真実にしよう
折角、失敗をしたのに
失敗は成功の最短ルートなのに
悔やんでばかりの、過去の恋
今日から気持ちを再スタートする続き物(恋愛物語)は、
ちゃんと真実にしよう
もう私を創り出したくないよ
でも私のようになっても良いよ
私に似た幸せへの道を見つけ出したいなら
自分を低く設定しないで、暗い所に行かないで
自分だけが見える、自分だけが想える、
たった一人の相応(ふさわ)しい方と、
絶対に添い遂げて
この恋が勇気を与えるような、
生きる生命(せいめい)と成れ